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He Was A Quiet Man
クリスチャン・スレーターが、昔の面影も何もあったもんじゃないという、窓際族のサラリーマンを演じているつーだけで借りてしまいました。この人って、ドラッグかなんかでしばらくメイン・ストリームから遠のいてた?ブラピがおっさん臭くなったなあとか、ジョニデもげっそりしてきたな〜とか、そういうトランジション無しにいきなりハゲだもんなあ。
アメリカのキャッチが、「Office Space meets Taxi Driver」となっていましたが、「どこの会社にもいる使えない社員」が「ブチ切れる」という以外は、『Office Space(『リストラ・マン』というとんでもない邦題が付いてます)』にも『タクシー・ドライバー』にも似てませんのでご注意ください。両方とも、比べるには名作過ぎるっての。でもウィリアム・メイシーが出てるんだよなあ。この人もすごい役者さんなのに仕事選びがランダムですよね。 さて、ストーリーなのですが、ボブ(クリスチャン・スレーター)は、窓際族というよりは、いい年して出世もせず、自分より若いやつに命令されて、今時新人の女の子でもやらないような詰まんないデータ処理(しかもリストを赤鉛筆で一つ一つマークしていくという、コンピューターさえ使わない!)をやらされ、無理に残業させられたりしているダメ社員。机の引き出しに拳銃を持っていて、いつかこれで大暴れしてやろうと企んでいる。 (ちなみに使えない職員がキレてオフィスで乱射事件とかを起こすことをgo postalと言うんだそうです。映画に関係なく、ある日会社でイライラして「マシンガンぶっ放したい」と言ってたら、それはgo postalと言うのよ、と教えてもらった。何年か前に郵便局(post office)の職員が乱射事件を起こしたため、"go mental"(気が狂う、キレる)と引っ掛けたらしい。アメリカに12年も住んでいても、一日一語、知らない表現を学ぶよ。語学とは奥深いもんだ) 今日も机の下で拳銃に弾を込めながら、みんなを撃ち殺す妄想をしていると銃声が聞こえ、人々が「きゃー」とか言いながら倒れる。自分のキューブからそおっと頭を出して見てみると、もう一人のダメ社員がバンバン人を撃ち殺している。ボブはエキサイトして、 「How are you feeling?!(ど、どんな気持ち?!)」 と聞く。そうやって悠長に会話していると、ボブが憧れていた、いつも笑顔でfull of life(いつも元気いっぱいの人、って感じの意)なヴァネッサが、撃たれて瀕死の状態なのに気付く。 「楽にさせてやろう」とガンマンがヴァネッサにとどめを刺そうとしたとき、ボブはガンマンを射殺し、ヴァネッサを励まし、ヴァネッサは一命を取り留める。 この事件をきっかけに、ダメ社員から会社を救ったヒーロー扱いされ、会社重役(社長かな?)のジーン(ウィリアム・メイシー)に「Creative Thinking(独創的思考)」部の重役に任命されるが、ボブに与えられた素晴らしいオフィスは実は、撃たれて四肢マヒになってしまい、仕事に復帰できないヴァネッサが使っていたものだったと知り、病院にお見舞いに行く。ヴァネッサは、命を救ってくれたボブに感謝するどころか、こんな姿で生きていたくないとボブに罵詈雑言を浴びせる。 ヴァネッサは、「私は他人を蹴散らして出世してきたから、友達なんかいない。26歳であの地位まで上がれたのは私がおふぇらがすごい上手だったからよ。こんな姿で生きていてもしょうがない。自殺したいから、手伝って」とボブに命令する。気の弱いボブは、退院したヴァネッサを最後の晩餐に高級レストランへ連れて行き、カラオケバーにも行き、言われた通り地下鉄の線路に車椅子ごと落っことそうとするのだが、どうしてもできない。で、怒ったヴァネッサがまたボブに罵詈雑言を浴びせていると、ヴァネッサの小指が「ぴくっ」と動く。リハビリすれば元のように動けるかもしれない、という希望が出てきて、ボブとヴァネッサは一緒に暮らし始め、ボブは段々「人生って悪いもんじゃない」なんて思い始めるのだが・・・・・。 クリスチャン・スレーターは、あんまりいい役者じゃないと思った。ハゲで分厚いめがねをかけていて、『Office Space』で地下室に追いやられたホッチキスをいつも探してる社員を髣髴とさせるのですが、あの人をそのまま主演に持ってきた方が、クリスチャン・スレーターより説得力あるんじゃないかと思った。なんか、哀れでどーしょうもなくて、見てて「あーあ」とか思うくらいだったら面白いんだろうけど、哀れさも、こういう人特有の気持ち悪さも、怖さも、みんな中途半端。いかにも「昔二枚目俳優が、新分野にチャレンジ!」みたいな。なりきってないな〜という。 こんな映画が日本で公開になるのかわかりませんが、この映画見てみたい、と思う人は一応、この先は読まないがいいかも。 まあさ、カンののいい人だったら、乱射事件で犯人を撃ち殺したボブが昇進しちゃう、って言うところでオチに気が付いちゃうかもしれないんですけど。ここだけがイマイチ解せなかったのよ、アタシも。一応後で色々説明はあるのだけど、最初「いくら犯罪を止めてくれたとは言っても、会社に銃を持ってきてたってのは問題にならないのかね」とか、ヒーロー扱いはされるかもしれないけど、昇進するかいな、とか思ったの。良く、ヒロイックなことをした人が、メディアではわーわー騒がれるけど貧乏なまま、とかって良くある話じゃん。 アタシは、この事件をきっかけに仕事も一応昇進し(実際はウィリアム・メイシーのパシリなんだけど)、彼女もできたんだけど、社会に恨みを抱いたヴァネッサにそそのかされて、会社を爆破するかなんかして、人生棒に振るのかと思った。それか、マヒで動けないヴァネッサが日に日にフラストレーションがたまってビッチになり、ある日殺してしまって、人生を棒に振るか。どちらにしろ人生棒に振るんですけどね。 それがね、結局はあれなのよ、実際にキレて乱射しまくって、射殺されてしまったのは自分で、ヒーローになるあたりからのくだりは、記憶が遠のいて行く間に見た夢だったわけ。ベタですなあ。まあクリスチャン・スレーターが巧かったらもう少し見られたかなと。ぶっちゃけこういう役ハマりの人なんて他にごまんといると思うのだが。 公開予定前の映画
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Before the Devil Knows You're Dead
フィリップ・シーモア・ホフマンとイーサン・ホークが共演、しかも兄弟の役だ!ってんで、公開前からすっごく観たかったこの映画、実は監督さんのシドニー・ルメットがミソだったらしい。なんでも、『十二人の怒れる男』を映画化した名監督なんだそうだ。
アンディは、会社の監査の前に遣い込んだ金を返して置かないとヤバイので、両親が経営している地元の小さな宝石店を強盗しよう、とハンクに持ちかける。自分らも店を手伝ったことがあるから、警報機とか、そういう内部のことも知ってるし、盗まれた宝石は保険がかかっているので両親は損しないし、土曜日の朝パートで働いているおばちゃんが抵抗してくるわけないから、おもちゃの拳銃持って行けば大丈夫だと。ただし、アンディは最近宝石屋に顔出して、近所の人と会ったばかりなので行けない、強盗はハンク一人でやれと。 ハンクは気が弱いので出来ないというが、いつも兄貴としてハンクの操縦法を知っているアンディに丸め込まれ、同意してしまう。しかしやっぱり気が弱いハンクは、知り合いのボビーを強盗の時のドライバーとして巻き込んでしまう。 で、強盗の当日。余りにビビりまくっているハンクに業を煮やして、ボビーが自分の本物の拳銃を持って行くと言い出す。しかも店にいたのはパートのおばちゃんじゃなくてアンディとハンクのお母さん。さらに店には拳銃が隠してあって、勇敢なお母さんは強盗を仕留めるのだが、自分も撃たれ、意識不明になる。 で、この後、どんどんどんどん状況が悪くなって行き、最後は「あーあ」という終わり方なのですが。 キャストはどんぴしゃね。太った、いやらしい、やーな男を演らせたら、フィリップ・シーモア・ホフマン上手いし(でも、情けないデブはもっと上手いんだけど)、うだつの上がらない、ちゃちな男を演らせるのは、イー様しかいないでしょう!あと意外なところでマリサ・トメイ。『いとこのヴィニー』の時のちょっとラテンぽい訛りのある英語で、すっごい細い身体で、可愛いな〜と思ったのを憶えているけど、今でもキレイな身体してるね〜。オール・ヌードのシーンがあるけど、あれ作り物なのかなあ。すっごいいい身体してる。 ものすごい期待しちゃったので、「こんなもん?!」と思っちゃったけど、悪い映画ではないです。でも2回観る気にならなかったな〜正直言ってまあまあかも。まあ、普通に生活しているように見える人たちが、ちょっとしたきっかけでここまでやってしまうってことあるのね、という教訓にはなりましたが。 映画 フィリップ・シーモア・ホフマン イーサン・ホーク シドニー・ルメット マリサ・トメイ ミニシアター系
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The Hidden
ずっと前に映画少年の夢で取り上げられていて観てみたいなあと思っていたのですが、結局GOさんのB級映画愛し方講座の教材になるまで躊躇していました。今回もチェック・ポイントを確認してから講座を始めましょう。
1)お馬鹿設定を受け入れる 2)題名と主演で、大体のバカさ加減を推定 3)他の映画に対するオマージュを楽しむ 4)B級映画のしきたりを理解する 5)お笑い担当を素早く見極める 6)各キャラの役割を分析 7)特撮等の技術面へのツッコミ 8)つじつま合わないところをツッコミながら気にしない 1)お馬鹿設定を受け入れる 映画少年の夢でも言及されていたのですが、この寄生性エイリアンの殺人の意図がよーわからん。目的は、地球を乗っ取ることらしいのですが、とにかく気に入らないものはなんでも殺す。で、ヘビメタが大好きなんだな!そこが私が観てみたいと思ったポイントその1なのですが、まーしょせん、こういうところで使われている音楽って、聴いたことないようなものが多いか、知ってても映像にピッタリ合って、「わー」とコーフンするようなことにはならねーだろな、とは思ったけど。そこがB級たる所以・・・と、受け入れられるということは、私もB級映画を愛せるようになってきたかね? 2)題名と主演で、大体のバカさ加減を推定 『ヒドゥン』は、今だから馬鹿っぽいけど、先入観なかったら王道ホラーに聞こえないこともありません。ただし今回は、DVDのジャケが馬鹿丸出しになってます。だいたい、TVの役者が出ている映画というのはお馬鹿モノが多い。以前、『ロボコップ』を観たとき、悪役がみんな『ツイン・ピークス』で主要な役をやってた人で笑った。今回も、カイル・マクラクランと、一番最初の銀行強盗してフェラーリで逃げる人(クリス・マルキイ)は『ツイン・ピークス』だし、LAの刑事(マイケル・ヌーリー)とかストリッパー(クローディア・クリスチャン)もTV中心の人だもんね。 3)他の映画に対するオマージュを楽しむ これ全然わかんない。でも『ロボコップ』みたいとか何気に思ってたけど、かなり的はずれだと思うし。 4)B級映画のしきたりを理解する 今回は小動物はなしですが、まじめな人に乗り移るエイリアン、最初はまじめなサラリーマン、次に死に掛けていたおじいさん、ストリッパー、犬(あ、小動物だ)、そしてこの先、もちろん、主人公たちが信頼する刑事、一緒に仕事をしてきたパートナーなどに乗り移るのだが、こういう人たちを殺すときのカタルシスが余りないのが面白くなかった。もっと泣いたり後悔したりしてくれ。 5)お笑い担当を素早く見極める エイリアンたちでしょう。特にストリッパーに乗り移って、自分でおっぱい撫ぜたり眺めたりしているところや、ヘビメタが好きなので、ステレオからカントリーが流れてくると怒るとことか。あと、カイル・マクラクランは善エイリアンで、地球のしきたりを知らなかったり、受け答えがビミョーにハズれてたりするのですが、あ!そうそう、カイル・マクラクランはシアトルから来たFBIを演じているのだけど、LAの人はシアトルの人を「変わりモン」と思っているからかなーと思った。 6)各キャラの役割を分析 分析ってほどのことはないんですけど、とにかくストリッパーがインパクト強かったね。最初のストリップのシーンもすっごい良かったし、「えー、この人に乗り移っちゃうの!?」という意外性もあった。善エイリアンのカイル・マクラクランと絡む最初の人間だし。 7)特撮等の技術面へのツッコミ 超B級。怖くもないし、気持ち悪くもなんともない。この辺は面白くなかった。 8)つじつま合わないところをツッコミながら気にしない これも、『スパイダー・パニック』同様、辻褄うんぬんはどーでも良かったな。気にしないというより、注目して観ていないという感じだが・・・。結果としては、この映画は愛せそうもない。『スネーク・フライト』のように怒りもしないけど。 Key Words 映画 ジャック・ショルダー カイル・マクラクラン マイケル・ヌーリー クローディア・クリスチャン ウィリアム・ボイエット クリス・マルケイ 映画紹介
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The U.S. vs. John Lennon
昔、良く一緒に飲んでいたアメリカ人のHさんは大のビートルズ・ファンだったのですが、ある日、オノ・ヨーコの悪口を言い始めまして。
特にオノ・ヨーコのファンではないんだが、やっぱり日本人で女だからかなあ、なぜかこのときはムカついて席を立ってしまい、後でHさんに「ちょっとワルノリしただけなんだよぅ〜」と謝られてしまいました。 Hさんに限らず、熱狂的なビートルズ・ファンは、「ヨーコのせいでバンドが崩壊した」と思っている人って多いのでは、と思うのだけど、一緒にバンドやってるからって一番の親友とは限らないですよね。ファン心理として、そう思いたいのは私にも痛いほどわかりますが。しかし第三者の立場から見ると、ポール・マッカートニーのようなお坊ちゃまタイプと、ジョン・レノンのようなぶっとび系と、とても相容れないと思うのだが。 といってもこれは結果論なので、当時のビートルズは「みんな仲良し」イメージなのかなと思ったら、このフィルムで面白い映像がありました。まだスーツ着ている頃のビートルズがインタヴュー受けている白黒の映像なんですが、 「セレブに政治に関する意見を聞くのをどう思うか?」 というわけわからん質問に対して、カメラがポールをズームアップしているにもかかわらずジョンが、 「アメリカで誰もヴェトナム戦争の話をしなかったのは馬鹿じゃんって思った。まるで何事も起こってないかのようにさ。」 とか、わわ〜っと弾丸のようにしゃべり始め、リンゴとジョージは、「ショウビズ」をおちょくったりしているジョンに動揺しながらもニタニタしているのですが、ポールは完全にシラ〜としています。これは、 1) 自分がビートルズのスポークス・マンなのにジョンのやつでしゃばりやがってと思っている 2) あ〜あ、こいつこういう話始まると熱いよな〜早く終わんねーかな、と思っている 3) こんなこと言ってると、バンドの人気に響くな〜と思っている のかわかりませんが、ジョンとポールってあまりタイプの似た人間とは思えない。 後半は、ジョンとヨーコがあの手この手で反戦活動(つーか反権力?)をする様子が描かれているのですが、先のインタヴューでのジョンとポールのイメージに対して、本当にこの二人は「戦火をくぐりぬけてきた戦友」って感じだよ。 ヨーコは、ビートルズの『レボリューション』を聴くと、今でも泣きそうになるんだって。この曲って、タイトルこそ『レヴォリューション』だけど、「ズンズチャカ ズンズチャカ」とまったりした曲だし、歌詞も「革命ってのは、あんたたちが言ってる、そういうことじゃないんじゃないの?」みたいなことを延々言っているだけなんだけど、実は「ジョン・レノンは革命、革命と言っておきながら矛盾している」と、みんなから攻撃されていて、辛かった時期だったんだって。ヨーコはこういう時期にジョンと一緒にいて、日本人であり女であり、いろんなこと言われただろうに、結構しゃんなりしていると思っていたから、この話は胸が詰まった。 それから「All we are saying is give peace a chance」ってずーっと繰り返している歌、あれはジョンが、「みんな平和に暮らせるということを信じてない!」と思って作った曲なんだって。この曲も有名だから知ってたけど、歌詞がわからなかったから完全にスルーしていたな。フィルムの中で、例のジョンとヨーコが白い服着てベッドに入っていて、周りに一杯人が集まって、ギターをじゃんじゃか弾きながら「平和を信じてみようって言ってるだけだよ」と、ずーっと繰り返しているところを見ていたら、なんだか感動してしまったよ。 このフィルムでのジョン・レノンは、キリストみたいだなと思った。救世主っての?私のキリストのイメージって、「んー、なんか目立ちたくないんだけど、正義感が強過ぎてつい言わなくていいことを言ってしまう」人で、そのために権力を持つ人たちから攻撃されたり、疎ましがられたり、利用されたりする。でも、絶対に自分の意見とか曲げられなくて、ある意味単なる頑固者なのだけど、その姿勢が、日々流されてしまう私たちのような人に心に訴えかけてくるというか。 私は反戦運動って大嫌いなの。なんでかっていうと、そういう人たちと話すと、必ず自分の利益のために言っているだけなんだもん。世界平和のために自分が死ぬことになってもいいや、というのではなくて、自分の生活が脅かされるのがイヤだから「戦争は良くない」とか言っているだけなんだもん。でもジョン・レノンは、本当にみんなが仲良く生きて行けるってことを信じていた。インタヴューを受けていた当時の革命家の一人が、「・・・私たちの方が間違っていたのかも知れない。革命と言うものは、力で押していくものだと勝手に決め付けることなかったのかも。」と言っていたのだけど、ジョン・レノンはいくら周りが強攻策を推し進めていても、FBIや移民局に脅かされても、「なんかな〜力で押し切るって違うと思うんだよな〜」ということを貫き通した。 私なんか打算的だから、音楽で世界は変えられないとか思っちゃうけど、変える必要ないんだな、と思った。善と悪ってのは両方存在するもので、どっちかだけの世界ってあり得ないんだよ。ただ、権力の不正や肥大みたいなことが起こったときジョン・レノンみたいな人が出てきて、バランスを取っているみたいな。 ま、でも、こういうフィルムを観るときには、ちょっと引いてみることも大事だなと思ったね。このフィルムで見られるジョン・レノンは、このフィルムを作った人たちが見せたいジョン・レノンだからね。本人が生きていたら、「オレはこういう人間ぢゃない!こういうつもりだったんぢゃない!」って言うかも知れないし。 Key Words 映画 ドキュメンタリー ジョン・レノン オノ・ヨーコ 革命 反戦 ヴェトナム 映画紹介
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V for Vendetta
アメリカでは3月17日に公開になった『V for ヴェンデッタ つまんなかった! ひねくれた大人であるワタクシは、『チャーリーとチョコレート工場』のときと同じで、間違ったものを期待していたようです。
また、普通の女の子だったイヴィーがVに教育され、革命戦士として変わって行く、と解説にあったので、ビクビクしていた普通の女の子が、少しずつ強くなり、最後には「おお〜!」というような変わりようで(しかもスキン・ヘッドで)「行け行け!」って感じかなーと思っていたのですが、この辺もなんだかメリハリがなく。 メリハリといえば、ストーリーだけじゃなく場面の変わり目にも変化がなくて面白くありませんでした。スクリーン・プレイというのかな?例えば、『ブロークバック・マウンテン』の広大な山の景色とか、羊が何百頭も山を登っていくところとか、『キル・ビル Vol.1 そもそもVは革命戦士とされているんだけれども、色々謎が明かされてくると、していることは個人的な復讐なんじゃないかと思えてくる。確かに、たくさんの人が政府によってVと同じ立場におかれていたので、イヴィーが「Vは私であり、あなたであり、この国で暮らす人たちなのよ」と言うのですが、あれは革命というより復讐だなと思いました。イヴィーの謎って言うのも「実はこれこれこうで〜!」「ええ〜!そうなのぉ〜!」というようなものでもなく、映画が終ってからアンちゃんに「ところで、イヴィーの謎って何だったんだよ」と聞いたら、「XXXXXXXだろ」と言われて「それって謎だったのか」と思ったほどです。なんか、Vの共犯とされてしまうイヴィーのことを調べているインスペクターを演じるスティーブン・リーが、「この子のXXXXはXXXXだったんだ」と言うと相棒が、「あ、そうなんですか」って言って終っちゃったような気がするのですが。 基本的には『スパイダーマン Key Words 映画 Vフォー・ヴェンデッタ ヒューゴ・ウィービング イヴィー ナタリー・ポートマン Related Articles ■ナタリー・ポートマン 映画偉人伝
映画評価
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A History of Violence
小さな町でダイナーを経営しているトム・スタールは、平凡ではあるが幸せな生活を送っている。一男一女をもうけ、牧歌的な農場に家を持ち、奥さんとも上手く行っている。トムの経営するダイナーは小さいながら繁盛し、そこで働く人たちや町の人たちも穏やかないい人たちである。
もー前半の緊張感がたまんなかったです。『レザボア・ドッグス トムも、ヤクザのおっさん達の車が家に向かっている幻想を見たりするようになり、かなり精神的に参ってきます。そんなときに息子(アシュトン・ホームス)が学校で不良に執拗に恨まれて、いつボコボコにされるかわからないような状況。息子も父親に似て穏やかそうな子なので、もーどうしよどうしよと、お尻がイスから浮いてきそうです。 この物凄い緊迫感はどこから生まれてくるのかというと、小さな町の小さな平和、人々の素朴さや穏やかさと、血も涙もない暴力の両方が鮮やかに描かれていて、そのギャップに落っこちてしまうと異常にコワイ。 朝、トムが仕事へ行く前に郵便局へ寄って、ダイナーまで歩いて行くとき、道行く人が「おはよう、トム」なんて声をかけていく様、そのときの通りの平和な感じ、柔らかい朝の光、そして小さいけど気持ちのいい小ぎれいなダイナー・・・わー、この町に住んで、このダイナーに行ってみたい!と思うほどです(余談ですが、撮影されたのはカナダのトロントらしいです。カナダの方が撮影費が安く上がるので、最近のアメリカ映画はカナダで撮影されたものがものすごい多いんだって)。 対して、頭を撃たれた男の下あごが破裂しちゃっているところとか、鼻を下から何度も何度も突き上げられて完全に骨折しちゃってるところとか、見せるな〜!ってくらいエグイです。特にこの鼻の方は、思い出すと顔がレモンを食べたときみたいになっちゃいます。この映画に出てくる暴力は、全て最初から殺す気でやっているので、観ている方は全く余裕を持つことが出来ない。
渋いんだな〜! 『ロード・オブ・ザ・リングス』のDVDのインタビューで見たとき「え!こんなブ男がメイクであんな渋いアラゴンになっちゃうの?!」と驚いたものですが、こうして色々な映画で見ていくとどんどん魅力的に見えてしまう。ミック・ジャガーみたいに、年取っても太らないと思われるあのひょろっとした体型もなんか男臭いよな。 それから、ヤクザの大将を演じるウィリアム・ハートがいい!この人、すっとぼけた役がハマるんです。リバー・フェニックスが出ていた『殺したいほどアイ・ラブ・ユー ラストは人によっては非常に唐突に感じるかもしれませんが、私は「潔い」終り方だと思いました。モラル説教もせず、救いも与えず、結末もない。しかしそういうものがないから逆にインパクトが強く、エンターテイメント性が高い。最近、題材が良くてもそれにそぐわない人情話にしちゃってズッコケている映画がたくさんあるので、これは気に入った。やはり言い訳してない映画はそれだけでいい。 Related Article ■ヴィゴ・モーテンセンの映画偉人伝 ■奥さん役のマリア・ベロの映画偉人伝 ■いい映画です!『オーシャン・オブ・ファイア』
私が観た映画&DVD
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