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究極のツェッペリン・エクスペリエンス!-Zoso
Zoso @ City Theatre, Detorit Michigan November 21st, 2009

ツェッペリンのトリビュート・バンドか~面白いのかなあ~、まー、ほかに何にもすることなかったら行くか!とか思っていたら、ニューヨークにエコー&ザ・バニーメンを観に行く!と言ってたDくんが、「エコバニ、中止になっちゃったよ~。ゾソ観に行こうよ!」と言ってきたので、重い腰を上げて行ってきました。

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もうセットが笑います
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遠目で見るとそっくり!
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プラント役(?)の人プラントよりいい男だった
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もちろん「弓」も出たわよ!
場所は、デトロイト・レッド・ウィングスの『ホッケー・タウン』、ヴェルヴェット・リヴォルヴァージョンジーを観たフィルモアの3軒先、ジャック・ホワイトのシークレット・ギグを観たマジック・スティックからは斜め向かいのところで、ここの地下にあるシティシアターというところなのですが、ホッケー「タウン」なのに「シティ」シアターとはこれいかに、なんて笑点みたいなこと考えながら入って行くと、小さい映画館みたいな全席指定のハコ。コメディとか演劇とか見せるようなところで、ちょっと予想外。

でもって、客が・・・。Dくんは以前、ツェッペリンのファンって、ホワイト・トラッシュの、だっさい服装でオーバー・ウェイトの人が多い、って言ってて、「うっそだよ~」って言ってたんだけど、今夜、Dくんが正しかったことが証明されてしまいました。私は背中にまさにゾソ・マークの刺青しょってるんで、見せびらかしてやろう!と思ってタンクトップを着てきたのだが、このオーディエンスに褒められても・・・・って感じ。

もう、なんつーか、一人も気合入った人がいない。若い人もいるんだけど、可愛くもカッコいくもなければ、服装とか髪型とか特に気にしてないっつーか、そのさりげなさがカッコいいって言うんでもなく、本当に失礼ですが、

だっせえなおまいら!

としか言えない・・・。

でもDくんて人懐っこいっていうか、Dくん側の隣に座ってた30キロくらいオーバーウェイトの、60才くらいのおじさんと話し始めて、

「ねえねえ、ちゅーちゃん、このおじさん、本物のツェッペリン観た事あるんだってよ!」

なんてアタシに振ってきやがった。で、「へー。何年ですか?」って訊いたら、

「74年だったな・・・・なんとかはんとかシアターで・・・(ここでDくんが「ああ!あそこはビートルズも演奏したんですよね!」とか合いの手を入れる・・・・ストーンズだったかな?ディランだったかも)」

おっさん、すっげー酔っ払ってるし。開場は8時半だけど、事前に電話したらバンドは9時まで出てこないよ、と言われたので、9時に着いたんだけど、おっさんはきっと8時半にきてずーっと飲んでたんだろうなあ・・・。

しかし、こんな小さいハコで、もう9時回っているのに余り入ってない。やっぱだっさいバンドなのかなあ。バックグラウンドにかかってる曲が、MSGの『Armed and Ready』で、

「あ!この曲コピーしたことある!あんた知らないでしょ?」ってDくんに言ったら、やっぱ知らない。アメ人に全く知名度ないんだよね~MSGって!

「マイケル・シェンカーだよ!」って言ったらやっと、「名前聞いたことあるなあ・・・」だって。

とかやってたら、メンバーが『Bron-Yr-Aur』をバックに登場。おもむろに楽器をセットし、始めた曲が『Rock'n'Roll』!!ツェッペリンのマネなんて、超ハズすか、せいぜい「ああ、がんばってるなあ」って笑うか位かと思ってたら、この人たち、ほんまモンのバカだ~!ギターの人の衣装が、『永遠の詩』のときのドラゴン・ベルボトムの完全復元で、ドラムの人も、映画のときのボンゾの、長髪にきらきらした鉢巻、黒いTシャツ!!これは、『永遠の詩』の完コピを、音だけでなく見た目もやっちゃうというバンドなのだな?!

でもねえ、ドラムの人なんて、音もそっくりだし、ギターの人のアクションも演奏もモロ『永遠の詩』の完コピなんだよ。あのペイジのよろめき加減から、ピッキングがピキピキ言うところまで、そっくり。ほっぺた膨らますところまで似てんの!!

こういうバンドで一番評価が辛いのは、やっぱりボーカルですよね。フロントマンですからね。ボーカルがこの曲をスタジオ・バージョンで歌ってたのが気に入らなかったなあ。アタシがコレ演ってたときは、ライブ・バージョンで歌ったぜ!って自慢にならんけど。でもライブバージョンの方がユルユルでカッコいいんだよ。

ベースの人は、肩にたまねぎが付いた不思議なジャケットも着てないし、おかっぱ頭のカツラもつけてない。普通のシャツにジーンズだし、ものすごい長髪で、ジョンジーと全くイメージ違う。ベースはヴィジュアル的には無視だけど、実は一番カッコいい、ってところも元祖と一緒だった。

曲は、『Rock'n'Roll』のあと『Black Dog』だったかなあ、でその後ななんと『The Rover』!!この曲、私もツェッペリンのコピーバンド演ってるときに演ったことあるので、すっごい感動。でその後の『The Ocean』もコピーしてたので、2曲立て続けにノスタルジーに浸ってしまいました。

この辺までは、ボーカルが、プラントが映画で見せるステージ・アクションをそのままそっくりにやるんだけど、自分の素のアクションじゃないからなんとなく決まらないなあとか、イマイチと思ってたんだけど、この後に演った『Since I've Been Loving You』が実は彼の十八番らしい。

歌もそっくりなんだけど、立ち位置とか、あの片足突っ張るところとか、マイクにほえるしぐさとか、あんた映画何百回も観たでしょ?!って感じ。そんで良く観てみると、コイツの穿いてるベルボトムの質感が、映画のプラントのジーパンそっくりで、「一体どこで・・・・作ったのか?!」って言いたくなるような。上はいかにもプラントが着そうなデレデレシャツで、そこからのぞく胴が、太ってはないけど締まってるって感じじゃないお腹に、腹毛がちょびちょびっと生えたところまで似てる。

で、ギターの人の十八番は『Dazed and Confused』らしく、この人はそれまでもめちゃくちゃ似てたんだけど、これがまたすごいんだよ。私はギタリストじゃないからわからないけど、本人が何弾いてんだかわかってんのかな~みたいな早弾きを、完全にコピーするって、どんなもんかねと思う。つかさ、多分ペイジなんて始終ラリってたんだろうし、ラリって弾いたソロとか、素面で一音一音コピーすんだもんなあ。だってこの人、「ペイジみたいに弾く」とかそういうレベルじゃないんだもん。そのまま弾いてるの!

で、こっちも映画観てるから、ペイジのチキン・ダンスとか「ここでやる!」っていうところでタイムリーにやられたりすると、すっごい盛り上がるわけよ。

『モビー・ディック』も演ったわよ。ちゃんとドラム・ソロ付きで。またこれが音がそっくりでさ~。ちゃんと手で叩くのもやったし、ボンゾがリズムに合わせて口をパクパクするところまでマネしてた(笑)。あ!あと、アコースティックのところ(何演ったか忘れた)でドラムセットから離れたとき、ズボンが白でさ!ボンゾ、映画でも本当に白はいてて、「なんであんなださい白はいてんだよ!」って思ってたから超笑った!

この人たち、いったいいくつなんだろう、って思ったんだけど、どう見ても30代かなあと思ってウェッブサイト見たら、もう14年も演ってるんだって。本物のバカだ。アクションとか服装まで真似すると、とかくギャグになりがちだけど、完コピで音もタイミングもここまでパーフェクトにやられると、最初は笑っちゃうんだけど、最後はマジで「すっげえなあ~」って思っちゃって、客である私も、映画の中でパーカーのフッドかぶって顔の前で両手合わせてニコニコしながら観ている女の子みたいになってしまった。

ライブの後、メンバーが出てきてファンの人としゃべったり、写真撮ったりしてて、Dくんが、「写真撮る?」って訊いてきたんだけど、アタシって照れ屋だから「いや、いい」ってそのまま帰ってきちゃった。写真撮れば良かったかな~。

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音楽 ロック ツェッペリン ゾソ 
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70年代英国ロック | コメント(0) | 【2009/11/24 07:53】
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ゼム・クルックド・ヴァルチャーズ - こんな日がこようとは・・・・
Them Crooked Vultures @ the Fillmore Detorit, Michigan October 8th, 2009

Tehm Crooked Vulture


今年、有給が異常にあまってて、年内に取りきれないと思い、お誕生日(10月5日)の前に一週間ほど休んで、6日の火曜日に会社に来てみたら、映画/音楽友達のSさんが朝一にすっ飛んできて、

「どこ行ってたんだよぉ~~!!!すげえバンドが来るから教えようと思ってたのに!」

・・・この人いい人なんだけど、この人が言う「すごいバンド」ってな~・・・・

「誰が来るの?」

「デイヴ・グロールと・・・・・」

・・・・うーん。ニルヴァーナはまだしも、フーファイはあんまり聴いたことないしなあ。PVで三つ編みやってる時点で萎えたし。

「クィーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョッシュ・オムと・・・」

ストーン・ヘンジ?スパイナル・タップか?!知らねー。

「・・・・と、ジョン・ポール・ジョーンズ!!」

「え」

ここで10秒くらい思いっきり空白に。

「いつ?!」

「あさって」

マジかよ~。それから2時間くらい、仕事もしないでネットでチケット購入に奮闘。一緒に行ってくれる人もなく、面倒くさいデトロイトまで車で行ってきました。

なぜかライブって、行くまでは面倒くさくて面倒くさくて、思い腰が上がらない。フィルモアは、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの時にひでえ目に会った記憶があるハコなので、今回は2階席でゆっくり座って観ることにした。曲知らないし、目当てはジョンジーだけだもん。

でもすごい後悔した。モッシュ・ピットで2時間立ちっ放しもイヤだけど、ピットにいたら1メートルくらいのところで観れたなあ・・・・。ああ、ジョンジーの生プレイを、この目で観る日がこようとは・・・・。

まあ見た目は老けたけど、弾いてる御姿のカッコ良さはハンパじゃない!!!!それにやっぱこの人の独特のオカズとか、どんな曲で聴いても、それが「ちょろ」っと入っただけで脳内モルヒネがどくどく出まくる!曲は、クィーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのファンのジェニーによると、「かなりストーン・エイジしてる」ってことなんだけど、アタシは

「あ!ツェッペリンが聴こえる!!!」

とかなり萌えたので、スーパーグループといえども、昔の栄光に浴してツアーで金稼ごうとか姑息な考えじゃなくて、かなり時間かけてリハして、それぞれのサウンドを融合させた、真摯なバンドだと思った。だってモロツェッペリンとかそー言うんでなく、まあ今風の、グランジ以降のオルタネティヴの重々しい重厚なサウンドの曲なんだけど、ツェッペリンぽさが垣間見えていたり、コラボレーションと言う言葉がピッタリなバンドだ。

それにボーナスだったのは、デイヴ・グロールがドラムだったこと。私はニルバーナ、なんたってこの人のドラムが大好きだったのだ。これを観られる日がこようとは。しかもジョンジーとのカップリングで。長生きするものだ。

ストーン・エイジの子も、全然知らないけど、なかなか良かった。最初はボーカル弱いと思ったけど、後半に行くに従って「この人、すごい歌えるじゃん」って感じになってきた。

でも、かなり露骨にジョンジーをフィーチャーしてましたけどね。普通、ボーカルってど真ん中にいるものだけど、右側にかなり寄って、ドラムを叩くデイヴ・グロールが見えるようになってて、ジョンジーは左側にいるんだけど、ステージ中央寄り。で、ギターの人なんか、右側のかなり隅に追いやられてた。アレだったらもう素直にジョンジーとグロールを真ん中に置いて、ボーカル右、ギター左に置けば良かったのに、と思った。

メンバー紹介も、まず「ドラムス、デイヴ・グロール」、ギターが誰、自分は誰、で、一息置いて、

「・・・・・・ジョン・ポール・ジョーンズ」

って。「ベースは」とかわざわざ言わないし、もーなんつの、「わかってんだろ!」みたいなさ。

2階席はさすがに「このトシになってモッシュしたくありません」という、年配の人が多かった。若い女の子が一人いて、その子は周りの人に「立ちましょう!」とか行ってるんだけど、1階に行けよ、ウザってーな!係員にも「座ってください」とか言われてた。あと、30後半くらいの5人連れの男たち。ビール飲んで、はしゃぎ過ぎ。見た目とか、態度とか、どー見ても

「ああ~昔は良く、こうしてライブで大騒ぎしたよなあ。懐かしいなあ」

みたいのがミエミエでみっともね~。格好とか見ても、いかにもがんばってソレ風にしているというか、音楽とか別に特別好きじゃなくて、「若かった頃みたいに振舞いたい」だけの理由だったら、ジョン・ポール・ジョーンズじゃない人のライブに行ってくれ!

あと、私の周りにいた人たちは一体何しに来たのだろう?しょっちゅうビール買いに行っては席を立つ。そのたびに私も立たされる。そんなビール飲むなっ!アタシの前にいたおっさんなんか、どー見ても50がらみなんだけど、連れてる女が20代にしか見えない。援交かよ!で、この女がウザい。あのうるさい音楽の中で、身体思いっきり男の方に向けて、ぺらぺらぺらぺらしゃべってる!ジョンジーの素晴らしいオルガンソロで、スポットライトまで当たってるのに、見てないし聴いてない!

「で、どうぉ、今のところ?いいショウ?」

ってお前!まさに今が見せ場なんだよ!ステージを見てみなさい。明らかに音楽わかんねーなこの女。しかも男の方はいい年して、携帯でステージの写真を撮っては友達に送っている。この人たち、自分の観ているものがなんだかわかってんのかね?ジョン・ポール・ジョーンズですよ!!

ああ~やっぱモッシュ・ピットにすれば良かった。ジョンジーを見れる機会なんてもう2度とやって来ないだろうなあ。やっぱりレイジーになっちゃいかん。いつまでも立ち見でOKな体力をつけよう。さらに精進します。

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■超萌えまくってます!!!レッド・ツェッペリンDVD Disc 1

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音楽 Them Crooked Vultures ジョン・ポール・ジョーンズ デイヴ・グロール クィーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ
ライヴレポ・感想 | コメント(6) | 【2009/10/18 01:04】
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ジャック・ホワイトのデトロイトお忍びライブ
Jack White Secret Gig @ Magic Stick, Michigan June 12th, 2009

映画評論家の町山智浩さんがデトロイトを訪問なさいまして、「なんか、デトロイト・ロックの発祥の地、みたいな小屋とか行ってみたい」ということだったので、我が社の音楽博士Pくんが

ジャック・ホワイトがマジック・スティックでお忍びギグをやるらしい」というタイムリーな情報を仕入れてきた。シークレットなのだけど、既にブログに書いたバカがいたらしく、ジャック・ホワイトが出てくるのは12AM頃だけど、6PM頃から並んでれば入れるかもしれないとのこと。

こういうお忍びギグには必ずご招待リストがあって、それで200人も来たら、あと一般の人は並んでも入れるかわからない。かったりーな~。でも町山さんも「まあ、列がどのくらいか見て、入れそうなら・・・・」ということで同意、行くことになった。

マジック・スティックは、デトロイトから出てきた有名なバンドは、必ずここでギグを演っているはず、というくらい大手のライブ・ハウスらしい。私がデトにギグを観に行かないのは、市内に車を止めて置くと、強盗に会うんじゃないかと気が気でないからなのだが(特にこぎれいなトヨタとか乗ってると!)、ここはきちんとしたパーキングがあって安心した。

「ジャック・ホワイト出るの?」

と駐車場の人に聞くと

「ああ、今さっき来たよ」

とのことで、よしよしよしよし!

正面に回ると、ほんの少しだけ人が入り口にたむろしているが、並んでるという感じはない。ここって、ライブ・ハウス、レストラン、バー、ボーリング場、ピザ屋が一つのビルに入っていて、そのビルをマジェスティック・シアターと呼んでいるらしい。中は全部繋がっていて、この人たちが本当にライブのためにならんでいるのかどうかも不明。誰かに訊こうかと思っていたら、町山さんから「遅れます」との電話。

一人で並んでるのもつまんないしな~と思いマジェスティック・カフェのバルコニー席に座らしてもらう。すっごいいい天気で、調子に乗ってビールコクコク飲んでしまう。ああ、うめえ。

町山さんから「もう市内に入りました!」という電話を貰ったところで店を出て、さっきの列に並ぶ。後ろにならんでる兄ちゃんがタバコ吸っていて、ホームレスが貰いにくる。にーちゃん快く上げているので、私ももらっちゃ悪いな、と思い、

「一本売ってくれる?」って言ったら、

「売る?!そんな水臭いこというなよ!やるよ!」ってなんかすごいいい人。

この人もそうだけど、マジェスティック・カフェのウェイトレスも、マジック・スティックのバーのにいちゃんとかも、みんなすごい気さくで働き者で、いい人ばっかりだった。全然気取ったところがなくって。遅くなってから食べたピザもめちゃ旨かったし。普通、ライブハウスの食べ物なんて旨くないもんなんだけど、すっげえおいしかった。

それに、ボーリング場も、バーもカフェもピザ屋もみんな繋がっているので、メインのバンドが出てくるまで色んなことして遊んでいることが出来てなかなか楽しい。お気に入りのバンドが出てくるのを待っている間、ずーっと一つのところにいなくちゃならないと、退屈なんだよねー。ここは、ライブやるステージがあるフロアにもビリヤードがあったし、外にデッキもあって、出てるバンドが趣味じゃなくても、デトに遊びに来た人を連れて行くにはいいところかも!

前座らしきバンドが演ってる間、ピザ食ってて、戻ってきたところで2個目のバンド。

Jack White Drum
ドラムを叩くジャックくん
Jack White Guitar
ギターを弾くジャックくん
Jack Wite Band 2
最後挨拶するメンバー
Jack White Band
みんな平然とすごいカメラ持ってきているので、「俺も一眼レフ持ってくればよかったー!」と町山さんが後悔していた。
「これにジャック・ホワイトいるんですかね?」

「ああ、あのギター?」

「いや、ジャック・ホワイトってあんなに大きくないでしょう」

「えー、結構太ってませんでしたっけ?!」

「そういえば、『コールドマウンテン』ではすごかったですもんねえ」

となんかシッツレーな会話をしている私と町山さん。しかしジャック・ホワイトらしき人が見当たらないので、「多分、あとで、ゲストとして出てくるんじゃないの?」と予測。

音楽は、おサイケというか、といっても全く華やかでなく、暗い、重ーいロック。ボーカルが女なんだけど、プラントとかあの辺の、シャウト/ブルース系な感じで、渋いっちゃ渋いのだが、なんか大騒ぎするほどのバンドじゃねーな、とぼーっと観ていた。

するとまた段々タバコ吸いたくなってきた。見ると目の前にいる小太りなおっさんが吸っている。

「すいませ~ん、一本もらっていい?」

というとまた快くくれて、

「ねえ、ジャック・ホワイトっていつ出てくるの?」

って訊いたら、

「ドラムたたいてるのがそうだよ」

「マジ?!」

なんか、ステージ暗くて全然わからなかった。町山さんに言ったら、やっぱり「えー!!そうなの」って。

3,4曲も演奏した後、ジャック・ホワイトがギター抱えて出てくる。ドラムはベースの人が担当、ギター弾いてた人はキーボードを演奏し始める。

このライブの翌週、会社でPくんに聞いたところでは、このバンドはジャック・ホワイトが長年やりたがってたプロジェクトなんだって。私的にはふーん、って感じでしたが、町山さんはボーカルのお姉さんを気に入ってらっしゃいました。

町山さんも指摘していたけど、この手のアーティストのライブにも関わらず、すっげえ格好の人とかいなくて、やっぱりシークレット・ギグだったせいかしら。町山さんは私がタバコもらってたおっさんが、レコード会社の人だか、なんか業界の人だったんじゃないのって言ってたけど、言われてみればそうかもしれない。ゲスト・リストに載ってた人だったのかもね。

ブログに書かれた割には人も少なく、フロアの3分の2くらいしか埋まってなかったもんなあ。いずれにしろ、入るまで苦労して入って、中でもギュウギュウ、なんてギグはこの年になって見たくないし、町山さんとゆっくり話が出来るくらいの感じで、良く考えてみると、ジャック・ホワイトって結構有名なんだよな。あんな雰囲気で観れたのは、めっけもんだったかも。

でも帰り、ハイウェイに乗るまでデトロイトの市内を走らなきゃならなかったのですけど、デトってハイウェイの入り口が辺鄙なところにあったりして、怖いのよ。で、昔働いていたダウンタウンの銀行のそばの入り口だったらわかりやすいなあ、とそっちへ走っていったら。

なんと渋滞に巻き込まれ。

周りの車、みんな黒人の若い子たちが4人も5人も相乗りしてて、もちろんラップガンガンかけて、渋滞して進まないもんだから、車から出てきて歩き回ったり踊ったり・・・・。一通3車線で、真ん中の車線にトラップされて、こえええよ~!!

隣の車からは「Hey, baby」とか言われちゃうし、「ロック!ロック!ドアをロックしなきゃ!」と心の中はオタオタしているんだけど、表情には怖がっているって見せないでシカトし続ける。でももう2AMだし、向こうも出来上がってるから、結構しつこい。「早く動いてくれ~」と心の中で懇願していたら、段々車が流れてきて、ハイウェイに乗ってからはずっきゅーんと飛ばして帰って来ました。やっぱデトに一人で行くのは怖い。けど、一人でこんなこと出来るようになったんだなあ、とちょっと誇らしくもなったりして。

ライヴレポ・感想 | コメント(2) | 【2009/06/16 23:14】
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ジェーンズ・アディクション-トリだったんだ!
Jane's Addiction with NIN and Street Sweeper Social Club @ DTE Energy Music Theatre, Michigan May 31st, 2009

いつものことなんですが、今回も「あーかったりい~野外かよ~行きたくねーなーさみぃだろうなあ夜何着て行ったらいいかわかんないよ~」と文句タラタラで行って来ました。

・・・って、ジャーニーの時も書きましたが、今回もまさに同じ心境。土曜日に友達のBBQでしこたま飲んで疲れてるしー(二日酔いはしてない)だいたい、この会場、すっげー遠いんだよ!しかもなぜかハイウェイを使わない道順で、普通の住宅街とかを通り抜けて行くので、道一本迷ったら本当に100%どこ走ってるのかわからなくなるのですごい神経使うし。その上今回は、道路工事で迂回させられて、

Jane's Addiction
今のJA。ベースとドラムがすっげー老けたけど、ナヴァロとフェレルは今でもかっこいい
NIN
これだぜ、トレント・レズナー。わかんないでしょう?!
JA & NIN
ダメ押しでJAとNINのツーショット。これレズナーって信じられない。あんな可愛かったのに!!!
「ああもう間に合わない。NINなんか観てもしょうがないし。Jane's Addictionには間に合わない」

とちょっとふてくされ気味。でも、すっごいいいお天気で、緑も青々としていて、本当に目が覚めるようなキレイな緑でさー、

「いいや、ドライブだと思えば」

ってリラックスしだしたら、楽しくなってきて、着いてみたらなんのことはない、パーフェクトな時間に着いた。

一番最初の前座は、Street Sweeper Social Clubというバンドで、ボーカルの人が黒人のロックバンド。「なんだ、JAの前にも前座あったのか。慌てて来る必要なかったな」とか思いながら、絶対食べようと思っていたカシューナッツのハネー・ローストを買いに行く。昨日しこたま飲んだからビールはいいや。でもナッツ食ってなかったからなー最近。

で、芝生席に座ってぼりぼりと食べ出す。おいしい!!バンドよりカシューナッツだ!うーん幸せ。って感じで全然聞いてなかったのだけど、3曲目くらいがめっちゃRage Against the Machine してて「おっ」

かっこいいじゃん!

ギターの人もかなりレイジっぽいソロやってて、ちょっといいな、と思った。そしたらMCで、

「僕たちは、音楽を通してネットワークを作り、ホームレス等を救う運動をしています、なんちゃらかんちゃら」

と、そーいう人たちらしい。この辺もレイジの影響?かと思いつつ。

芝生席は結構余裕があって、邪魔くさいヤツもいないし、なかなか快適だ。客を見ていると、やっぱこのメンツだから、モトリーの客とはまたちょっと違って、パンク系の人が多い。一人、黒革のキャミソールにチェックのミニスカート、ブーツというモロの格好をしているねーちゃんが来たんだけど・・・・。悲しいかな、顔が老けてる~。昔の衣装、引っ張り出してきたのかな~って感じで・・・。すっげえはしゃいでたけど、若くない!なんかああいう人を見ると、「年相応」って大事だな!と思っちゃう。

次のバンドは、全然一曲も知らなくて、なんか最近の腐れオルタネティヴみたいな感じ。でも、ベースのビートが効いてる曲とか、ドラムがんばってる曲とかもあって、そんなに悪くない。客はむちゃくちゃ盛り上がってて、一緒に歌ってるし、有名みたい。

やっぱタバコ吸いたいな~と思い、前にいる小太りのねーちゃんに「1ドルで1本売ってくんない?」と言ったら売ってくれた。モトリーのときはおねえさんが「お金なんか要らないわよ!」って太っ腹にくれたけど、さすが90年代以降のバンドは不景気の時に出てきたせいか、ファンもケチ(爆)。

すっごい気分いいタバコで、ほけ~としながら踊ってたら、後ろにいた女の子が

「一人で来たの?」と声をかけてきた。

「うん」

「ほわ~い?ゆー・あー・そー・びゅーてぃふる」

ってさー、何?アタシがキレイ?パジャマ代わりのトレーナーにジーンズにコンバース、日焼け防止の麦藁帽子にピンクのサングラス・・・・変な女にしか見えないと思うのだが。

しかしこの子かなり酔っ払ってるから、キレイに見えるらしい。髪も洗ってないのに(爆)。

「私たちのグループに参加しなさいよ」

と連れて行かれ、彼氏に紹介される。彼氏は、自分の彼女と私を両方後ろから抱きしめて、踊っている。・・・んーなんかマイルドにケツを撫ぜられているような気がする・・・・どーいうカップルなんだ。

ちょっと振り向いて、彼氏をじーっと見ていたら「触わって欲しくない」とわかったらしく手をひっこめたが・・・・。私が余り乗り気じゃないのがわかってか、酔っ払い過ぎているせいか、知らぬ間にどっか行っちゃったんだけど、彼氏だけ戻ってきて、後ろから抱きつくよ!

「あんた、彼女はどこ行ったのよ?!」

「冗談だよ、冗談・・・・・彼女はこういうのが好きなんんだよ・・・・」

って何よ、こういうのって?!彼女バイなのかしら?どーでもいいけど放っといてくれ!

とかやってる間にも2番目のバンドはまだ演奏している。こいつら長いなあ、フルセット演るのかよ。悪くないけど、いいかげんなところで辞めて、早くJA観たい・・・・・

1曲、また1曲・・・・もう1曲・・・ああ~拷問に近い。自棄気味に踊り始める。他の人から見たらノッるように見えるんだろうけど、心の中では

「お願い・・・・もう終わって・・・・」

と呪文のように唱えつつ・・・・・

やっと終わって、ステージ・セットを変え始めると、客も増えてきた。でもジャーニーの時みたいに、ぱつぱつに入ってなくて、結構ゆとりがある。芝生席だと、場所を取られるので、トイレにも行かず、ひたすらいいスポットに居座り続ける。

トレーナー着てても寒いので、ウインドブレーカーを着る。この寒いのに、半ケツ出てるミニスカートとか、下着みたいな格好してる女の子、あ、あと、ボディペイントだけで、上着てない子もいたな。後ろからしか見てないからわかんないけど、紐も何もないので、前にも何も着いてないはずだ。とにかく、このクソ寒いのにあんな格好してるパンクのねーちゃんたちには恐れ入る。

JAのステージは、後ろの垂れ幕がインド綿のベッドカバーみたいな柄で、なかなかおしゃれ。ステージの前に真っ白な垂れ幕がかかってて、セットの始まりはその垂れ幕に昔の映画を写して、ステージ後方からは赤いライトでメンバーが垂れ幕に浮かびあがるような演出。かっこいい!映画は、白黒で、タバコを吸っているシーンとか、裸の女のシーンが多く、そうだ、JAって、セックスのイメージ強いんだよな、と思い出した。どおりで女の子たちが半ケツ出して歩いてるわけだ。

垂れ幕がわーっと上がり、1曲目は『Three Days』。これが1曲目か、ふーん。この曲、転調多くてダイナミックな曲なんだけど(JAそういうの多いよね)、なんかイマイチ。良くある「レコードの方がライブよりいい」バンドなのかなあ」とか思う。演奏はまだしも、ペリー・フェレル使えねー!この人は、子供が歌ってるみたいなあけっぴろげな

「あー!」

っていう高音がいいんだけど、全然高いノート歌わない。なんかがっかり。

しかしこの人、ヘン!ヘンだって知ってたけど、すごいヘン。なんか悪乗りしたショーン・ペンのような感じだ。

「はろー。でぃいいとロイと!」

なんかしゃべり始めた。

「あれ?盛り上がらない・・・。いつもバスケの試合観に行くと『でぃいいとロイと!』って言ってるから、好きだと思ってたのに・・・」

最前列に座ってる客が「今はホッケーだから、レッド・ウィングスだよ!」って教えたらしく

「あ、そっか!ウィングスなどういう掛け声なの?ウィングス~~~~!!!」とかやり始めて、なんかもっと芸術家タイプの奇人かと思ってたら、気さくなにーちゃんじゃん!

曲順は憶えてないけど、1曲演るごとにペリーの声も出てきて、だんだんいい感じになってきた。デイヴ・ナヴァロも最近おセレブしてて大丈夫かよ、とか思ってたけど、すっごい上手い!ものすごい派手なギター弾く人。こういう人ってギタリストたちは余り好きじゃないかもしれないけど、とにかく、音はでかいし華やかだし、盛り上がる!それにすっげえいい身体してるよーナヴァロ。巨大画面に映る裸の上半身が超萌えっ!

『Been Caught Stealing』って超大好きな曲なんだけど、始まったときわからなかった。中盤に演っちゃって、「この後どうすんだろ?」とか思ったら、『Nothing's Shocking』だ!

この時、また垂れ幕がかかり、この曲が使われた映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の映像が流れる。冒頭のカフェで赤い腹出しジーンズで踊るマロリー、監獄でタバコを吸うマロリー、ドラッグストアの前で警官と大乱闘を繰り広げるマロリー・・・・。かっこいいなあ、この頃のジュリエット・ルイス!なぜか曲が直に使われた、マロリーがガソリン・スタンドのにーちゃんを誘惑するシーンはなかった。

「18年、一緒に演奏しなかったんだよ!」

ペリー・フェレルがしゃべってる。もうそんな経つの?げえ~。私がJAを聞き始めた時にはもう解散していたので、これが初ライブの私。ライブ・アルバムすっごい好きで、いつかは観てみたいと思ってた。やっぱり来て良かった。すごいいい。

「デトロイトはいいところだ。みんな働き者だし・・・・」

ってなんか、この的外れなMCむちゃくちゃ面白い。もっともっといーっぱい面白いこと言ったんだけど、日本語でなんて言っていいかわからない。とにかく客も大爆笑で、なんつーかなあ、ほろ酔い加減のノリのいいおにーちゃんをそのままステージに上げたみたいな可笑しさ。全然プロっぽくもなければ、エンターティナーでもない。ちょっとフレディ・マーキュリーにも通ずるオネエ動きとか、とにかく見てて飽きない。

最後の曲なんだったか忘れちまったけど、アンコールで出てきたとき、ナヴァロもベースの人もアコギで登場。またこのアコギがすっごい普通の、アリスとかイルカが持ってそうなアコギで、ちょっと意表を突かれる。

何を演るのかと思ったらなんと『Summertime Rolls』。オーマイガ。完全に忘れてたこの曲。これが一番のお気に入りなのに。ものすごいドリーミーな曲で、恋に落ちた男の子と女の子の夏の一日が描写されているのだけど、曲を聞くだけで目の前にはっきりこの恋人たちが目に浮かぶようなすごい曲。でも、これをアンコールに演るとは・・・・。

ものすごい虚を突かれ、動揺した。実はこの曲は、別れた旦那との思い出の曲なのだ。彼はシアトル、私は日本にいて、会えなかったときに、お線香を焚いた真っ暗な部屋でこの曲をリピートで何百回も聴きながら覚醒して孤独を紛らわしたもんだ。この曲を聞くだけで、クスリも酒もなく覚醒できる。

離婚以来、「なんであんなヤツと結婚したんだろう」と思ってたけど、この曲を聴いたら思い出した。私はあの時は本当に恋してたなあ、って、この歌にあるとおり

She loves me, I mean it so, so serious, as serious can be・・・・・

わーこれが生で聴けただけで、もう来た甲斐があったってもんだ。

この後『Stop!』を演り、引っ込んだけどまた出てくる。この後一体なにがあるんだろう?

「昔デトロイトにSt. Andrewsって言うクラブがあったよな?」

えー!!マジですか!!『Jane Says』演っちゃうの?!信じられない。私の好きな曲、全部演ってくれるんだ。デトロイトに引っ越して来たとき、デトのSt. Andrewsって通りこの歌と関係あるのかな、と思ってたら、本当にあのSt. Andrewsだったのか。なんか感激。

この曲はJaneというヤク中の女の子が、最底辺の生活をしながら、いつかヤクをすっぱりやめて、マトモになるわ、と言ってるんだけど、絶対止められそうもないダメ~な子で、男には利用されるわ、友達には嫌われるわ。スペインに行くのよ、お金を貯めて。明日から始めるわ、明日から・・・・というこのダメさが悲しい曲なんである。すっごいいい曲。フェレルの歌詞って全部いいよな。ヘンな人だけど。

これでショウは終わり、時間は10時半。すっごい良かった。どうしよう、NIN観ないで帰っちゃおうかな。疲れたし・・・・とか思ってたら、私の周りにいる人続々退出。「うわー、NINって人気ないんだなあ。みんな帰っちゃうよ」とステージを見てみたら、もう全部ケースとかにしまい始めてる。あれ?これで終わり?JAがトリだったの?ってことは2番目のバンドがNIN?げー!!!全然わかんなかった!だってあんた、トレント・レズナーいなかったじゃん!まさかあのぷくぷくした短髪の?・・・げー。隣で見てた子に「このバンド、なんて言うの?」って訊かなくて良かった!

key Word
音楽 ロック ジェーンズ・アディクション ナイン・インチ・ネイルズ JA NIN
ライヴレポ・感想 | コメント(8) | 【2009/06/01 23:08】
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このライブがスゴイ!!ジャーニー・フォーエバー!
Journey with Heart and Cheap Trick @ DTE Energy Music Theatre, Michigan September 9th, 2008

いつものことなんですが、今回も「あーかったりい~野外かよ~行きたくねーなーさみぃだろうなあ夜何着て行ったらいいかわかんないよ~」と文句タラタラで行って来ました。大体、チケット買った直後が超盛り上がっていて、毎日のようにそのバンドのCDばっか聴いて、ライブに行く頃が一番盛り下がってんだよね。

Journey Poster
デトロイト公演のポスターじゃないんだけど、これしか見つからなかった
その上、ミシガン野外コンサートのメッカであるDTE Music Thatre別名Pine Knobはうちからめっさ遠い上に、今回開演が7時なので、会社から即効帰ってもチープ・トリックは見逃してしまうかもしれないという危機感でストレス溜まりまくり。

スティーブ・ルカサー一緒に行ったKさんとの参戦だったのですが、営業の長の割にはあっさり5時に退社してサクッと迎えに来てくれたので、「これは行けるかもしれない~!」と思ったのも束の間。道路工事してやがる~!なんで今なの?!明日からにしろよ~!と車の中で走る勢いだった私とKさん。Pine Knobの駐車場に車を入れ、会場まで走っていく途中でチープ・トリック始まっちゃった!

「あ!この曲知ってる!きんこんかんこんって!」

だってKさん。私は知らんがな。このオープニング・ソングを聴きながら、入場の長~い列に並ぶ。アメリカは武器とかチェックするから、入場に時間がかかるんだお~。

2曲目が始まったところでやっと入場。とりあえビールもピザもあきらめて、走る走る!しかしすっごいデブが階段をものすごいゆっくり上がっている!張り倒して行くべきかどうか、真剣に考えていたらKさんが、

「ちゅー!こっちだ!」

あ、あのー、そのものすごい傾斜を上がっていくんですかっ(汗)しかし背に腹は変えられん。「ロビン~!今行くぜー!」と気合入れて(マジに叫びました)、芝生の傾斜を駆け上がる!と書くとさわやかだけど、トシなので思ったほど早く走れなくてもどかしい。

やっと芝生席の最上段から入り、どんどん下に下がって行くと・・・・おお~演ってる演ってる!ロビン・ザンダーだ!リック・ニールセンだ!ベースの人、なんだっけ!!この人が一番好きなのに名前が思い出せない。ピンクのベース持って、くりくりの短髪で、メガネかけて、なんかウィーザー風の(しかもウィーザーより可愛くてスタイリッシュ)なおじさんになってる!この人昔、激可愛かったもんなあ。

Kさんはもう芝生に座り込んじゃったので、一人でコーフンして観る。1、2曲目は逃しちゃったが、3曲目はどうだ!と思ったらまた知らない曲で、うーん、やっぱ私の好きな『Heaven Tonight』からの曲は演らないのかな・・・とか思っていたら、ロビンのMC。

「・・・・30年前に、武道館でライブした時・・・・・」

ここで客が一斉に「うぉー!!!!」やっぱ『アット・ブドーカン』はアメリカでも有名なのだな!

「みんなにわかってもらいたくて、この曲名をものすごくゆーっくり言ったのを憶えているよ・・・・今考えるとバカみたいだけど・・・・・こんな風に・・・・・

あーい うおーんと ゆううううう つううううう うわん みー!」

で、ちゃっちゃっちゃっちゃっ と軽快に『I Want You To Want Me』。その後、今度はリック・ニールセンのMCで、

「ミシガンはロイヤル・オーク出身のトム・ピーターソン作曲の、この歌です!」

とかいって、ベースソロから入る曲。でも知らない。曲はどーでも、トムってミシガン出身なんだ!うわーなんか嬉しいぞ!

その後、またリックが「おお!ジャーニーのジョナサン・ケインさん!参加してくれるんですか?!」

とか何とか言って、ジョナサンをキーボードに迎えて『Surrender』を演奏。ああ~やっと好きな曲だよ~と思ったこっからがすごい。『Heaven Tonight』『Auf Wiedersehen』と立て続けにキタ~!!!正直『Heaven Tonight』は超かったるかったけど、『Auf Wiedersehen』のあのわけわかんないオープニングが、実はトムがベースをびろびろびろって弾いてたんだとわかり、すっげえ感動~!

と思ったらあの独特の刻みが「じゃららら どっどっどっどっどっど ぱ~らら~ん」と始まりったところで「おおおおおおお~!~!~!~!」。なんたってこの歌めちゃくちゃ好きだから!!

この後は記憶にありませんが、確かあと2曲くらい演ってあっさり30分くらいで終わってしまいました。

Cheap Trick T
このTシャツ可愛いよね。後ろのツアー日程の一番目が日本だよ
で、「絶対チープ・トリックのTシャツ買わなきゃ!」と人ごみを掻き分けてTシャツ屋に直行、帰りにKさんの分もビールとピザ買って芝生席に戻ろうとしたら、大渋滞で全く動かない。もうほとんど東京の満員電車並みの人で、しかもアメリカ人譲り合わないから、こっち来る人とあっち行く人が押し合いへし合い状態でどこにも進まない。

なんとかKさんのところまでたどり着くとKさんも

「DTEにこんなに人入ったの、見たことない」

見回してみると、ホント、芝生席、足の踏み場もない!25ドルって破格に安いなあと思ってたら、定員以上人入れてるとしか思えない。あこぎな商売してんなー。

チープ・トリックの時リック・ニールセンがMCで、「今日はマニラからのお客さんもいる」って言ってたのは、ジャーニーの新しいボーカルのことを言ってるんだと思ってたら、良く見ると本当にフィリピン系らしき人がお客さんに沢山いるんだよね。そりゃそうだよね、あたしたちだって、日本人がジャーニーに入りました!なんて言われたら見に行っちゃうよねー、ってKさんと言いながらピザを食べ、ビール飲み、タバコを吸い、なんか幸せ~。

いい具合に酔いも回ってきたし、腹もこなれたし、早くハート始まんないかな~と思っていたら、ハートの面々がゾロゾロと出てくる。妹のナンシーが

「ハーイ。ウィ・アー・ハート」

って言って、ねーちゃんも含めた他のメンバーが、楽器も持たずにかたわらにたたずんでいる。ナンシーは、

「実は、ねーちゃんのノドの調子が悪くて、声が出ないので、今日はお休みしまーす。でも、チープ・トリックジャーニーという、ロック界最強のバンドが見れるんだから、いいよね!それじゃ!」

だって。で、ゾロゾロと戻って行くハートの面々。・・・・目が点・・・・・

あり得ね~!!あんた、野球のピッチャーじゃないんだから、中2日とかできないんだってば!ツアーする体力ないんなら、するなよ!かなりがっかり。

ハートが欠席することは決まってたらしく、セッティングはすでにジャーニー用にされていて、結構間髪入れずにジャーニー登場!

やっぱ今回は、ジャーニーの新しいボーカルのアーネル・ピネダがどんだけ歌えるのか、というのが一番の話題だったわけですが、しょっぱな2曲全く知らない曲で幕開け。3曲目は多分『Stone in Love』だったと思う。忘れてた~この曲!でも踊れるよ~やっぱいいな~ジャーニー!

『エスケイプ』の曲演ると、客の盛り上がりが違う。やっぱこの辺はむっさヒットしたんだろうなあ、アメリカでも。

で、この後『Keep on Runnnin』を演ったのですが、あれ?アーネル君がいない。しかし歌は聞こえている・・・誰が歌ってるんだろう?と思っていたら、大画面に大写しになるドラムの人・・・・・

きっぽん らーにん!
きっぽん はーぃでぃん!
きっぽん らーんにんあうぇーーーーーーー!!!!

なんかものすごい熱唱してるよ!!!!実は、この前に「ドラムすっげえパワーだなー」って感心してたのね。スティーブ・スミスできる人いるのかなーとか思ってたら、すげえじゃん、このドラムって。そしたら、歌も歌えるんだ、この人!しかもすっげー上手いの!この人の声もスティーブ・ペリーに引けを取らないよ。しかもあんなパワー全開でドラム叩いて、あんな声量でスティーブ・ペリーの歌を見事歌いこなすなんて!!!

惚れた!惚れたぜ!あんた誰?!

この人のせいで、アーネル君の存在がかすむ。いや、アーネル君もめちゃくちゃ上手いんだけどさ、この人が上手いのってバラードなんだよね。『Who's Crying Now』とか、久々に聴いたよなー。

わんらー ふぃーずざふぁー
わんはー ばーんずでぃざぁー
わんだー ふーずくらぁ~いんなー

いやーこのムード歌謡みたいなところがいい!!

『Lights』が始まったときは腰抜けるかと思ったし。いやー腹の底から一緒に歌いましたよ。でもこの歌のアーネル君の解釈キライ。この人高音とか結構サボる。まー長いツアーだからしょうがないんだろうけど。

『Open Arms』も演奏したし、『Separate Way』も演ったし、この辺結構盛り上がったなあ。アーネル君ってさ、歌よりも「カモン!デトロイト!」って言う言い方が、『ライブ・エナジー』のときのスティーブ・ペリーにクリソツなんですよ~。そっちの方が歌より感動したよ。

で、この辺で「じゃあ、ニューアルバム、『レボリューション』から2曲演ります」と言うと、Kさん

「じゃ、ちょっとトイレ」

ってあっさり。私もかなり溜まってたんで、え~そんな!って感じだったのですが、なにしろあの混みようで、2曲で帰ってこられるかも疑問だったから、ガマン、ガマン。

この2曲も悪くなかったんだけど、まあぶっちゃけ昔の曲を期待して行ったので、退屈。アーネル君が曲紹介で「チェンジ・フォー・ザ・ベター!」って言ったら、前にいたおっさんが、「ベター!」って笑ってた。「たー」の長音が短かくて、アメリカ人には可笑しいんだよね。私は言語学勉強したから理屈ではわかるけど、全然違って聞こえないけどさ。なんたってスティーブ・ペリーみたいに「デトロイト」って言えちゃうんだからさ。

で、この新曲2曲終わった後、なんと『La Do Da』なんか演りやがった!!!すっげえ意外な選曲!またドラムが上手いから、すげえかっこいいんだ!フロアタムとか入るともう最高。もしかしたらドラム・ソロも来るかな、と思ったけど、そこまで『ライブ・エナジー』してくれなかったなあ。

確かこの辺で『Mother, Father』を演るんだけど、これもドラムの人が歌う。なんで時々この人が歌うのか不明。アーネル君を休ませたいのか、アーネル君が歌えないのか。でもとにかく、ドラムの人の歌がすっごい良くって、胸の前で両手を握り締めたまま、ハート型の目で大スクリーンを観ていたよ、私は。だってさー、考えられないよ、あんな全開で歌って全力で叩いてんだよ!いつ休むの?!なんて体力!ああ、男らしい~!この曲って昔あんま好きじゃなかったけど、この人が歌ったのは一生忘れないだろうなーっつーくらい良かった。スティーブ・ペリーほどコテコテにドラマチックじゃなく、ちょっと感情を抑えたようなところがいいのよ!

そしてぶったまげたのは『Feeling That Way』を演ったこと。私さー、エスケイプとフロンティアーズのツアーは両方とも日本で観たけど、調度グレッグ・ローリー辞めたばっかりだったから、彼がスティーブ・ペリーとツイン・ボーカルとった曲って、全然演らなかったと思うのよね。そもそもグレッグ・ローリーのファンだったアタクシとしては、この曲聴くのはライブでは初めてかも!と思うと涙出そうになった。

そんでまたさー、ジョナサン・ケインがグレッグ・ローリーのパート、上手いのよ!あの『ブラックマジック・ウーマン』を歌ったほどのグレッグ・ローリーのエロいボーカルを、できるじゃん!ジョナサン!昔、借りてきた猫みたいだったくせに、すっかり自分のバンドみたいな顔して、ジョナサン・ケイン。そりゃそうだよねーもう20年くらい在籍してるんだもんね。キーボードはもちろん、ギターも弾くし、エロいボーカルもできる・・・・。こんなすごい人だったんだ。

二ール・ショーンも、私的には別にどってことないギタリストだったの。この人の早弾きって、「ごごごごごごご」って音の塊にしか聞こえないじゃん。ああいうのキライでさ。でも今回ライブ見て思ったのは、この「ごごごごごご」のあとに「きーーーーーーーーーーーん」って、ネックとボディの境目のとこのフレット思いっきりチョーキングするのがこの人の得意技なのね。ともすればカンに触りそーな際どい高音なんだけど、『Lights』のソロとか、ああいう泣きのソロになるといいよねー。スティーブ・ペリーの独特なボーカルも、もちろんジャーニーなんだけど、やっぱりニール・ショーンのギターがジャーニーなんだな、と思った。野外で風に吹かれながら聴いていると、すっごいこの人のソロいい!と思った。

もちろんベースのロス・ヴァロリーも上手いし、コーラスもできるし、とにかくね、ぶっちゃけあんまりジャーニー期待してなかったのよ。チープ・トリックの方が観たかったのね。でもやっぱあれよ、こういう実力あるバンドは、底力が違うなあ、と思った。もちろんチープ・トリックもいいバンドなんだろうし、当時は勢いもあったと思うんだけど、今聴くと、昔の曲を演ってくれて懐かしい、ってノスタルジーしかないんだよね。『Auf Wiedersehen』なんてすげえ大好きな曲なのに、正直レコードの方が良くてがっかりした。私の好きな小粋なドラムとか、刻みの独特な音とかが再現されてなくてさ。

でもジャーニーは、昔「だっせええええ」とか思ってた曲とかでも、生で魅せられる!やっぱこの人たち、すごい!あんなおっさんになってもなんでも、すっげえパワーだしさ。もちろんあれよ、チープ・トリックが調子悪かっただけかもしんない。全公演観れるわけじゃないから確かなことはわからないけど、この日だけでみると、もうバンドの格が全然違うなあと思った。

とか思ってウルウル感動していたら、『Wheel In The Sky』のイントロが。この曲絶対演らないわけないと思ってたから驚きはしなかったけど、始まったとき感動して泣きそうになったよ。ただでさえドラマチックな曲なのに~~~~!!!!

Journey T
買うのが遅かったのでこれしかサイズが残ってなかった。悪くはないが
おーおうお~おうお~ まーままままー

の後の、

「ふぉーつもろー!」

ってところは、お約束どおり客にマイクを向けて大合唱!ああ~『ライブ・エナジー』と一緒だー!アレンジも一緒だーここでリズムが「だかだかだかだか」になる~!最高ですううううう!!!!

と完全に酔いまくっていると、わー!!!

えにうぇいゆうぉーんに
 
ざっつざうぇいゆにーっで 

えにうぇいゆうぉーんに!!!

って『ライブ・エナジー』通りに『Anyway You Want It』始まっちゃったよ~きゃあああああああ!!!私の前にいたお姉さんも狂ってる~!やっぱこの曲いい!ニールのカンに触るギター・ソロ最高!

しせほ~~~~~おお~おおおおおるどん~!ほーるどん、ほーるどん、ほおおおおるど~~~ん!!

って、アーネル君、がんばる!!ス☆テ☆キ~!!!

この曲が最後だったんだけど、電気消えない。アンコール、演るのか!何演るんだろう?デトロイトだから『ディキシー・ハイウェイ』演るつもりかな?でも余りにもマイナー過ぎるよな~。『Anyway You Want It』出しちゃった後で盛り上がれる曲なんかあったっけ?なんか忘れてる?・・・・

アンコールに戻ってきたジャーニーは、なんか私の知らない曲を演った。左後方の、『エスケイプ』以降の曲全部歌ってたお兄さんが歌ってたから、私が憶えてない『フロンティアーズ』とかからの曲かも

「なんだい、こんな曲演るためのアンコールかよ」

と腐っていたら、あれ?もう一曲演る気らしい。

だったた たた だたたた だったた たた だたたた

とブルースのセッションが始まる・・・・この時点で「あ!!!そうか!!!」と思ったんだけど、ニール・ショーンの「ぴろりろ~~~~」ってフィルが入らない!でもこのゆる~いブルースセッションの後に演るのだな、演るのだな、『Lovin, Touchin, Squeezin』を!!!と思っただけで感動。思わせぶりなところが人の心を捉えるね、ジャーニー!だてに何十年もスタジアム・バンドやってない!

みんなで「ら~らら ら~らら ららら ら~ら ら~らら ら~らら ららららら~」と大合唱し、公演は終わる・・・・・

帰り、コーフンの余り「ジャーニーのTシャツも買いたい!」とTシャツ屋によったがために駐車場から出遅れ、ものすごい渋滞に巻き込まれて、しかも工事のせいでハイ・ウェイはとろとろ運転。帰ってくるのに2時間もかかったが、ラジオでジャーニーの『Lights』がかかり、ボーカルがアーネル君かどうか、聞き入る私とKさん

「これスティーブ・ペリーじゃないな!」

と2人で合意して、すげー満足気な私たち。「声が子供っぽいねー」とかさんざんアーネル君のボーカルこき下ろして「やっぱスティーブ・ペリーに敵うわけないんだよないんだよな!」なんてノスタルジーに浸る私たちって、バカみたい!

tetsu Sept
置いて行かれて、帰ってきたらふてくされて寝ていたてっちゃん
次の日一番でドラムの人のこと調べちゃった。名前はディーン・カストロノヴォちゅー人で、ジャーニーには2000年に参加。スティーヴ・スミスのファンと公言しているらしい。「げ~すげーオヤジじゃん!」と思ったらアタシとタメじゃん。アタシとタメの人ってこんなオヤジなのね、ショック!でもあんた歌もドラムもめちゃくちゃ上手いから許す。

ジャーニーってさ、私にとっては始めてのハード・ロック体験だったのね。それまでサザンとか山下達郎とか聞いていた中学生が『ライブ・エナジー』をラジオで聞いてぶっとんで、思わずラジオの前で踊らずにはいられなかったよ。カストロノヴォもアーネル君も、私と同世代で、ジャーニーのファンで、そういう人たちが今ジャーニーで演奏してて、なんか「みんなの夢を乗っけて走り続けるジャーニー!」って感じですっげえ感動したー!

ジャーニーばんざーい!!Journey, Forever!!

key Word
音楽 ロック ジャーニー チープ・トリック ライブ デトロイト ディーン・カストロノヴォ アーネル・ピネダ
ライヴレポ・感想 | コメント(16) | 【2008/09/13 11:25】
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不良オヤジでした~スティーヴ・ルカサー
Steve Lukather @ Magic Bag, Ferndale Michigan August 21st, 2008

Lukather 2008
lukather 1990
いつもは使用前・使用後の写真を並べるのは酷なのでしないのですが、ルカサーってどんな人だったのか自分が思い出せなかったもので・・・・使用前は1990年、後は2008年です。
我が社のスーパー・ギタリスト・Kさんに

スティーヴ・ルカサーきますぜ」

と教えてあげたら、

「さすがちゅ-ちゃん!ツボ得てるなあ!おごるから一緒に来い!」

と言われ、行って来ました。

スティーヴ・ルカサーをライブ・ハウスで観る日が来ようとはな~。

ルカサーと言えばTOTO、TOTO言えば大人のロックつーわけで、ルカサーって、知的で、大人で、職人!ってイメージがあったんですけど、間近でギター弾いてるこの人を観てると

単なる不良オヤジ

確かに、売れっ子スタジオ・ミュージシャンで、AORとかフュージョン演奏しちゃうからって「洗練されてて知的」というステレオ・タイプは単純過ぎるとは思うけど、この目で観てみるとマジ印象違い過ぎですよ!

もういいかげんトシとって見る影もなくなったロックスターたちは腐るほど観てきたので、背が低くてTシャツのおなかぽっこり、短いけど細い足、ってのは今更驚かなかったのですが、両腕刺青しまくりーの、両耳にはピアス、そのうえおっさんギャグ連発で、身振り手振りもデカく、、結構MC好きじゃん、このオヤジ!ってのはどうよ!

「この刺青はトミー・リーにもらった」

と言うのを確かに聞いた気がするのですが、モトリーのトミー・リー?ルカサーとモトリーの接点がピンと来ないので、アタシの聞き間違い?!とも思いましたが、LAに住んでてミュージシャン同士だったら、知り合いでも不思議じゃないよね?ここで観る限りルカサーもバカ度高そうだし。ルカサーも、ですよ、「も」。

セット・リストも最初3曲くらい80年代のメタルみたいな曲で飛ばすし。そしておもむろに、

「もう25年もやってるからいろんな曲があるんだ、俺は」

くらいのこと言いながら、TOTOの曲も演った。もちろん『99』でも『ロザーナ』でもなく、

「あ、憶えてる!でも曲展開までは思い出せない!でも確かにTOTOだ!」

くらいの知名度の曲。キンボールのヴォーカルはルカサーに歌えないんじゃないかと思うので、最初からルカサーがリード・ボーカルの曲かも・・・。とにかく、TOTO演ると思ってなかったので、意外な選曲だった。

その後も、私が知らないソロからの曲なのか、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースみたいな80年代風のロックンロールとか、「やっぱり来たか」と思った変則リズムをフューチャーしたフュージョン系の曲、意外にもアコギのフォーク調の曲、泣きのギター前面に押し出したプログレ調の曲など、ありとあらゆるジャンルが出ましたが、私的には

基本はTOTO

連れてってくれたKさんに

「で、ルカサーがスーパー・ギタリストたるゆえんはなんなんですか?」

と聞いたところ、

「タイミング!それと独特のフレーズだね」

と言っていたんだけど、本当にそうなのよ。テク自体は特に変わったものとかすっげえものがあるわけではないのですが

あ、ルカサーだ

と思うようなソロを弾く。私にとって唯一のルカサー体験はTOTOだったので、私にとっては何を弾いても「あ、TOTOだ」って思ってしまうわけなのです。

Kさんに「で、感想は?!」と訊いたら、「良かった!けどな~他のメンバーがイマイチだったよな~」とぼやいてましたが、なんか、どういう人と一緒に演るかはルカサー的にはどーでもいいんじゃないかという印象を受けました。「あーツアー行きたいなあ」とか思ったら、その辺で仕事干されてるヤツ連れてきちゃうみたいな・・・・。

もちろんみんな下手じゃないですよ。でもなんか、見事に没個性なバックバンドでしたね。キーボードの人はずーっと一緒に音楽やってきた人、って紹介してましたけど、ミシガンのローカル・バンドです!って言われたら納得してしまいそうな・・・。

ファンの人はほとんどルカサー世代の人ばかりで、若い層の新規のファンは開拓していないようでした。UFOやEXTREMEのTシャツ来たサラリーマン風のおじさん、すごいトシなのに長髪で、何で食ってんのか良くわからない芸術家タイプなどの人たち。アンコールの曲のイントロが始まった途端、EXTREMEのTシャツのおっさんが

「Yes!!!!」

と叫んだので、きっとこの人の好きな曲だったに違いない。盛り上がってんな~と思いながら、私はとっくにベッド・タイム過ぎていたので、座ったまま寝てしまいましたが、2回目のアンコールもかかってしまい、今度はルカサー1人で高そうなエレアコ持って登場。ちなみにこのエレアコの他にも、5本くらいギターとっかえひっかえ使ってましたが、全部同じギターの色違い。Kさんによると、トレモロ・アームを使っているので、しょっちゅうチューニングをしなきゃいけないためだそーで。

んで、エレアコ抱えて、「こんな熱烈な歓迎を受けるとは思わなかった。感謝してるぜぃ。この曲は君たちのために・・・・」かなんか言って、フォーク調のアコースティックの曲を演奏して無事終了。

実はこのライブを観て、スティーヴィー・レイイヴォーンが生きていたら観たかったなあと思った。ルカサーの歌が、レイヴォーンほど上手くないけどあんな感じだったんで。

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Key Words
スティーヴ・ルカサー TOTO スーパー・ギタリスト
'70年から'80年の洋楽 | コメント(6) | 【2008/08/23 11:53】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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