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『「闇」へ』-アメリカ軍の拷問を追求するドキュメンタリー映画
Taxi to the Dark Side

この映画は、とあるアフガンのタクシーの運転手さんのケースを中心に、テロリストとして捕まった人たちに対するアメリカ軍の拷問を追求するドキュメンタリー映画です。

taxi to the dark side
Produced: 2007
Director: Alex Gibney
Writing Credits: Alex Gibney
このタクシーの運転手は、3人の客を乗せて都市から郊外にドライブしている途中にアフガンの軍に捕まり、アメリカ軍の基地を爆弾で襲った罪で、アメリカ軍に引き渡される。

そこではこうして捕まってきた人たちに対する拷問は当たり前のこととして行われており、例のアメリカの女兵士が素っ裸の男の人に犬の首輪をつけて引き回したりしている、あの辺の一連の写真が出てきます。この写真が公開されたときは、このアメリカ人兵士たちが面白がって一線を越えた風に報道されていたと思うのですが、この映画ではこれは上からの指示でやったらしい、と指摘されています。上というのは、チェイニーとかブッシュとかその位上のことです。

取り上げられているタクシー運転手の件に関わったアメリカ軍の尋問者たちのインタヴューがあって、ある尋問者の話では3日間話を聞いて「彼は潔白だ」と上官に言ったにも関わらず、「お前は甘い」と言い返されたとか。

要するにスピード違反の取締りと一緒で、今月何人捕まえた、と言うことが「成績」に繋がるので、捕まった人が無罪放免になると「ちゃんと仕事をしていない」と言うことになり、そこで拷問を用いてでも自白させるようなシステムになっていったようです。

ある容疑者は、911の20人目のパイロットになり得たという重要な人物で、この人からテロリストに関する話を引き出したかったのだけどなかなか口を割らず(か、本当に何も知らなかったのか)、「何も出てきません」という日々が続くと、上官がホワイトハウスに拷問にも誓い方法の承認をお願いし、それをチェイニーとかラムズフェルドとかが承認していたらしい。

この中には眠らせない、何十時間も立ったままでいさせる、などの方法が入っていて、国際法にもアメリカ合衆国の法律にも反しているのですが、それを指示する書面がすごく曖昧にしてあって、実際に行われたことが発覚すると、それを行った兵士の「誤解」として、兵士を除隊にするという汚いやり方で遂行されてきた、ということらしい。

先ほど言及した、タクシー運転手を尋問した兵士たちも皆、このタクシー運転手が死んでしまったことにより不名誉な除隊をさせられ、その後の職に困っていると言っていた人もいた。

・・・・なんかね、見ていて思ったのですけど、これって真実を言わせるためにしているのじゃなくて、テロリストに対する報復なんですよね。色々な心理学の専門家とか、元FBIの人とかもインタヴューされているのですが、みんな口を揃えて「真実を告白させるのに拷問はなんの役にも立たない」と言っています。痛い目に会うと人間は、痛みから逃れるために相手が聞きたいと思っていることを言う。本当のことかどうかなんてどうでもいい。

で、それを実際に行っている兵士たちは、自分たちが間違っていると思いながらも、上から正当化されて続ける。ある兵士は、「ここに捕らえている人たちは、ここから出たらテロに参加してアメリカ兵士を殺している人たちだから、事が落ち着くまではここに入れておかなければならない」と本当に信じているようで、正当な裁判とかで有罪となる前に、もうそういう風に決め付けている。

また、暴れたりする容疑者たちに対処するための体罰と言いますか、平たく言うと暴力は認められているんだけど、「それもだんだん快感になって来る」と一人の兵士が言っていた。

暴れる人をおとなしくさせるのに、膝を蹴る、と言うのがあるらしいんだけど、ツボに入るかなんかで結構効くので、すぐおとなしくなるらしいのですが、アフガンの人は痛かったりすると「アラー!!!」と、アラーの神の名前を叫ぶので、それが面白くて何度もやってしまった、という話もあった。実際、死んだタクシーの運転手は、膝がトラックに轢かれたくらいにダメージを受けていたのが検死で見つかった。

そもそも最初にこのタクシーの運転手さんが捕まったのは、本当にアメリカ軍の基地を爆弾で攻撃したアフガンのテロリストが、自分が捕まらないように無実のアフガン人をアメリカ軍に引き渡していたためらしい・・・・。なんだかいたたまれないことです。実際に拷問をしたアメリカ兵士たちも、淡々と語っている端々に

「睡眠を取らせてもらえなかった奴は・・・・一日で意味不明のことを言い始め、3日もするともう使い物にならなくなった・・・」

と語るときすごく辛そうにしていた。この人たちが悪くないとは言わないけど、今、全く違う環境で冷静に考えてみて、自分がとんでもないことをしたと気付いた時ってすごくトラウマなのだろうな。

この監督は、亡くなったおじいちゃんが昔ネイビーの尋問官で、ルールや法を無視したこうした現在の尋問のあり方に酷く憤っており、「この映画を作れ」と後押ししてくれたのだとか。しかしディスカバリー・チャンネルは権利を買い取って置きながら放送を見合わせたり、いろいろ物議を醸し出す内容のために余りプロモーションしてもらえなかったらしい。

・・・まあ、こういう問題はこの映画一本観て「そうだったのか!」と全てをわかったような気になっちゃいけないんですけど、私のようなあんぽんたんにこの問題は深刻なことなのだよ、と考える取っ掛かりにはいいかと思いました。この映画で示されていることがどんどんまかり通ってしまったら、正義とか真実なんて闇に葬られて、権力のある人たちがなんでもいいようにできる世の中になってしまう。

映画 「闇」へ アレックス・ギブニー
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考えさせられた映画 | コメント(0) | 【2009/03/02 08:21】
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『麦の穂をゆらす風』-なんという不条理・・・
The Wind That Shakes the Barley

この映画は、一人の普通の人が、自分の意思に反して戦争に巻き込まれていく様を良く表しているなと思いました。背景は1920年のアイルランド南部の町・コーク。キリアン・マーフィ演じるデミアンは青年医師で、ロンドンに上京して病院で働くことになっていた。近所の人にお別れを言っていると、突然イギリス人の兵士たちがどやどややってきて、青年たちを壁の前に並ばせ、名前と住所と職業を言え、と怒鳴り散らす。まだ17歳のMichael(綴りはこうなんだけど、「マイケル」って発音じゃなかった)が英語で名前を言うことを拒否し、ゲール語を使い通したために、イギリス兵たちに殴り殺される。

the wind that shakes the barley
dvd on amazon.com
Produced: 2006
Director: Ken Loach
Writing Credits: Paul Laverty
Cast:
Damien: Cillian Murphy
Teddy: Padraic Delaney
Dan: Liam Cunningham
Sinead: Orla Fitzgerald
Michaelの葬式で集まった青年たちは、デミアンに、ロンドンに行ってくれるな、もうイギリス人の横暴には耐えられない、独立戦争を起こすんだ、お前もIRAに参加して、俺たちと一緒に戦ってくれ、と言うが、デミアンはIRAでは規模が小さ過ぎて、イギリス軍に敵うわけがないと言って断る。

ロンドンへ行く汽車に乗るため駅へ行ったデミアンは、またもやイギリス兵たちの横暴を目にする。乗車拒否をされたイギリス兵が駅員さんに乱暴し、勇敢にも助けようとした運転士さんにも暴行を働く。これを見たデミアンはロンドン行きを止め、IRAに参加する宣誓をし、幼馴染みの青年たちとアイルランド独立のための兵士になることを誓う。

映画見てていやだなあ~と思ったのは、どこに行ってもイギリス兵に意地悪されることです。最初のシーンだって、別に普通に近所で幼馴染みたちとダベっていただけなのに、突然言いがかりつけられて、言うとおりにしないと「服を脱げ」と言われて、Michaelみたいに殺されたりする。デミアンがIRAに参加した後、Michaelの報復としてパブでイギリス兵4人を射殺するのですが、このときだって、パブでみんなのんびりくつろいでいるのにイギリス兵がどやどや入ってきていいがかりをつけてきたり嫌がらせをしたりする。

これって、今のイラクもこうなのかな、と思いながら見ていました。こういう戦争映画、私たちは時代劇として、過去に起こったこととして見てるわけですが、イラクではコレが今現在起こっているのかもしれない。アメリカが徴兵制度がないのに戦争を続けて行けるだけの兵隊を集められるのは、階級社会になっているからで、イラクに送り込まれる兵士たちは、貧乏な家庭から仕方なく来ている、教育水準の低い人たちばかりだと聞いています。それと、昔よりも精神的に不安定な人をはじく規定が緩くなっているとも聞いた。つまり、戦争における倫理をきちんと教育されていない人や、精神的に不安定な人も戦場に送られている。

今、アメリカや日本のような平和で秩序のある国々で戦争が起こっても、この映画にあるような非人道的なことなるとは考えづらいけども、実際イラクのように戦場になっている地域が2008年の現在でも存在するし、いくら戦争に置いての人権が法的に決まっていても、自分たちが接する一般の兵隊さんたちがそれをきちんと勉強して理解して、ぶっちゃけ従おうなんて思っているのかはわからないし、精神的に不安定な人だったら、戦争という緊迫した状況下で極端な行動に出ないとも限らない。この映画で描かれているようなことが、繰り返されないとはとても言えないんじゃないかと思う。

デミアンのような人間は、暴力とか人と争うということが苦手なんだと思う。なるべく争いは避けて、自分のしたいことをしたい、という。悪く言えば事なかれ主義なんだけど、良く言えば賢い。今の安定した社会だったら当たり前に存在する青年ですよね。学校に通ってきちんと勉強し、ほのぼのとしていいところだけど刺激も将来性もない田舎を出て、大都会でバリバリ働いて成功したい、という。デミアンのお兄さんのテディは、IRAの支部を指揮しているくらいなので、「目には目を」という理論で、暴力で押さえつけられたら暴力で返す、というのを肯定できる人なんだと思う。この二人を兄弟という設定にしたことでデミアンの性格がより強調されている。

デミアンとテディのどちらが正しいとか間違っているとかは言えないけど、デミアンのような人が不本意ながらも兵士になり、密告した幼馴染みを処刑しなければならない痛みを抱えてまで戦ったのにも関わらず、イギリスとの平和条約に対する意見が分かれ、兄弟であるテディと戦わなければならなくなってしまうという不条理・・・・・。

偶然にもこの映画を観た後、町山智宏さんのブログでIRAうんぬんの記事が上がってたりして、知ってるようで全然知らなかったIRAのことを多少勉強できたり、また戦争とは、平和とは、ということを考えたりできたので、いい映画だと思うのですが、余りにも希望がなさ過ぎる。全くユーモアもないし、希望もない。物語りも、だいたい筋的には読めてしまうので、途中少しうとうとしてしまいました。『硫黄島からの手紙』とか『プライベート・ライアン』とかは、不本意ながらも戦い続けた主人公たちが、何か尊厳とか崇高なものを最後に見つけることができた、というポジティヴな見方もできたんだけれども、『麦の穂をゆらす風』は最後まで不条理しか感じられず、本当にくらーい気分になってしまいます。アメリカ映画は戦争を美化し過ぎ!と言われてしまえばそれまでなんですが。

key Word
映画 麦の穂をゆらす風 ケン・ローチ キリアン・マーフィ ポードリック・ディレーニー リーアム・カニンガム オーラ・フィッツジェラルド
DVDで見た映画 | コメント(2) | 【2008/10/07 07:16】
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『マイティ・ハート/愛と絆』-夫を失った妻の回想録
A Mighty Heart

これは、パキスタンで誘拐され、首を切られて殺されたジャーナリスト、ダン・パールの奥さん、マリアンが書いた回想録を、アンジェリーナ・ジョリーの主演で映画化したものです。妊娠5ヶ月の時に夫が酷い殺され方をしたこの女性が不憫なので、余り辛いことは言いたくないのですが、非常に面白くない映画でした。

マイティ・ハート/愛と絆 スペシャル・コレクターズ・エディション
dvd on amazon.com
Produced: 2007
Director: Michael Winterbottom
Writing Credits: John Orloff, Mariane Pearl
Cast:
Danny Pearl: Dan Futterman
Mariane Pearl: Angelina Jolie
Asra: Archie Panjabi
ウィキで読んだんですけど、このマリアン・パールと言う人はキューバの血が入った人で、この人の役を白人であるアンジェリーナ・ジョリーが演じるのはおかしい、という批判があったらしいんですね。でも、マリアン本人が、「肌の色は関係ない、私とアンジェリーナは心が通じ合ったし、アンジェリーナに演じてもらって本望だ」というようなことを言っている。

このエピソードから私が想像したのは、アンジェリーナ・ジョリーがマリアンの著書を読んで感銘を受け、これを是非映画化したいと思った。マリアンは、アンジェリーナ・ジョリーが主演で映画化されれば、ネーム・ヴァリューがあるから、この問題をもっと世の中の人に知ってもらえる、と思ったのかもしれない。

実際DVDでは映画が始まる前に、このパール夫妻の友人でもあると言う女性ジャーナリストが出てきて、この映画が作られた目的は、ジャーナリストたちが大変な危険にさらされながら取材していること、また、報道する内容に関わらず、政治的に利用するためにテロリストに誘拐されたり、殺されたりすることが多いこと、そして、ジャーナリストこそが一般市民に今何が起こっているのかを伝えられる存在なので、こういう事実があるということを一般の人たちに知ってもらい、過酷な条件の下で取材しているジャーナリストたちを応援してもらうことだ、というような趣旨のことを言っていました。

映画で時事問題などに興味を持ってもらおう、という姿勢はすばらしいと思うのですが、この映画に関しては、アンジェリーナの名前だけに頼り過ぎて、映画のクオリティを追求してないんじゃないか、という印象を受けます。実話に基づいた映画でむちゃくちゃ面白い映画なんかたくさんありますよね。このお話も、行方不明になった人を探し出すという立派に面白いミステリーになりそうなんですけど、起こった出来事を時系列どおりに進めるフラットな展開、事実としてわかっていることしか描写せず、絶対誰も知らない部分を再構築しない想像力の欠如などが気になります。

特に後者、「絶対誰も知らない部分を再構築しない」というのは想像力の欠如よりも、ダンがどのように誘拐されて監禁されたか、という未知の部分を「想像したくない」んじゃないか、と思いました。そりゃそうですよね、自分の夫がどんな恐怖にさらされたか、どんな酷い目を受けたか、知りたくないという気持ちはわかります。でも、そういう「腫れ物にさわる」ようなストーリー展開が、この映画がインパクトに欠ける一番の要因じゃないかなと思いました。

まあ、誘拐されたダン・パールがどんな扱いを受け、どんな恐怖を味わったか、というのは、小心者の私だって知りたくないのですけど、こうしてわざわざ映画にする目的は、私のような平凡な人間が、傷つくのが怖いから見たくない真実をあえて見せることによって、該当する問題をもっと深く考えてもらおうとすることなのではないでしょうか?そうなのだとしたら、当事者が直視するのを避けている映画が私たち第三者に何かしらのインパクトを与えることなんてできるのかしら?

例えば『ミュンヘン』なんか、ものすごく痛かったですよね。これも、映画的にすごく面白いかと言われたら「イマイチ!」なんですけど、ヴァイオレンスはもちろんのこと、精神的に追い詰められて行くところも、痛いところを避けずにズバっと描きましたよね。

マイティ・ハート/愛と絆』は、残されてしまった妻、マリアン・パールの苦悩を描くことだけで十分だ、と思ったようなんですけど、それでは力及ばずという印象です。もう繋がっていないダンの携帯に「I love you」とテキスト・メッセージするマリアンには共感しましたけど、他のところでは彼女の痛みとか焦燥みたいなものが余りにも感じられないので、非常に退屈でした。ダンの死を伝えられた時マリアンが泣き叫ぶシーンなんか、観客が「見たくないなあ」と思うような感情的なシーンのはずなのですけど・・・・うーん。

私はアンジェリーナ・ジョリー嫌い!って公言しているので、アンジェの演技が下手、とか言うと「そりゃあんた嫌いだから」と言われちゃうと思うんですけど、このマリアンって人は、自分もジャーナリストであるせいか、冷静で気も強いみたいで、こんな状況で妊娠もしているのにがんばるんですね。それが最後がーっと崩れるのがこの、ダンの死を知るシーンで、製作者的にも「ここはアンジェの見せ場!」と思ったらしく、結構長いシーンなんですが。・・・・ほとんど傍観。全く感情移入しなかったなあ。いや、多分私が冷徹なビッチなだけ、ということもあり得ますし。

いや、でもマジに、それはダンが酷い目にあった、というのが実感としてわからないからじゃないかなあ、と思うんですよね。もし、ヴァイオレンスを使わないでこういう映画を作りたいと思ったんならそれもいいんですけど、それならそれで、何か他の表現方法で、ダンの状況や感情を観客に伝えないと、やっぱり待っている側のマリアンの感情だけじゃドラマ性が薄いと思うし、だから自己満足な映画に見えてしまうのではと思いました。

Related Article
■アンジェリーナ・ジョリーの出演作品一覧

key Word 映画 マイティ・ハート/愛と絆 マイケル・ウィンターボトム アンジェリーナ・ジョリー ダン・ファターマン アーチー・パンジャビ
DVDで見た映画 | コメント(4) | 【2008/09/28 22:35】
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『告発のとき』-ドキュメンタリー映画みたい
In the Valley of Elah

概要を書こうと思ったんですけど、なんかこの映画、趣旨が今一ピンと来ないので、allcinema.netから引用させていただきます。

in the valley of elah
dvd on amazon.com
Produced: 2007
Directed by: Paul Haggis
Writing Credits: Paul Haggis, Mark Boal
Cast:
Hank: Tommy Lee Jones
Emily: Charlize Theron
Joan: Susan Sarandon
Buchwald: Josh Brolin
"解説: 失踪(しっそう)したイラク帰還兵の息子を捜索する父親が、アメリカ軍が封印しようとする真実に迫っていくサスペンス・ドラマ。2003年に実際に起きた事件を基に、『クラッシュ』のポール・ハギスが映画化。あえてアメリカの闇に触れ、正義ために何をすべきかを描いた。主演のトミー・リー・ジョーンズをはじめ、シャーリーズ・セロンスーザン・サランドンの3人のオスカー俳優による、重厚な演技のアンサンブルも見どころ。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 退役軍人のハンク・ディアフィールド(トミー・リー・ジョーンズ)は、イラクから帰還してくるはずの息子マイク(ジョナサン・タッカー)が脱走したという知らせを受ける。息子を探すために現地へ向かい、地元警察のサンダース刑事(シャーリーズ・セロン)と捜索を開始。真実が明るみに出るとともに、ハンクは知らなかった息子の素顔を知ることに……。(シネマトゥデイ)"

ということなんですけど、まず、トミー・リー・ジョーンズシャーリーズ・セロンスーザン・サランドンが「重厚な演技のアンサンブル」どころか全く意味なかったですね。もちろんみなさん演技派には違いないんですが、「ハマリ役」とかそういうのではないんですね。特に失踪した兵士の母親役なんか、別にスーザン・サランドンじゃなくても、こういう映画で母親役しか演じない無名の女優さんで十分だったというか。トミー・リー・ジョーンズも、『ノーカントリー』の保安官役は、「やっぱこれはトミー・リー・ジョーンズだったから面白い!」と思えるのですが、この映画は別に無名の人でも・・・・・

(ネタバレしますのでご注意)

脱走兵の父親が知らなかった息子の素顔ってのは一体なんだったんだろう、と興味を惹かれたのがこの映画を観た動機だったのですが、Post-Traumatic Stress Disorder(心的外傷後ストレス障害)だた、と言うオチだったときは正直「なーんだ」と思ってしまいました。それ自体がどーでもいいことだと言ってるわけではなくて、そんなの大問題だと言うことはみんな知っていて、「アメリカの闇」でも何でもないし、ぶっちゃけ「正義のために何をすべきか」なんてことは全く描かれていません。そこが描かれていたら、すごい映画になったかもしれないんですけど、ただ起こったことを描写しているだけで、これなら元になった実話のドキュメンタリー観た方がずっと面白かっただろうなと思いました。

同じ戦争を背景にした映画で実話に基づいている点でも同じなのに、これの前に見た『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』はすっごい面白いと思ったのね。なぜかというと、『チャーリー』は、この物語の中で屈託なく、純粋に、正しいことをしようとしているチャーリー・ウィルソンと、彼がしたことが結局どうなってしまったかということを知って見ている私たちの視点がズレているからなのよ。それを言うなら、『キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!』もこの『告発のとき』よりずっと面白いと思う。これも、ウォーターゲート事件というそれこそアメリカだけではない、世界を揺るがすような事件が、実はあっぱらぱーのティーンエイジャーによって引き起こされていたという、いわば「ツイスト」が入っていたからなんだよね。

クラッシュ』もこの映画も、こういう「ツイスト」がないから、ドキュメンタリーみたいになっちゃうんだよ、ポール・ハギス!って全部コイツのせいにしようかと思ったら、この人『ミリオンダラー・ベイビー』とか『硫黄島からの手紙』とか素晴らしい映画の脚本書いている人なんだよね。やはり監督っていうのは、映画に及ばす影響が他のエレメントより大きいのだろうか。さっきも書いたけど、『クラッシュ』と『告発のとき』に「んじゃこの問題のために何をすべきか」ということが描いてあったら、両方ともすごい映画になったと思うんだよね。ただ、そうしたらものすごい賛否両論生んで、絶賛もされるけど批判もすごいと思うんだ。ポール・ハギスって人は、絶賛はされるけど大批判はされないという、ギリギリの線で社会問題を扱っているような感じがして、そこが日和見的で好きになれないんだよな。

でもま、色々考えはしましたので、悪い映画ではないと思います。というのは、脱走したマイクを探すお父さんのハンクも元軍人なのだけど、この人の時代には戦争による心的外傷後ストレス障害なんて余り問題にならなかったんじゃないのかな、と思ったの。まあ昔は、今よりもっともっと軍とか政府の「都合悪いことは隠蔽」ってのが激しかったのだと思うのだけど、それだけではないな、と思った。

劇中、やはりイラクから帰って来たばかりの兵士が飼い犬をバスタブに浸けて溺死させ、結局は自分の奥さんも殺してしまう、という話があって、それを見て思ったのですが、昔は、軍人のお父さんって言ったら、厳しくて当たり前だったわけじゃん。すぐ殴ったり、怒鳴ったりしても「まあ、軍人さんだし」みたいな。ところが今は、そういうの許されないじゃない。だからストレス溜まるんじゃないかと。もちろん、私だって奥さんや子供が殴られたり怒鳴られたりする家庭はイヤだけど、殺し殺されの戦士にもなり、家では優しいお父さんしろって言われても、人間にはキャパってものがありますし。いい人にならなくちゃいけない、というプレッシャーが、この心的外傷後ストレス障害ってのを増幅させているんだとしたら、まさに『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』のテーマになっていた塞翁が馬ですな。

最後に、さっき役者さんの話でシャーリーズ・セロンに触れませんでしたが、この人は男の世界である刑事部屋でセクハラに会いながらもがんばってハンクを助ける、という、モロ『スタンド・アップ』のタイプキャストでしたね。これも、もっと地味でブスな女優さんの方が真実味あったかとは思うのだけど。この人の小さな息子にハンクが原題にもある『Valley of Elah』の話を聞かせるシーンがあるんですけど、これも全く回収されてませんね。つか、ハンクは権力にチャレンジして真相を突き止めたのかもしれないけど、映画自体は何もチャレンジなんかしてないので。あ、そいで、シャーリーズ・セロンなんですけど、やっぱこの人いいね。女で「ファック」って言って様になる、数少ない女優さんの一人だなーと、つくづく思いました。

key Word
映画 告発のとき トミー・リー・ジョーンズ シャーリーズ・セロン スーザン・サランドン ジョシュ・ブローリン
映画感想 | コメント(8) | 【2008/06/01 00:38】
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『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』-誰も知らなかった隠密作戦
Charlie Wilson's War

しかし、トム・ハンクスって、貫禄付きましたよね。『ビッグ』とか演ってた人が、遊び人の国会議員なんか演じられるようになってしまったんだからなあ。でも、トム・ハンクスだから、遊び人だけどなんだかおおらかで愛すべきキャラである、このチャーリー・ウィルソンって人の人柄が表現できたのかもね。これがアレック・ボールドウィンだったら、単なるスケベ親爺になってしまうよ。

Charlie Wilson
dvd on amazon.com
Produced: 2007
Directed by: Mike Nichols
Writing Credits: Aaron Sorkin, George Crile
Cast:
Charlie Wilson: Tom Hanks
Joanne Herring: Julia Roberts
Gust Avrakotos: Philip Seymour Hoffman
Bonnie Back: Amy Adams
このチャーリー・ウィルソンって人は、「男はタイピングを学ぶことはできるが、おっぱいを持つことはできないからな」と言って、自分のオフィスに女ばっかり雇っている。しかもみんな可愛い。楽しそうでいいなと思ったけど、ボスの寵愛を独り占めしようと、ケンカなんかしないのかね?でもこの人は、非常に人扱いが上手いみたいで、こういうボスだったら自分が同僚とケンカなんかして困らせたくないなあなんて思って仲良くするかも。自分とこで働いてる女の子には手を付けてないようだし、頭がいいよね。

そんなチャーリー・ウィルソンがほのかに好きらしい、テキサスで6番目に金持ってる女、ジョアンをジュリア・ロバーツが演ってます。会ったその日にやっちゃうチャーリーとジョアンなのだが、その後ものすげー豪奢なジョアンのバスルームで、ジョアンが化粧をしているんだけど、ジュリア・ロバーツ、お前、顔の部品が一つ一つデカいな!そんな派手な顔しているのに、そんなマスカラ塗るなよ。しかも、マスカラで固まったまつげをほどくのに安全ピンを使うのが怖い。

この人は、こんな金持ってんだから、そうとうなお嬢様で育ったと思われるんだけど、なんでこんな政治とか詳しいのだろう?よだれ垂らしてぼーっとしてたって、生活して行けるんどろうにさ。それともやっぱ金持ちだと、政治家がらみになってくるから、逆に自然にそういう環境に放り出されるんだろうか。

で、この2人に絡む、やさぐれCIA、ガストにフィリップ・シーモア・ホフマン。これはいつものフィリップ・シーモア・ホフマンでしたね。なぜかこの人はいつもはぐれ者なんだなあ。この役も、なんか重要なプロジェクトから降ろされて、怒ってボスのところに怒鳴り込み、ボスのオフィスのガラスかち割っちゃう役どころで、デブでダサくて変わり者な上に

「俺の父親が駄菓子屋経営してるからか?!」

と育ちも悪いらしい。(お父さんは、ソーダ・ポップのセールスマンとかって言ってたと思うんだけど、それって私のイメージでは駄菓子屋かなと。違うかもしれませんが)。実際、80年代のCIAでは、家柄や出身大学がいい人が幅を利かせていて、そうじゃないガストみたいな人が干されてしまうという時代があったんだって。だからガストがオフィス中の人が注目している中、ボスにファック連発しガラスかち割って大股に去っていくとき、タイピストの女の人がサムズアップしたんだね。

DVDの特典で出演者のインタヴューがあったんだけど、誰一人として、このソビエト・ユニオン崩壊のきっかけを作ったチャーリー・ウィルソンという人の存在を知らなかったんだそうだ。フィリップ・シーモア・ホフマンは、「自分はそういうの、結構興味を持って読んだりするけど・・・・全然知らなかった」と。ソビエトに侵攻されたアフガニスタンを支援することは映画の中でCovert Warと呼ばれていて、要するにUSが関わっていることは内緒になってる、USにとっては隠密(Covert)な作戦だったのだ。

お金を調達し、武器のスペシャリストに会って支援に最適な武器は何かを調べたり、テキパキと仕事をこなすチャーリー・ウィルソンは「さすが国会議員」と思ったのだが、持ち前の屈託のなさで、お互い憎み合っているエジプトとパキスタンとアフガニスタンとイスラエル(だっけ?)を協力関係に持ってってしまうところが一番「へえええ~」と思ったね。こういうことが出来る人っていうのは、こういう一見なーんも考えてなさそうな、まあ裏表がない人なんだろうな。

で、当初5ミリオンだった支援金を1ビリオンまで引っ張り上げ、最新鋭の武器をアフガニスタンのレジスタンスに買ってあげて、その後ソビエトのヘリコプターが一機、また一機と落とされて行くところは不謹慎と知りつつ

「ハレルヤ~」

って感じだったね。この映画はロシアでは公開されなかったらしい。ネットで映画を見たロシアの人が、

「これはロシア人が血も涙もない殺人鬼のように描かれている」

と怒ったらしいけど、そりゃアフガニスタンの人たちにとか、惨状を目の当たりにしたチャーリー・ウィルソンにしてみればそうだったんだろうなあ。そういう他人の目から見た自分たちが醜いと感じるのがイヤ、という気持ちはわかるのだけど、映画ってのは劇中のキャラの視点をを反映するものだから、しょうがないよね。「これは違う!」と思うのなら、自分たちも自分の視点や意見を、積極的に発表して行くしかないよね。

最後、ソビエトがアフガニスタンから撤退していくのをCNNで観ながらお祝いしているとき、ガストがチャーリーに言う中国の話。これ、他の映画でも聞いた気がするのだが、『How Harry Became a Tree』だったかな?

「中国のある村で馬を捕まえた男がいた(だったよな)。村人たちは『ラッキーね~』と言ったが、男は『さあ、どうなるかな』と言った。

数日後、男の息子がこの馬から落ちて足の骨を折った。村人たちは『お気の毒に』と言った。男は『さあ、どうですかね』と言った。

数日後、戦争が始まり、村の若者は徴兵されて行ったが、男の息子は足が骨折してたために戦争に行かないで済んだ・・・・」

というような内容で、要するに、アフガニスタンの人たちを助けようとしたことが結局はオサマ・ビン・ラディンのようなテロリストを生み出すことに繋がった、ということを示唆しているのだな。

特典のDVDを観ると、チャーリー・ウィルソンて人は、このままではテロリストがアフガニスタンを牛耳るようになってしまう、と実際に予想して、映画にあるように色々がんばったけど、結果は現在のイラク戦争をみればわかるよね。私はこういうのめっさ弱いので、なんでUSが恨まれるようになったのかが今一ピンと来ないんだけど。

これを観て思ったのは、第二次世界大戦のあとアメリカが日本に入ってきて、日本人を洗脳した、と『ゴーマニズム宣言』で読んで「なんかムカつく!」とか思ってたけど、アフガニスタンみたいに放って置かれて、

「アメリカ憎し」

で育たなくて良かったのかな、と思った。ほいほい洗脳された日本人てバカ、とか思ったけど、人を憎んで生きるんだったら、ボケーっとバカやってた方がいいかなと。もし、チャーリーがアフガニスタンに学校を建てるお金を調達できたら、きっとその学校では

「アメリカは、私たちを救ってくれたいい国なんですよ。この学校も、アメリカが建ててくれたのよ」

と親米的なことを教えないわけないんだし、それこそさっきの中国の逸話じゃないけど、これでアフガニスタンが親米になっていたら、またそれはそれで違う問題を生み出して行ったかもしれないしね。こういうどうにでも転んでしまう可能性があって非常に難しいから、私って政治関係のことうっちゃってるんでしょうが。

でもま、あれですよね。予想が付かないからこそ、今最善と思われることを精一杯やって行くしかない、ってことね。

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■アタシなんかよりずっと的を得ている極楽三十路生活賛歌 Evolutionさんのレヴュー

key Word
映画 チャーリー・ウィルソンズ・ウォー マイク・ニコルズ トム・ハンクス ジュリア・ロバーツ フィリップ・シーモア・ホフマン エイミー・アダムス
見た映画の感想 | コメント(3) | 【2008/05/31 19:43】
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『ホテル・ルワンダ』-平和ボケしてる場合じゃないんですよ~!
Hotel Rwanda

20060130000405.jpg
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CAST & CREDITS
Produced
2004
Directed by
Terry George
Writing credits
Keir Pearson
Terry George
Cast
Paul: Don Cheadle
Oliver: Nick Nolte
Tatiana: Sophie Okonedo
Jack: Joaquin Phoenix
映画として面白いかと聞かれたら、「まあまあ」という印象です。物語の展開が平坦な印象を受けます。しかし製作者側は、事実に忠実に映画化しようとしているようなので、ある程度映画としての面白さはあきらめなければならないかと思います。逆に「見せる映画にしよう」と、実際に起こったことを誇張したり、ヒューマニティを前面に押し出してお涙頂戴的に作らなかったことは評価されるべきだと思います。特に、実際に起こった大虐殺は、レイプした女の人の胸や陰部を切り取ったり、クビをはねたりという陰惨なものだったらしいですが、そういうのを画像で見せなかったことに製作者側の誠意を感じました。

私はこの問題について全然知識がないので、映画から得た情報・印象でしかわかりませんが、この、民族同士の争いをする人たちの真意はなんなのかと、ずーっと考えていました。ブッシュみたいなアフォでも、小泉みたいな出来損ないでも、一国の長を殺しちゃうというのは、その後に起こる「無秩序」を考えたら恐ろしいことです。映画では、フツ族出身の大統領が暗殺されたあと、フツ族の過激派はツチ族の一掃を計る。人を殺し、家を焼き、物を壊し・・・この人たちは、何のためにこれをやっているのでしょうか?

昔、白人がアフリカにやってきて、アフリカの人々を奴隷として買っていたわけですが、なぜそんなことが起こったかというと、アフリカでは奴隷売買が当たり前のように行われていたからだそうです。アフリカでは民族同士が対立し、お互いにお互いの部族の人を捕まえて奴隷として売っていた訳で、そこへお金を持っている白人がやってきて奴隷を買おうというので、アフリカの奴隷商人は嬉々として白人と商売したそうです。このとき、アフリカの部族が対立してなくて、国としてまとまっていたら、白人の搾取は避けられたのではないかと言われています。

そう思うと、「国」として結束するということが、国際社会で生き抜いて行くためには物凄い大事なことなんだなと思えてきます。「国」という単位でまとまっていないと、発展しないばかりか、他国からもたやすく干渉を受けてしまう。映画のエンドロールのところで流れる歌を何気なく聴いていたら、「ユナイテッド・ステイツ、ユナイテッド・・・・アメリカがユナイト出来るのに、私達もできないか」というようなことを歌っていたのですが、本当に日本やアメリカが、物凄い数の人を取りまとめて「国」として機能しているというのは、スゴイことなんだと思えてきます。

それともうひとつ思ったのは、いざとなったらUNもヨーロッパの国も、アフリカ人同士の争いなんて興味がない。「それはあんた達がブラックだからだ。あんた達はニガーでさえないんだからな!」と怒る、UNのオリバー大佐が印象的だった。主人公であるホテルの副支配人も、今まで自分にはパワフルな白人達がバックについていると思っていたけど、結局、自分の身は自分で守らなければならないと気がつく。

これを観ていて、私は日本の自衛隊問題を考えてしまいました。いざとなったらアメリカは本当に日本を守ってくれるのかなと。経済的な損得勘定がなければ、北朝鮮と日本の戦争なんてアメリカにしてみれば、「黄色人種の問題」-このルワンダのフツ族とツチ族の争いとなんら変わらないのでは?

だからやっぱり自衛隊は、今の形のままではヤバイんじゃないでしょうか?映画の中でUNが、発砲を許されていないんですけど、その情けないことったらありませんでした。武器を持っているのに使っちゃいけない、そんな軍隊ありますか?日本の自衛隊だって似たようなものかとがっくりきました。そんな「いい子ちゃんごっこ」は、過激派やテロリストには通用しないんですよ。そして、そういう中で危険に晒されているのは実際に戦っている人たちなんですから、始末におえません。

最後に感じたのは、こういう無秩序の中で自分も他人も救えるのは、ホテル・ルワンダの副支配人・ポールのように、普段から人間同士のつながりを大事にしている人なんだなと思いました。たとえビジネス上での付き合いであろうとも、相手のワガママを聞いてあげたり、ニーズを満たしてあげようと努力してきたからこそ、このポールさんは危機一髪というときに頼れる人がいたわけです。私は結構一匹狼的なところがあり、人付き合いって面倒臭いと思ってしまうのですが、そういう生き方は結局、国家や資本主義の枠組みに守られているから出来るのであって、自分で自分の身を守らなければならなかったら、そんなの主義じゃあなくて単なるワガママなんだなあと強く反省。

この映画は、日本でなかなか公開されなくて、署名運動なんかしてやっと公開にこぎつけたと聞きました。そんなに熱心になった人たちが、この映画に何に感動してそういう運動をしたのか知らないのでなんともいえないけど、こういう映画に話題性を持たせて、みんなの関心を集めたのはいいことだと思いました。この大虐殺が起こったのがたった10年前くらいなのですから、ワタクシを始めとする普段たわけている人に「平和ボケしている場合じゃないんだよ」と誰かが言ってあげないといけませんからね。

チュチュが戦争とか、国家とかを考えた映画
■無秩序は恐ろしいと思わせてくれます『コールド・マウンテン』
■尊厳とは何かと考えました『プライベート・ライアン』
■政治や国際問題に無関心ではいかんと思いました『華氏911』
■自分の生まれた国を敬うことは大切なのではと思いました『ラスト・サムライ』

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映画 | コメント(12) | 【2006/01/30 01:20】
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