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チャールス・ブコウスキとの初めての出逢いは、アメリカに来たばっかりの頃、まだ英語もつたないと言うのに性格がバレて、「あんたきっとブコウスキ好きだよ、読んでみな」と言われ、辞書片手に読んだのですが、飲んだくれで、ボヘミアンなぶっ飛んだおっさんの話で、結構面白かった。意外に英語も簡単だったし。
氷屋さんでバイトしているときは、配達に行った先のバーで飲み始めちゃって、トラックに積んだ氷が全部溶けてクビ、とか、ピクルス工場で働いたときは、仕事が詰まんなくなるとバーに飲みに行っちゃってクビ、とか、どーしても真っ当な仕事が出来ない人です。 仕事が続かないんだから貧乏なわけで、住むところも基本的になく、人の車からタバコを盗んで吸うような生活をしながら、短編を書いては自分の好きな雑誌に投稿し続ける。バーで知り合った女とエッチし、なんとなく一緒に住むようになり、みたいなことを繰り返して行きます。 私がブコウスキの小説を読んだ印象では、この人は相当ぶっ飛んでいて、こういう生活をするのが好きなのかと思ってましたが、映画の中のチンナスキが、仕立てのいいスーツとか、高い葉巻、ヨーロッパ旅行、はたまたいい家を持つこと、なんかに憧憬があると知って驚いてしまいました。 小説を読むと、アル中で貧乏でハチャメチャな生活の描写がすごい可笑しくて、楽しんでいるとしか思えないんですけど、あれはシニカルな表現だったのだなあ、今、考えてみると。もう少し英語が出来たら、可笑しみの中にかいま見える悲哀みたいなものを読み取ることができたのでしょうか。 部分部分はコミカルなのですが、というか、仕事に飽きると飲みに行っちゃうような人の話が可笑しくないわけはないのですが、映画全体としてはマジメなスタンスで、書かないといられないチンナスキが、ライターを目指す下積み時代の苦労話で、特にクライマックスも何もなく、ぶっちゃけ面白くないです。 それにしても主役のマット・ディロン。この人って、『リトル・ダーリング』とか『マイ・ボディガード』に出てたんだよね。憶えてる人、いるかなあ。それがアル中の役をやるようになるとはねえ。時の流れは早いもんだ・・・。
Key Words 映画 酔いどれ詩人になるまえに チャールス・ブコウスキ マット・ディロン
| トラックバック(0) | コメント(0) | ブログ・レポ | 【2007/01/02 12:31】
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40 Year-Old Virgin
40歳にもなって童貞なのがなんでそんなにみんなの興味をそそるのかわかりませんが、映画の中でのステレオ・タイプが良く出来ていました。 アンディ(スティーブ・キャレル)は、40歳にもなって結婚もしていないし、アパート暮らしで、車も持っていない。大型電気店で、責任もステイタスもない仕事をしている。仕事には自転車で行き、アパートは所狭しとアクション・フィギュアやコミック・ブックが置いてあり、ビデオゲームをするためのイスがある。(このイスは、オフィスの社長のイスのように高級で、ビデオゲームのコントローラーがイスの一部になっている、すごいものです!) そしてある日、仕事場の仲間、デビッド(ポール・ラッド)、ジェイ(ロマニー・マルコ)、キャル(セス・ローゲン)から、カード・ゲームに誘われる。この席でデビッドたちは、今まで経験してきたエッチの中で一番すごかったのはなにか、とか、エゲツない話を始める。話がアンディに振られるが、未だエッチをしたことのないアンディは、作り話をし始める。 この作り話がいかにも、全然知らないことをかっこつけて語ってるって感じがして、すごく可笑しい!全て、なんかの映画でみんなが観たことある、いわゆる「淫乱」系の女の描写ばっかりで、聞いてるデビッドたちは、最初は「スゲー」とか言ってるんですが、アンディが「あのサンドバッグのようなおっぱいの手触り・・・」と言ったところで「サンドバッグ?!お前本当に乳に触ったことあんのかい?!」で、童貞であることがバレてしまう。
この後は、デビッドたちがそれぞれ、アンディにセックスさせようと色々助言したり、フッカーを雇ったり、ポルノビデオ・コレクションをプレゼントしたりします。 このポルノビデオのところも可笑しかった!アンディは「おれはマスターベーションするのもあんまり好きじゃないんだ」と言ってビデオはいらないとがんばるのですが、「まーまー」と押し切られてしまう。するといきなり場面は変わり、ライオネル・リッチーのムードたっぷりの「Hello」が流れる中、スローモーションでシルクのパジャマに着替えるアンディ。家中にキャンドルをともし、飾ってある家族の写真を裏返し、枕元にうやうやしくローションとティシューを置き、ベッドに入って、ビデオのリモコンをオン! そんなこんなしてるうちに、アンディに気になる女性、トリシュ(キャサリン・キーナー)が現れる。アンディは、急に自分の見てくれを気にするようになり、ジェイに相談すると、「その襟から見える胸毛が汚らしい」と言われ、ワックス脱毛しに行く。 このワックスのシーンは本当にやっていて、すげー痛そうなんですが、「メイキング」の中でも出演者一同から監督にいたるまでゲラゲラ笑ってやってました。それにしても、なんで毛って汚らしいのかしら?私はアメリカ人の男の人が、ウブそうな顔しているのに胸毛がもじゃもじゃ生えている、そのギャップが物凄いセクシーだと思うのですが、男のモデルとかって、みんな剃っちゃってますよね。 この後、アンディはめでたくトリシュと付き合うことになり、将来のことを真剣に考え始め、自分で電気屋を開きたいと思うのだけど、軍資金がない。そこで、アクション・フィギュアのコレクションを売ることにする・・・ ここで私は「ほほほんとに売っちゃうの?!」と思いましたよ。つい何週間しか知らない女との将来より、今まで40年かけたコレクションの方が大事でないかい? 私はこのアンディさん、あのままで充分幸せだったんじゃないかなあと思ってたんですよ。結婚してないから、お金は趣味に使い放題。車を持っていることをステイタスにしている人は多いけど、あんなもの「道具」ですからね、要らないなら持たないに越したことはない。仕事だって、別に好きでやってるわけじゃないんだったら地位や責任なんていらないし、生活していけるだけ稼げればいいんだもん。それに周りにいる、アンディにセックスをさせようと躍起になってる男の人達は、彼女や女房がいることでいつもトラブルや悩みが耐えない。 それを「セックスしたことがないなんておかしい」とか「彼女がいないなんて・・・」「いい年してビデオゲームやってるなんて・・・」と言いますが、幸せなんて人それぞれだと思うんだけどなあ。 とまあワタクシの意見はともかく、最後はもちろんアンディとトリシュがめでたく結ばれて終るのですが、そこでおサイケっぽい「アクエリアス」を、なぜかPV風に出演者全員で歌って踊って終るという破天荒さ。なんかわけわからんけどお茶目に可笑しい映画でした。[01/08/06]
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| トラックバック(1) | コメント(12) | ブログ・レポ | 【2006/07/25 03:38】
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