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Crazy Love
このカバーで、タイトルがクレイジー・ラヴ。無視できません。『I Am a Sex Addict』みたいな、コメディなんだか本気なんだか良くわかんない映画なんだと思ったんですよ。観てよ、この男の人!
おばさんの名前はリンダで、彼女は若い頃すっごい美人で、街角でリンダを見かけたバート(おじさんの方)がものすごいアタックしてものにしたのだが、実はバートは結婚していた。しかし、バートは金持ちで、映画俳優とかも知っていて、経営しているクラブにいつもリンダを連れて行き、そこに出てたバンドが『リンダ』という曲を作ったくらいみんなのアイドルだった。 ってこの話がむっちゃくちゃ退屈で、もしかしたらこの辺少し寝ちゃったかもしれないんですけど、まだまだ話は続きます。 で、まあどの恋愛にもあるように、リンダとバートもケンカが絶えなくなり、リンダはバートと別れて、自分の年代の若い男を見つけ、コイツと結婚することに決める。バートはどんどんリンダに執着して行き、電話かけたりストーカーしたりし始めるのだが、なんだか回りはそれをマジに受け取ってないようなのだ。 話が1950年代なので(なんだと思いますが)、ストーカーとか、こういう嫌がらせというのはあんまりマジに受け取られていなかったようなんですよね。この辺からなんだなんだ、とか思って、だって、殺しちゃったりしたんだったらインタヴューとか答えているわけないし、とか思うじゃん。 リンダの結婚が近づいてきたある日、家に届け物があり、リンダがドアを開けると男が顔に硫酸をかけて逃走する。この男は、バートが雇った男で、「自分のものにならないなら・・・・」と彼女の顔を傷つけることにした、と。 こええ〜〜〜!!!!マジですか?!と私はひっくり返ってしまいました。まさにクレイジー・ラブ!このせいでリンダは視力を失い(あ、硫酸だったかどうかはちゃんと覚えてない)、だから冒頭でもサングラスをかけていたんだな、と気付く。目の周りがどんな顔になっちゃってるのかは不明。でもものすごい美人(DVDのカバーにあるように)だったってことだから、ショックだったでしょうねえ。それで結婚はご破算になってしまう。結婚するって言ってた男もヒドイ奴だよね。 で、リンダは人の世話になって生きて行くのはイヤだと、仕事をみつけ、アパートをみつけ、自活する。そしてリンダが35歳くらいになったとき、ななななんとバートが再度リンダにアプローチしてくるのだ! これがすげーなと。この話は一体どこへ行ってしまうんでしょう。 するとリンダは会ってもいいと言う。で、そのままズルズルと結婚してしまうのだっ!!! し、しんじられなぁ〜〜〜〜い!!!自分の顔に硫酸かけた男と?!でもね、リンダの友達が言うには、もう35歳で自分には男がいない、友達はみな結婚して、だんなさんの悪口言ったりのろけたりしている。そういうの見てて、結構落ち込んでいたらしい。男がいなかったら生活も不安定だし。特にリンダは生活のことを心配していたそうな。 で、この話は、当時ものすごく騒がれた事件だった、ということがわかってきます。 私は、これは、どう捉えていいのか・・・・。最後は、もういい年になったリンダとバートが、仲良くしているところで終わるんですけど・・・・。ご近所のパティさんは、この事件のこと知っていて、しかもこのドキュメンタリー観て、 リンダはバートのことを愛していないと思う。生活の不安から結婚したんだ。これはバートの作戦勝ちっていうか、顔を傷つけることによってリンダを誰にも相手にされないようにしてから、モノにする、という。リンダはバートに一生を台無しにされた。バートは金持ちだから、リンダにきれいな服を着せ、何不自由のない生活をさせているけど、こんなの愛じゃない というようなことを言っていた。うーん。リンダのインタヴューを聞いていると、彼女がきれいな服とか、ある程度のレベルの生活をすることを非常に大事に思っていることがわかる。バートはそれをリンダに与えられるだけの財力があったし、また、リンダは、顔を傷つけられ、盲目になったことで、普通の結婚や家庭を持つことはできないと思っていたから、こんなことになった原因を作った張本人であるバートでも、 「いいや、別に。こういう生活を手に入れる方法は他にはないし」 と自分で自分を納得させたのかもしれないなあ。パティさんは、「良く観れば、リンダがバートを憎んでいるのがわかる。」って言うんだけど、私はその辺なんとも言えなかったね。人間、自分を納得させることができれば、こんなあり得ないこともできてしまうものなのかも知れないよ。それに、「バートがあんなことをしたのは、私をそれほどまでに愛していたからよ」って思い込むこともできるし、ぶっちゃけ本当にそうなのかもしれない。 まさにクレイジー・ラブ。 key Word 映画 クレイジー・ラブ 最近見た映画
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I Love You to Death
お楽しみ袋に前々から来てくれている方は、この映画が私のお気にだって知っていると思うんですけど、いや〜久々に観ても面白かった!この映画、流行らなかったんだってね。なんでだろう?お話は面白いし、キャラは立っているし、最高だと思うんですが。
もー、ケビン・クラインがイタリア訛りで演じるスケコマシのジョーイ最高!いきなりオープニング、告解室で神父さんに先週何人の女と浮気したかを説明するところから最高!その後、自分で経営するピザ屋で元気に働いているところ、忙しいランチの後、工具箱を持って所有するアパートの配管を直すという口実で愛人を訪ねて行くところ、夜は食事の後、派手なシャツにお尻ぴちぴちのスラックスを着てディスコに出かけ、口八丁手八丁で女を口説くところ、もうみんな最高です! ちなみに、ジョーイのアパートに住んでるジョーイの愛人って、声がすっごい可愛いのだけど、なんかの声優やってた人なんだよね。忘れちゃったけど。この人は超デカパイ。それから、ジョーイがディスコ(ホール&オーツとかかかってる)で引っ掛ける女の子は、かつてのアイドル、フィービー・ケイツ(すっげえいいお尻している)。フィービーとケビン・クラインって、この時もう夫婦だったんじゃないかなあ。ちなみにこの二人の息子が『イカとクジラ』の家族の弟の役やっているんだよね。それと、あとで出てくるブリジットという、ジョーイがボーリング場で引っ掛けた女の子はヘザーグラハム。(今、調べたら、図書館でジョーイといちゃついてる女は『ツイン・ピークス』の世界一美しい死体、シェリル・リーだって!気が付かなかった) で、奥さんロザリーを演じるトレイシー・ウルマン。この人、演技は今一だと思うんだけど、美人じゃないし冴えないけど働き者でジョーイをすごく愛している雰囲気が当たり。 このロザリーに恋しちゃっている、変わり者の男の子・ディーヴォがリバー・フェニックスなんですけど、このリバー、最高に可愛いんだよ!リバーってぶっちゃけ、子供の頃は良かったけど、青年期になってからロクな映画出てないと思わん?この映画の役はハマってて、まだ19か20で人妻に恋をするピザ屋のバイトくんで、ヒッピーみたいな格好して、石占いとかやっちゃう超変わり者のの男の子を好演しています。 あと、ロザリーの母親、ママ・ナジャ役のジョーン・プロウライト最高!ユーゴスラビアからの移民で、ものすごいドスの効いた英語しゃべるんだけど、猟奇殺人の新聞記事をスクラップしているおばさんで、ジョーイとは嫁/姑ならぬ、婿/姑でいがみあってる関係で、ジョーイの浮気をロザリーが見つけ、「殺してやりたい」と言うと、 「ぐぅ〜っど!殺人なんて、アメリカでは国技みたいなもんだから、誰も捕まらないよ」 と、躊躇するロザリーを尻目にあの手この手でジョーイを殺そうとする、とんでもないおばさん! で、最初はママ・ナジャが知り合いの息子を雇って殺せって言うんだけど、バットで襲ってもちろん死ぬわけないし、二度目はなぜか機械の修理とかが得意なママ・ナジャがジョーイの車を爆破しようとするが失敗、3度目は睡眠薬をたっぷり入れたミート・ソースを食べさせて殺そうとする。 この食事のシーンがもう、めっさ可笑しいのだけど、ジョーイは死なないんですね〜。んで、しょうがないからがーがー寝ているジョーイを撃っちゃえ、とディーヴォを呼ぶがとどめは刺せず、ディーヴォが雇ったのがマリファナで始終ぼーっとしているハーランとマーランという兄弟。 この二人を演じるのがウィリアム・ハートとキアヌ・リーブスってのがまた笑う。キアヌは、『ビル&テッド』のテッドがそのまま大きくなったらこうなるだろう、って感じなんだけど、長髪にしたウィリアム・ハート最高!Pot Head(マリファナばっかやってる人)特有のリアクション遅いとことか、心臓が右にあるのか左にあるのかわからないとか、人を一人殺そうとしているのに、レジー・ジャクソン・モデルのバットを見て野球の話になっちゃうとか、もー最高!キアヌが子供部屋にあるゴジラの人形にビビるとことかもひっくり返ります。 で、頭と胸部を撃たれているのに起き上がってきちゃうジョーイが、超可笑しい。って、可笑しいとこだらけなのだけど、これって実話なんだよね。で、場所がタコマというシアトルに近いワシントン州の町で、ジョーイの家からはシアトルが見えたりして、昔シアトルに住んでた私にとってはそういう意味でも印象深いんだよなあ。 あと、ジョーイのピザ屋に来る刑事さんとか、ジョーイの子供とか、名前も知らないような役者さんたちもすっごいいいし、あ!あと、最後に出てくるジョーイのお母さん!いかにもイタリアの肝っ玉母さんって感じですっごい可笑しいの。やっぱキャスティングっていうのは、有名・無名いっぱい知ってて、どんぴしゃな人を連れてくるべきだよなーとすっごい思わされます。 それと邦題の『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』。こういうのを名邦題と言うんですよ。原題の『I Love You To Death』は、慣用句としては「死ぬほど愛してる」という意味なんだけど、タイトルとしてはまさしく「殺したいほど好き」という意味にひねってあって、実際ジョーイがセリフとして映画の中で使うんだよね。それをちゃんと踏まえて、しかも「愛してる」じゃなくて「アイ・ラブ・ユー」とカタカナで残しながらも、七・五の日本人が好きな語呂に合わせちゃっているという、これ以外の邦題は考えられませんね。 今回再見してみて、ってもう通算何百回も観てるんですけど、こんどこそDVD買うべきだと思いました。 key Word 映画 殺したいほどアイ・ラブ・ユー ケヴィン・クライン トレイシー・ウルマン ウィリアム・ハート リヴァー・フェニックス キアヌ・リーヴス 映画紹介
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In the Valley of Elah
概要を書こうと思ったんですけど、なんかこの映画、趣旨が今一ピンと来ないので、allcinema.netから引用させていただきます。
あらすじ: 退役軍人のハンク・ディアフィールド(トミー・リー・ジョーンズ)は、イラクから帰還してくるはずの息子マイク(ジョナサン・タッカー)が脱走したという知らせを受ける。息子を探すために現地へ向かい、地元警察のサンダース刑事(シャーリーズ・セロン)と捜索を開始。真実が明るみに出るとともに、ハンクは知らなかった息子の素顔を知ることに……。(シネマトゥデイ)" ということなんですけど、まず、トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドンが「重厚な演技のアンサンブル」どころか全く意味なかったですね。もちろんみなさん演技派には違いないんですが、「ハマリ役」とかそういうのではないんですね。特に失踪した兵士の母親役なんか、別にスーザン・サランドンじゃなくても、こういう映画で母親役しか演じない無名の女優さんで十分だったというか。トミー・リー・ジョーンズも、『ノーカントリー』の保安官役は、「やっぱこれはトミー・リー・ジョーンズだったから面白い!」と思えるのですが、この映画は別に無名の人でも・・・・・ (ネタバレしますのでご注意) 脱走兵の父親が知らなかった息子の素顔ってのは一体なんだったんだろう、と興味を惹かれたのがこの映画を観た動機だったのですが、Post-Traumatic Stress Disorder(心的外傷後ストレス障害)だた、と言うオチだったときは正直「なーんだ」と思ってしまいました。それ自体がどーでもいいことだと言ってるわけではなくて、そんなの大問題だと言うことはみんな知っていて、「アメリカの闇」でも何でもないし、ぶっちゃけ「正義のために何をすべきか」なんてことは全く描かれていません。そこが描かれていたら、すごい映画になったかもしれないんですけど、ただ起こったことを描写しているだけで、これなら元になった実話のドキュメンタリー観た方がずっと面白かっただろうなと思いました。 同じ戦争を背景にした映画で実話に基づいている点でも同じなのに、これの前に見た『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』はすっごい面白いと思ったのね。なぜかというと、『チャーリー』は、この物語の中で屈託なく、純粋に、正しいことをしようとしているチャーリー・ウィルソンと、彼がしたことが結局どうなってしまったかということを知って見ている私たちの視点がズレているからなのよ。それを言うなら、『キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!』もこの『告発のとき』よりずっと面白いと思う。これも、ウォーターゲート事件というそれこそアメリカだけではない、世界を揺るがすような事件が、実はあっぱらぱーのティーンエイジャーによって引き起こされていたという、いわば「ツイスト」が入っていたからなんだよね。 『クラッシュ』もこの映画も、こういう「ツイスト」がないから、ドキュメンタリーみたいになっちゃうんだよ、ポール・ハギス!って全部コイツのせいにしようかと思ったら、この人『ミリオンダラー・ベイビー』とか『硫黄島からの手紙』とか素晴らしい映画の脚本書いている人なんだよね。やはり監督っていうのは、映画に及ばす影響が他のエレメントより大きいのだろうか。さっきも書いたけど、『クラッシュ』と『告発のとき』に「んじゃこの問題のために何をすべきか」ということが描いてあったら、両方ともすごい映画になったと思うんだよね。ただ、そうしたらものすごい賛否両論生んで、絶賛もされるけど批判もすごいと思うんだ。ポール・ハギスって人は、絶賛はされるけど大批判はされないという、ギリギリの線で社会問題を扱っているような感じがして、そこが日和見的で好きになれないんだよな。 でもま、色々考えはしましたので、悪い映画ではないと思います。というのは、脱走したマイクを探すお父さんのハンクも元軍人なのだけど、この人の時代には戦争による心的外傷後ストレス障害なんて余り問題にならなかったんじゃないのかな、と思ったの。まあ昔は、今よりもっともっと軍とか政府の「都合悪いことは隠蔽」ってのが激しかったのだと思うのだけど、それだけではないな、と思った。 劇中、やはりイラクから帰って来たばかりの兵士が飼い犬をバスタブに浸けて溺死させ、結局は自分の奥さんも殺してしまう、という話があって、それを見て思ったのですが、昔は、軍人のお父さんって言ったら、厳しくて当たり前だったわけじゃん。すぐ殴ったり、怒鳴ったりしても「まあ、軍人さんだし」みたいな。ところが今は、そういうの許されないじゃない。だからストレス溜まるんじゃないかと。もちろん、私だって奥さんや子供が殴られたり怒鳴られたりする家庭はイヤだけど、殺し殺されの戦士にもなり、家では優しいお父さんしろって言われても、人間にはキャパってものがありますし。いい人にならなくちゃいけない、というプレッシャーが、この心的外傷後ストレス障害ってのを増幅させているんだとしたら、まさに『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』のテーマになっていた塞翁が馬ですな。 最後に、さっき役者さんの話でシャーリーズ・セロンに触れませんでしたが、この人は男の世界である刑事部屋でセクハラに会いながらもがんばってハンクを助ける、という、モロ『スタンド・アップ』のタイプキャストでしたね。これも、もっと地味でブスな女優さんの方が真実味あったかとは思うのだけど。この人の小さな息子にハンクが原題にもある『Valley of Elah』の話を聞かせるシーンがあるんですけど、これも全く回収されてませんね。つか、ハンクは権力にチャレンジして真相を突き止めたのかもしれないけど、映画自体は何もチャレンジなんかしてないので。あ、そいで、シャーリーズ・セロンなんですけど、やっぱこの人いいね。女で「ファック」って言って様になる、数少ない女優さんの一人だなーと、つくづく思いました。 key Word 映画 告発のとき トミー・リー・ジョーンズ シャーリーズ・セロン スーザン・サランドン ジョシュ・ブローリン 映画感想
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Dick
英語タイトルの「Dick」というのは「リチャード」の愛称なのですが、同時に、「ちんぽ」という意味もあり、またそこから派生して「ちんぽ野郎」というけなし言葉にもなるのですが、どういうやつが「ちんぽ野郎」かというと、すっげーいやみったらしいやなヤツとか、偉そーなヤツとか、自己中なヤツとか、私も十分なれそうですが、女はDickではなくBitchになってしまうんですねえ。
この映画でも15歳のティーン・エイジャー、ベッツィー(キルスティン・ダンスト)とアーリーン(ミシェル・ウィリアムス)がホワイト・ハウスでリチャード・ニクソン大統領に会い 「Mr.President」 と言うとニクソンが 「Dickと呼んでいいよ」 というところは、笑いの定番なわけですな。 15歳かよ!と思って調べてみたら、このとき、キルスティンは17歳、ミシェルは19歳なんだけど、ミシェル・ウィリアムス、超ブス!しかもデブ!後ろから見ると、ブラが背中の肉に食い込んでいるし!この映画だけ観たら、この娘一生、サイドキックの役しか回ってこない娘としか思えない!で、あんだけブスだのなんだの言われているキルスティンの方が、スタイルも良くって超可愛い。やっぱキルスティンは、小さい頃の方が可愛い女の子だったのね。 で、ストーリーはですね、かの有名なウォーターゲート事件からこっち、ニクソンが辞任するまでの様々な出来事は、実はベッツィーとアーリーンのいたずらから派生したものだという、超ありがちおバカ・コメディなのです。 私はこの辺超疎いので、見終わった後「ウォーターゲート」でウィキってみたのですが、この事件のことを良く知っている人なら、笑えるのかもしれない。要するに、ウォーターゲートも、一連のニクソンの悪事も何もかも、はっきり100%わかってない謎の部分があって、そういうところにこの娘版ビーバス&バットヘッドを絡ませていくわけですな。 例えば、ニクソンの犬を散歩させてくれと頼まれた2人は、ホワイト・ハウスに訪ねていくとき、クッキーを焼いて持っていくんですけど、ウォールナッツにベッツィーのお兄さんが混ぜておいたマリファナも一緒に焼いちゃって、ニクソンがそれをすっごい気に入ってしまい、訪問する度に持って行く。あの頃ニクソンが常に偏執狂的だったのはそのせいだ、とか、後、ブレジネフ(っだったよな)とものすごいピリピリした会見をしているところにベッツィーとアーリーンがバカ丸出しでやってくるとニクソンがブレジネフに 「このクッキー最高なんだ、是非食べてみてくれ」 と、マリファナ入りクッキーを進めるとブレジネフがハイになっちゃって、ニクソンが、 「君たちは、アメリカ合衆国を、核の恐怖から救った」とか・・・・・まあ、だいたいこんなところで想像付こうってもんですが。 あと、この事件を追っていたワシントン・ポスト(だったっけ?)の新聞記者がウィル・フェレルとSNLなんかではおなじみのコメディアンなんだけど、この2人が特ダネを仕入れたのは「ディープ・スロート」というタレ込みやからで、ディープ・スロートの正体が実はこのティーン・エイジャーだった、とか。 まあそんな感じで進んで行くんですけど、ティーン・エイジャーのプリプリ・エロエロの女の子たちと、政治を絡めたこの映画の意図は、一体なんなのでしょう?!センズリばっかりしているガキ共に、もっと政治に興味を持ってもらいたい、という、純粋な動機なんでしょうか?それともミシェル・ウィリアムスに 「I love Dick!」(「ディックを愛しているの」と「ちんぽが大好き」とかけている) とか 「Dick frightens me!!」(「ディックって、怖いわ」と「ちんぽが怖い」・・・) とか、連発させたいがためだったんでしょうか?もちろん日本では発売されていません。
Key Words 映画 大統領に気をつけろ ミシェル・ウィリアムス キルスティン・ダンスト ウィル・フェレル 考えさせられた映画
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Goya's Ghosts
『ノーカントリー』でキョーレツだったハビエル・バルデムを他の映画で観てみたい!というだけの理由で宅配レンタルのリストに入れといたので、送られて来た時、「気分じゃねーなー」と思いながらも、メシ食いながら一応点けとくか、くらいの気持ちで観てたんですけど、すっごい面白かったです。
ストーリーはですね、えーっと、バルデムが堕落した神父、ロレンツォで、ゴヤという当時、王様もお妃様も肖像画を頼んでいた画家に自分の肖像画を描かせていたのですが、このゴヤが、教会批判みたいな悪魔的な絵を書くので、教会で問題になり、「なぜこんなやつに肖像画を描かせているのだ」と詰め寄られたロレンツォは、 「王様もお妃も使っている画家だからですよ。そんなことより、こういう悪しきものがはびこるのは、教会が手ぬるいからです。昔の方法を復活させるべきです」 とか言っちゃうわけなんですね。つまり、舞台はスペインで、昔の方法とは、魔女狩りを復活させようということなんですな。自分が色々責められるのがいやだから、話の矛先を変えるために、魔女狩り復活させちゃうとんでもない神父なんですよ、ロレンツォは。 で、ロレンツォ神父は自ら、「異教徒の見分け方」講座を開き、民衆の間にスパイとして送り込まれる牧師たちを教育する。 「排尿するときに性器を隠す男は、割礼しているのです!異教徒です!こういうやつを捕まえるのです!」 と真顔で説教しているバルデムがめちゃ可笑しい。 ナタリー・ポートマンは、蝶よ花よと育てられた、裕福な商人の娘・イネスで、ゴヤが彼女をモデルにある教会の天使を描いたくらいの美少女。イネスは、友達とレストランで食事をしているとき豚肉を食べなかったことで異教(ユダヤ教)とみなされ、Holy Office (教会)から呼び出し状を貰う。もう魔女狩りなんて行われてないと思っているイネスのお父さんは、イネスをHoly Officeまで送って行くが、何日も帰って来ないので心配になり、ゴヤにロレンツォ神父と会わせてくれという。 で、イネスのお父さんはゴヤとロレンツォ神父を豪勢な夕食に招待し、娘の状況を確かめようとするが、ロレンツォ神父にイネスは「The Question」の末に異教徒であることを白状したと伝えられ、愕然とする。「The Question」イコール「拷問」らしく、「The Questionされたら本当のことでなくても言ってしまう」というイネスの父親にロレンツォ神父は、 「いや、神を本当に信じていれば白状なんかしない」 とえらそーに言うと、お父さんは「私はサルです、オラウータンです」とかいう、要するに自分を卑下するような文章を書き、「これにサインしなければ、拷問する」と、ロレンツォの信仰心に挑戦する・・・・・で、まさかまさかと思っていると、イネスの父親は3人の息子と結託してロレンツォをその場で押さえつけ、後ろでに縛った腕をシャンデリアに縛ってつるし上げる・・・・・これが奇しくも前のシーンでイネスが実際にされる拷問と一緒で、イネス役のナタリー・ポートマンがぎゃーぎゃー叫んでいるのを見た後なので、一体ロレンツォ神父どーすんのかなーと思っていたら・・・・・ ほんの5分かそこらでギブアップし、すすり泣きしながらもさっさと署名する。この情けないバルデムが名演技!!! で、痛い腕をさすりさすりしながらHoky Officeの偉い人に、イネスを釈放するように頼むのだが、あっさり断られ、獄中のイネスに会いに行くと、裸にひん剥かれたイネスが「神父様、神父様」と助けを求めてくる。するとこのロレンツォ神父、イネスのケツをつるん、と撫ぜて、やっちゃうんですね。なんと堕落した神父なのでしょう。 すんません、あんまり面白い話なので説明が長くなりましたが、なんでこの映画のナタポがすごいかっていうと、このイネスは結局15年間も獄中に閉じ込められ、ナポレオンがスペインに侵攻してきて、宗教裁判で監獄に入れられてた人たちを解放したときにはもう、ボロボロになって、頭も狂って出てくるんですけど、これがすげーんだ。ナタポって、こんな気持ち悪いブスにもなれるんだ、という。この役を演じためにかなり体重落としたと思われるのだが、げっそりやつれて、口は曲がってるし、肌は汚いし、本当に見る影もないほどひどいんですよ。 これが、冒頭、ゴヤのモデルをしているときは、本当にぷっくりして、すっごい可愛い。これがこれになれちゃうの?!というこの対比がすごい。これだけでもすごいのに、実はイネスは獄中でロレンツォの娘を産んでいるのだが、この娘は今は娼婦として暮らしている。この娘、アリスもナタポが演じているのだが、ものすごいすれっからしの、お品もなにもあったもんじゃない売女で、これも冒頭の無垢なお嬢様との対比がすっごい。要するに「一粒で3度おいしい」を見事に演じちゃってるわけですよ! で、バルデムのキャラであるロレンツォも面白いキャラで、先ほどの「サルうんぬん」に署名したことがバレて(だったか)、逃亡してしまうのですが、ナポレオンの騎士の一人としてスペインに戻ってくる。優秀だが世俗的な騎士にすっかり様変わりしていて、なーんか調子いいヤツだなーってのを好演している。自分で魔女狩りを復活させたくせに、いまや捕らわれの身になったHoly Officeの長を「こんなヤツは死刑だ!」なんてのうのうとみんなの前で言って、拍手喝采されていい気になっていたりとか。 そんですごいのは、この頭の狂ったイネスは、ロレンツォのことを愛しているのだな。イネスにとってみれば、獄中(といっても本当に汚い洞窟みたいなひどいところ)に閉じ込められて不安なときに一緒に祈ってくれて、エッチしたのだって愛されているからだと思ったのかもしんないし、ロレンツォの子供まで生んだんだしさ。いやー、でも観てて悲惨よ。 題名の『Goya's Ghosts』のゴヤって、もしかして高島屋とかで良くやってた「ゴヤ展」とかのゴヤ?こんな絵描きさんだったんだ。この人が捕まって拷問されるんじゃないかとハラハラしていたが、最後まで傍観者的な立場の人だったなあ。最初、あー、こういう映画いや!拷問のシーンなんて見たくない、と思ったけど、イネスが吊るされる以外にはしつこくショック効果を狙ったような残虐なシーンはなく、ストーリーが面白くてすっごいいい映画でした。日本でも発売されるといいね! key Word 映画 ハビエル・バルデム ナタリー・ポートマン 拾いモンの映画
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Cloverfield
怪獣っていうのは、恐怖を具現化しているものなんだな。大きくて、強くて、醜くて、得たいの知れないもの・・・。冒頭のシーンでみんながビルの屋上から見ている、花火みたいな現実味のない爆発が湾岸戦争の映像みたいだったし、続いてエンパイア・ステート・ビルディングがガラガラと崩壊していく様はモロ、911だったし、「なんだこれ、テロ映画かよ」と思っていたら、あら?怪獣がビルをなぎ倒している・・・・。
で、この怪獣がなんなのか、全く説明しない、というところがいいね!こういう映画だと、主人公が科学者とかで、この怪獣がなんなのか、説明しようとか解明しようとかして逆に嘘くさくなっちゃったりするケースが多いけど、『クローバーフィールド』はあくまで普通の人、事情が全くわからない人が主人公なのがいい。 主人公はニューヨークのヤッピーたちで、マンハッタンのいいアパートに住みやがって、いい仕事持ってて、パーティして、悩みといえば誰が誰と寝たとかそんなことばっかりで、軽いし馬鹿だし苦労なさそうだし、怪獣に殺されてしまえ!とか思ったんだけど、実際アメリカ軍が戦闘態勢に入って、銃撃のど真ん中に残されてしまったりしたときは、「ああ〜、きっとイラクの人たちも、こんな感じだったんじゃないかな」と思った。平和で安定した暮らしをしていれば、ヤッピーじゃなくてもお気楽に恋愛の心配でもしてればいいんだし、イラクの若者たちだってそれなりにパーティしたりとかしてアホな生活してたんだろうし。 それが突如として、得体の知れないものに粉々に破壊されていく・・・。頼りになる人が助けに来てくれるかもわからない、何がどうなっているのかもわからない。1時間前にはパーティで酒飲んでたのに、今は銃弾の飛び交う中を逃げ回っている・・・・。戦争が始まるってのもこんな感じなのかなあ、攻撃される方にしてみれば。なんかそう思うと、バカが恋愛の心配していられる平和っていうのは、貴重だよね。 と、単純にイラク、とか戦争、って結びついてしまうところが逆にコワい。やっぱ最近って、戦争の生々しい映像をTVでガンガン流してるよね。そういうの見ているから、この映画観てその恐怖が感じれるんだもん。地上でものすごい銃撃戦なので、地下鉄に逃げ込んだはいいが、このままいつ出られるかもわからない恐怖。電気もいつまでついているのかわからない。ああ、それで面白いのは、そんな状況にありながらも、燃え上がるニューヨークや、吹っ飛ばされた自由の女神の頭を、携帯のカメラで写している人がたくさんいること。これって絶対あり得るよね〜。 で、ストーリーはですね、あっぱらヤッピーのロブと、いかにも蝶よ花よと育てられたお嬢様〜!って感じがいけ好かないベスが相思相愛なのだが、まー色々食い違いがあったりしてケンカ別れしたその夜にこの怪獣騒ぎが起こり、パニくっているロブの携帯にベスが「助けて、動けない」と思わせぶりなメッセージを残したがために、ロブはマンハッタンを脱出するのをあきらめ、ベスを助けに行くことにする、というものなんである。 (ネタばれします) ロブはべスを助けるんだけど、結局マンハッタンを出られなくて、爆撃にあって、死んでしまったんだと思う。爆撃が始まったときカメラに瓦礫がごろごろ降ってきて、もう2人は映ってないんだけど、ロブが 「僕を見て・・・・アイ・ラブ・ユー」 と言うとベスも「アイ・ラブ・ユー」と言うのが聞こえる・・・・・。まーなんともロマンチックな設定にしたもんですなあ。死ぬ前に好きな人に、自分が愛していたことを伝えたいという・・・。でも、これは教訓よ。ロブは、自分が日本に転勤になるから、ベスとの関係を余り発展させないようにしていた。ベスは、ロブがそんな感じで煮え切らないので、新しい彼氏を作った。この惨事の一部始終を捉えたカメラの冒頭に、ロブがベスと初めて寝た日に撮った映像が入ってるんだが、これが1ヶ月くらい前のものなのよね。今日死ぬ、とわかっていたら、例え1ヶ月でも2人で密度の高い時間を過ごせば良かった、と思ったろうになあ。今、恋愛中のみなさん、じらしたり、気のない素振りをしたりとゲームしないで、明日死ぬかもしれないくらいの覚悟で相手に愛を伝えないといけませんな。 なーんてね、結構いろんなことを考えちゃったりして、『アイ・アム・レジェンド』なんかよりずーっと面白かったよ。 PS ロブとベスとハドがヘリコプターでマンハッタンを脱出しようとするとき、丁度、怪獣が砲撃されてて、上から他人事のように見ているハドが「うわーすげえ、すげえ」とか言って、ついに怪獣が倒れると、「イエー!!やったー!!ざまーみろ!」ってすっごい興奮して叫んでいるんだけど、怪獣が突然起き上がって3人が乗ってるヘリコプターを叩き落としてしまい、墜落して行くときには180度転換して、「アイム・ソーリー!!!アイム・ソーリー!!!」って叫ぶところがすっげえ笑ったけど、気持ちわかるよね〜。なんで謝ってんだかわかんないんだけど、ああいうどうしようもない状況の時って謝っちゃうんだよね。 PSS IMDbを読んでいたら、テープの一番最後、ロブとベスがコニー・アイランドへ行った映像の中に、海にSlushoの衛星が落っこちるところが映っていて、この衛星がどうやら怪獣を呼び起こしてしまったらしい。しかもSlushoというのはロブが栄転になった日本の会社、という設定なんだそうです。まさにゴジラじゃねーですか! Related Article ■同じニューヨークが舞台のディザスター・ムービーなのに全く緊張感がない『ディ・アフター・トゥモロー』をリンクしたくなりました。 key Word 映画 クローバーフィールド この映画がすごい!!
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