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『ソーシャル・ネットワーク』-これが作品賞なのおおおお
The Social Network

「これがオスカーなのおおおお」って友達に言ったら、「オスカーにノミネートされるのって、みんなこんなかんじじゃん?去年の『ハート・ロッカー』だって・・・」って言われて、ああ、そうだなあ、と思った。

Social Network, the
Produced:2010
Director: David Fincher
Writing Credits: Aaron Sorkin, Ben Mezrich
Cast:
Mark Zuckerberg: Jesse Eisenberg
Eduardo Saverin: Andrew Garfield
Sean Parker: Justin Timberlake
フェイスブックを立ち上げたのは20歳そこそこの大学生で、それでビリオネアーになっちゃったって言う話自体は面白いんだけど、そんなにいい映画かなあ。ドキュメンタリーの方が「へえええ」って素直に思ったかもしんない。でもウィキで読んだら、かなりのところはフィクションらしいけど。つかまあ、本人まだ生きてるんだし、こんな究極の「欠陥人間」みたいに描かれたらそりゃあ「フィクション」って言うよな。

でもコレ事実に基づいていたとしても、私にはフィクションにしか思えないよ。20歳そこそこで商売考えて、ミリオン儲けるって計画して、資金繰りして実際に商売やってみるとかさ。ハーバードとか行ってる人って、みんなこうなの?なんかもう環境がこうなので、中にいる人には全く普通のことみたいじゃない。

あと、大学生のドーム(寮)生活とかも、したことないからわかんないし、する機会に恵まれていても、ああいう生活ってイヤだろうな~と思うのでなんか共感しないし。それこそゴマンとあるアメリカのカレッジものの映画観てると、必ずなんちゃらソサエティに入らないとカッコ良くない、みたいのあるじゃん?酒飲まされてとかパンツ脱がされてとか、イニシエーションの儀式に通ったら入れてやる、なんて言われてゲロ吐いたり、ニワトリ持ち歩いたり、なんでそんなことしたいんだろう?っていつも思うよ。

主人公のズッカーバーグも、このソサエティに入りたくて入れてもらえなくて、みたいなコンプレックスから、フェイスブックがんばっちゃったみたいな描き方されているなって私は受け取ったんだけど、その描写がすっごい月並みだなあ、って思った。映画全編通して、このキャラに対する描写が月並みだと思う。頭がいいのに友達できなくて、人にわかってもらえなくて、それでちょっと斜に構えた人間になっちゃって、フェイスブック作って他人同士を繋げることは出来ても、自分は誰とも友達になれない・・・最後、すっごい金持ちになったけど孤独、ってさ~。

そんで、裁判に同席している、新人の女弁護士?だかなんかが、「あなたはイヤなヤツじゃないわ。イヤなヤツになろう、なろうとしているだけよ」なんて言っちゃうんだけど、このセリフはない方が良かったんじゃないかと思う。余りにもフラット。

まあ多分ズッカーバーグは、頭良過ぎて他の人と話してもすぐ退屈しちゃうから集中力ないし、常に新しいことが頭でぐるぐる回っているから人の話とか悠長に聞いていられない。で、ああいう態度に出ると、人からはイヤなヤツって言われるので、段々みんなが言うとおりの自分なんだって信じ始めて、女弁護士が言うように、そういう自分を演じているのだと思うし、人間みんなそういうところあると思うんだけどさ、それを演出で見せて欲しかったなあ、最後にセリフで言わせるんじゃなくて、って思ったの。

あと、こういう切れ者だけども余り人のこと考えないヤツなのを表現するのに、感情のこもらないトーンで早口でしゃべる、っていう演出だったけど、これも使い古されているというか、やっぱ月並みだったなあと思う。

ズッカーバーグ役の子、『イカとクジラ』で見た時から気になっていたし、ジャスティンは『ブラック・スネーク・モーン』で見て役者としてすごいいいなあって思っていたし、デヴィッド・フィンチャーは『セブン』だし、すごい期待していた割りに、ほどほどだったんじゃないかと思うんですけど、どうでしょうか。
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第83回アカデミー賞 | コメント(9) | 【2011/01/14 00:54】
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『卒業』-わからない上に面白くないし「だから?!」
The Graduate

これ、全然わかんない。友達に、「お前~、こんな有名な映画わかんないなんて書くなよ~。バカだと思われるぞ!」って言われたけど、わかんないもんはわかんないよ!

ダスティン・ホフマン演じるベンジャミンが、大学卒業して前途洋々なのにも関わらず、「将来どうなっちゃうんだろう」ってエラく心配しているのが良くわからない。そのベンジャミンを誘惑するMrs.ロビンソンが、なんであんなに図々しいの?ベンジャミンが、Mrs.ロビンソンの娘、エレインに超入れ込む理由がわからない。

卒業 [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 1967
Director: Mike Nichols
Writers: Calder Willingham, Buck Henry
Cast:
Mrs. Robinson: Anne Bancroft
Ben Braddock: Dustin Hoffman
Elaine Robinson: Katharine Ross
これってすっごい物語りのキーですよね。これがわからないんじゃ、面白いわけないよ!しかもコレってコメディなの?どこら辺で笑えばいいの?

古い映画を観ると、必ず思うんだよね~。ギャグとかの見せ方が違うじゃない。だから笑うところとかわからないんだよ。で、撮影の手法が古臭いから、全然関係ないところが爆笑だったりとか。それとか、役者の演技が自然じゃない感じがするの。なんかほとんど「大根役者」にしか見えない。

ベンジャミンも、マジこの人って精神病んでるとしか思えない。アタシとしては、大学を卒業したばかりの、「フツーの」男の子が、将来に不安を持ってる、って思いたいんだけど、この子、ヘン!!としか思えない。それとも、この子はヘン!でいいの?

で、なんで将来に不安なのかわかんない。自分の親みたいになりたくないってこと?それとも大学出た時ってみんなそういう風にビビるものなの?大学の時は回りに言われたことをきちんとやっていれば良かったけど、社会に出てなにがやりたいのかもわかんない、どうしよう・・・要するに、自立するのが怖い、みたいなそういう心境?それを、アタシがトシ喰ってきたから忘れちゃってるの?

ベンジャミンは最初、エレインと上手く行かないようにしようと、わざわざ嫌われるようにする。デートなのにストリップ・クラブに連れて行ったりとか。で、ストリッパーのお姉さんがエレインの後ろに立って見事な乳首回しを披露しているのがイヤで(?)泣いたところを見て、急に好きになってしまったの?その後、ハンバーガー食べながら仲良くなるところは理解できるけど、その後、それ以上親しくなる前にお母さんと不倫していることがバレて、離れ離れになっちゃうじゃん、しかもすぐ。

ほとんど心の触れ合いも何もなく、その後あんなに急に離れてしまったのに、なんでそんなにエレインに入れ込むんだろう?それとも、急に引き離されたからこそ入れ込んじゃうものなの?しかも、追いかけてきたベンジャミンを最初は突き放しておきながら、エレインも結構ベンジャミンが好きみたいだし。なんで?!

だからさ~、ベンジャミンがエレインに執着して追っかけるのって、他にしたいこともないからとしか思えない。ああ、そうか、ベンジャミンもエレインも、親の決めた道を歩きたくない、しかしだからと言って何がしたいかはわからない。で、エレインを結婚式から奪ってきちゃうっていうのは、伝統とか社会の規律とか親の決めたことを「ぶち壊す」という行為なの?で、ぶち壊さなきゃ気が済まなかったんだけど、その後、どうするのか全くわからないままで映画が終わっちゃうからすごいの?

1967年って言ったら、本当に古いなあ。この頃って、ヒッピー文化?ヒッピーの手前くらい?そういう背景をわかっていたら、これは「うわ~」っていう映画なの?それか、この世代に生きた人の焦燥感ってのを良く現しているの?

背景がわからないと共感できない映画ってあるのかなあ。『風と共に去りぬ』なんてこの映画よりずっと古いし、設定もアメリカ南部のお嬢様なのに、ビシビシ共感してしまう。

「わからないんだったら、他の人のレヴューとか読んでみたら」って言われたんだけど、まあ、わからないことは解説してもらえばわかるのかもしらんけど「だから?!」って思うし。わからないけどなんだか面白い!って思えるから調べるんであって、わからない上に面白くないとなると、わざわざ調べる気にもならん。

マイク・ニコルズ ダスティン・ホフマン キャサリン・ロス アン・バンクロフト マーレイ・ハミルトン
DVD | コメント(14) | 【2010/02/04 02:54】
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『そんな彼なら捨てちゃえば?』-色々考えちゃいました
He's Just Not That Into You

どーせくっだらねえラブコメかと思っていたら、意外に面白かったです。ってかさ、最近の恋愛映画って、すっごい現実味ない?昔はこういう群像劇みたいのだと、主人公がそれぞれ皆しあわせになって終わったりして、「コレあり得ねーよ!」って日和見的な話が多かったけど。

He's just not that into you
Produced: 2009
Director: Ken Kwapis
Writing Credits: Abby Kohn, Marc Silverstein
Cast:
Gigi: Dinnifer Goodwin
Anna: Scarlett Johanson
Ben: Bradley Cooper
Alex: Justin Long
Neil: Ben Affleck
Beth: Jennifer Aniston
Jannie: Jennifer Connelly
Mary: Drew Barrymore
Jarrad: Brandon Keener
Javier: Luis Guzman
で、考えたんだけど、それってさ、最近になってやっとみんなが「愛があれば・・・・」というのが実は幻想だった、というのに気が付き始めてきたからじゃないかなあ。私が思うに、昔はお見合いとか、親に決められた人と結婚していて、だから結婚って辛くってつまらなくって、「本当に好きになった人と結ばれれば、"愛"があれば・・・」と皆考えて、恋愛結婚の時代に突入して行ったのだけど、実際、恋愛結婚でも、辛くって、つまらなくなり、今度は離婚の時代に突入する。でも、離婚する人は「愛がなかった」「赤い糸で結ばれた相手じゃなかった」とか思われていたけれど、今になってみると、どんなに愛し合っていても結婚、ぶっちゃけ恋愛関係を維持していくのだって大変だ、ということに、みんながやっと気付き始めた?

アタシは、この映画のアレックス(ジャステイン・ロング)みたいに、距離を取って、恋に落ちないようにしてた。だって、恋すると、集中力がなくなったり、その人のことばっかり考えたり、振られて落ち込んだり、要するに生産性がなくなるわけよ。毎日の生活に支障が出てくるわけ。ジェニファー・コネリー演じるジェイニーも、旦那のベン(ブラッドレイ・クーパー)が浮気したのを知ると、普通でいたいのだけど、やっぱ動揺して、会社を早退してしまう。女独りで生きていかなきゃならないのに、そんなことしていられない。

でもさ、それって幸せなのかと思った。幸せってなんだろう。恋して振られて傷ついたり、悪い男に捕まって不幸になったり、そういう状態にならないことなのだろうか。

ベス(ジェニファー・アニストン)とニール(ベン・アフレック)のカップルは、もう7年も付き合ってて、一緒に住んでいるんだけど、結婚していない。ベスはしたいんだけど、ニールは結婚と言うものを信じていないと言う。今の状態でも、充分夫婦みたいなものじゃない、なぜ国にお金を払って二人の愛を証明しなければならないの?と言うニールにずーっと同意してきたけど、結局「結婚しないなら別れる」というベス。

私も結婚ってなんだかなーと思ってたんだけど、今はベスの気持ちがわかる。単なる儀式じゃん、そんなことで愛を証明できるわけじゃないじゃん、とは思うけど、結婚したい、って思われるのって、ちょっと一段階コミットメントのレベルが違う気がする。あと、子供を持つって言うのもそうだ。二人の絆が、やんごとないレベルに向かっていく。それでもいいって思ってくれるって、ちょっと違うもんなあ。

で、このベン・アフレックがすっごいいいんですよ。ベスと別れた後、ベスのお父さんが心臓発作で倒れちゃって、姉妹たちは動揺しまくって役に立たず、姉妹の旦那たちはカウチに座ってスポーツ観ているだけ。

「ねえ、買い物に行ってくれない?」

「俺たち腹へってないからいい」

「あなたたちのじゃなくて、お父さんの食べ物を買ってきて欲しいのよ・・・・」

ベスは一人でお父さんの面倒を見て、誰の協力も得られない。

すると、ニールが台所に立って、お皿を洗っている。ベスと目が合うと、

「いや、僕たち別れたのはわかっているけど・・・・。洗濯機は回して置いたし、スーパーに行ってきたよ。お父さんの好きそうなものばかり買っちゃったけど・・・・・」

って言うと、ベスは顔がぐしゃぐしゃになって泣きながら、ニールのことを抱きしめる。

良くラブソングの歌詞に、

I'll do anything for you

って出てくるんだけど、その度にいつも思う。「anythingって、何してくれるんだろう?」って。ダイヤモンドも要らない、高級レストランに連れてってくれなくてもいい、お花を送ってくれなくてもいい。私はいっつも、男が家事をしてくれないかな~と思ってた。さり気にそういうの手伝ってくれたら、すっごく愛されていると感じるな、って。でも男が「I'll do anything for you」って言う時、「じゃあ、洗濯手伝って」とか言うと、「ロマンチックじゃないじゃないか」って、絶対やってくれない。そうかなー、私ソレってすっごいロマンチックだと思うのだけど。

後、笑ったのが、ジェニファー・コネリー。浮気した旦那を許そうとする、ってか、今手放したら、浮気した女のところにのしつけてあげるようなもんじゃん!と思ったか、なんとか耐えようとするんだけど、耐え切れずに、鏡を床に叩きつけて割る。その後、部屋を飛び出していくんだけど、ほうきとちりとりを持って帰ってくる!もー、ここ、すっごい気持ちわかって笑った~。女でいるのもラクじゃないなあ。

結婚したら離婚するかもしれない、恋愛したら、終わりが来て傷つくかもしれない。でも、だからしないってのは、どうせまた汚れるんだから、部屋の掃除をしない、というのと同じだな、と思った。逆に、彼氏を見つけよう、とか、この男を落とそう、とか、もっと言えば、結婚を成功させようとか、色々画策してもダメなんだっていうこと。なるようにしかならないんだったら、その時瞬間、瞬間の気持ちに正直になって、相手に接していくことしかない。恋愛・結婚ってのは、成功・失敗に関わらず、ってかそういうレッテルを貼れるものではないし、上手く行っても行かなくても、人間を成長させるものなんだよね。

私も、離婚したことで成長したなあ。つか、今まで触れられなかった自分のすごく深いところに触れて、そのおかげで色んな事が見えるようになった。自分の考えがどんどん変化していくのを感じたし。2年くらい前だったら、男よりも自分のアートと言うか、生き方を取ったスカヨハ(アン)に共感していたと思うけど、今はジェニファー・アニストンの演じたベスの気持ちの方が良くわかる。

■スカーレット・ヨハンソン映画偉人伝
■ジェニファー・アニストン映画偉人伝

映画 ケン・クワピス ベン・アフレック ジェニファー・アニストン ドリュー・バリモア ジェニファー・コネリー スカーレット・ヨハンソン ジャスティン・ロング ケヴィン・コナリー ブラッドレイ・クーパー ジニファー・グッドウィン クリス・クリストファーソン 
映画を見て、思ったこと | コメント(13) | 【2009/06/18 08:54】
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『それでも恋するバルセロナ』-レボリューショナリー・ロードよりよっぽどコワイです!
Vicky Cristina Barcelona

げええええ~これ恋愛・結婚の不条理をズバッと突いていて、『レボリューショナリー・ロード』よりよっぽど恐いですぅぅぅぅ~。NYからバルセロナにヴァケーションにやってくるアメリカ女性のヴィッキー役が、『プレステージ』でクリスチャン・ベイルのフラストレーション溜まりまくりの奥さんを演じたレベッカ・ホール、その親友・クリスティーナは、クリべーの愛人役を演じたスカーレット・ヨハンソン。二人がバルセロナで出会うウーマナイザーのアーティスト・ホアン・アントニオに『コレラの時代の愛』で1000人切りをしたハビエル・バルデム、その奥さんで超サイコなマリア・エレナがペネロペ・クルス

Vicky Cristina Barcelona
Produced: 2008
Director: Woody Allen
Writing Credits: Woody Allen
Cast:
Christina: Scarlett Johanson
Vicky: Rebecca Hall
Juan Antonio: Javier Bardem
Maria Elena: Penelope Cruz
Judy: Patricia Clarkson
このメンツじゃあ観ないわけには行きません。しかも監督・脚本がウディ・アレン。これはヒドイ話になること請け合いです。

スカヨハ演じるクリスティーナは、いつもアーティストタイプの人とばっかり付き合っていて、長続きしない。でも、親友のヴィッキーみたいに、退屈だけど安定している男と確実な結婚して落ち着くとか、そういう生活はしたくない。したくないことはわかっているんだけど、じゃあどんな恋愛・結婚・人生が欲しいのかはわからない。

これってアタシだああああ~~~!!!と爆笑してしまいました。ほんと、スカヨハっていつも私が共感するようなキャラ演じるんだよね~。

ホアン・アントニオは、画家、アーティストなので、かなりぶっ飛んでるというか、会って5分でクリスティーナとヴィッキーに3Pしよう、なんて言うことも厭わない。バルデム、カッコいいぜ~!なんかすっごい痩せて、男前になった。赤いシャツなんか着ちゃってさ。『ノーカントリー』で観た時、「なんてぶっさいくな男!」って思ったけど、どんどんセクシーに、魅力的になってくるね、この男は。

ホアン・アントニオの別れた奥さん・マリア・エレナは、これまたぶっ飛んだアーティストで、情熱的でテンパー高くて、ホアン・アントニオと別れるとき殺そうとしたくらいの女。『ブロウ』の時のビッチなペネロペですね。しょっちゅうタバコ吸っていて、しょっちゅう怒鳴っている。自殺したり、拳銃ぶっ放したり、危なくてしょうがない。

ヴィッキーは、ダグという婚約者がいて、もうすぐ結婚するという矢先に結局ホアン・アントニオとやっちゃって、好きになっちゃって、今までこれがパーフェクトな人生、と思っていたダグとの結婚に疑問を抱き始める。そこへ持ってきて、幸せな結婚をしていると思っていた叔母のジュディが、実は不幸だと知り、いよいよ結婚というものに猜疑心を持ち始める。

このパトリシア・クラークソン演じるジュディが重要なキャラで、それまでは全くの端役なんだけど、ヴィッキーがホアン・アントニオを忘れられないながらもダグと結婚し、自分の気持ちを誤魔化してでもなんとかやっていこうとしている矢先に、「はい、これが20年後のあなたです」って感じで、

「私は・・・・もう何年も夫を愛していないの。大事には思っているのよ。あんないい人はなかなかいない。だから、これで幸せを感じられないとしたら、それは私のせいだって、わかっているの・・・・・」

なんて言うんですよ!

これ、恐いよ~!これが結婚の一番恐いところじゃないかなあ?つまり、「一人の人を永遠に愛することが可能なのか」という究極のクエスチョンなわけですよね。キライになっちゃうのとは違う。相手の価値はわかっているし、何年も一緒にいて、居心地もいい。いい人だから、大事には出来る。でも愛していない!こんなの結婚直後に目の当たりにしたら、お先真っ暗ですよね。

クリスティーナの方は、ホアン・アントニオとサイコ元妻・マリア・エレナと、自由で型破りな三角関係になる。お互いの芸術を認め合い、支え合い、オープンにセックスをする。マリア・エレナは、

「私とホアン・アントニオはいつも愛し合っていたけど、私たちの関係は何かが足りなくて不安定だった。その足りない要素というのは、あなただったのよ」

とクリスティーナに言う。あんなに感情的なマリア・エレナなのに、ホアン・アントニオとクリスティーナにはヤキモチを焼かない。それどころか、マリア・エレナはクリスティーナとも寝る。

クリスティーナにとっては一見理想的に見えた関係だったのだけど、なんとなくこれじゃヤダ、と思う。なんかこの気持ちわかるなあ。要するにさ、ヴィッキーのような結婚はジュディのようになってしまうのはもう見え見えで、そんなのならしない方がいいじゃん、と思う。でも、じゃあどんな関係が理想的なんだ、って言ったら、わかんない。

で、ホント恐いのは、ヴィッキーとクリスティーナは、バルセロナでこれだけ色々な体験をしたにも関わらず、全く答えが出ていない!

要するに、上手く行く恋愛・結婚なんてものはなく、ヴィッキーやジュディのように欺瞞は欺瞞として受け入れ、感情を誤魔化して続けていくか、クリスティーナのように自分に正直にやって行くなら、出逢いと別れを繰り返していくしかない、と言っているのです!救いがない~~~!!!これってほとんどホラー映画ですよ!

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Key Words
それでも恋するバルセロナ ウディ・アレン ハビエル・バルデム ペネロペ・クルス パトリシア・クラークソン レベッカ・ホール
この映画がすごい!! | コメント(4) | 【2009/02/23 08:49】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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