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『ぼくの美しい人だから』-必ず泣いちゃうの~!
White Palace

初めてこの映画を観た時、すっごい印象に残ったのは、ムチムチのスーザン・サランドンが、酔っ払って具合悪い草食系のジェームス・スペイダーの上に乗っかって、一人で勝手にエクスタシーをキメていると、ジェームス・スペイダーが「わーやめてくれー」みたいになってるところだったんですけど、今回観たら、ジェームス・スペイダーの方が本気になっちゃうんですねえ。

ぼくの美しい人だから [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 1990
Director: Luis Mandoki
Writing Credits: Glenn Savan, Ted Tally
Cast:
Nora: Susan Sarandon
Max: James Spader
Judy: Eileen Brennan
Rosemary: Kathy Bates
Neil: Jason Alexander
安いレストランの中年ウエイトレスに無理やり家に連れ込まれて犯られちゃった、まだ30前のエリート・ヤッピーが、16歳も年上の、すれっからしウエイトレスにどんどんのめりこんでいく理由が疑問なのですが、色々名ゼリフもあったりして、なかなかいい映画なんですよ、これが。

まず、一夜の誤ちだろう、こんなの!って思いながらももう一度ノラ(スーザン・サランドン)に会いたい衝動を抑えられないマックス(ジェームス・スペイダー)がドアの前に現れたのを見たノラの一言。

「私は43歳。今年44になるの」

「・・・ボクは27歳だ・・・」

で、無言で抱き合ってキスし始める2人。それを見ながら「ぎゃはははは!」と笑ったら、スーザン・サランドン映画の中で「ぎゃははは!」と笑っていた(爆)!!

二人は急速に仲良くなっていくのだが、マックスは友達の結婚式にノラを彼女として連れていけない。年齢差と、階級の違いが居心地悪かったのである。ウソを付いて一人で結婚式に出たのを知ったノラはすごい怒るんだけど、その時の会話が・・・。

ノラは、「あんたはデートの約束をすると、必ずやってくる。しかも時間通りに。その時、どんだけ私が感謝してるか、わかる?この男は少なくとも、当分は一緒にいてくれるだろうと思うの」

と言って声を詰まらせたり、「ウソをつかないで。まだ殴られたりする方がいい。それなら戦うことが出来るから」なんて言うんですよ。このセリフだけで、ノラが今までだめんず達と、実りの少ない恋愛をしてきたことがわかり、泣かせます・・・・。

あとこの会話。

マックス「ボクはこんなに激しく誰かを求めたことはないんだ。死んだワイフにもこんな気持ちは感じなかった」
ノラ「・・・死んだ奥さんより、私のことを愛しているってこと?」
マックス「そうは言ってない」
ノラ「・・・じゃあ何が違うの?」

もーこんな風に率直に訊けちゃう、ノラってバカだけどすごい!!

マックス「I don'r know .....」

わからない、ってことは、本当にノラのこと愛しているんだなあ。

あと、ノラのお姉さんのジュディ(アイリーン・ブレナン)が、怪しいサイキックなのだけど、彼女がノラに「あんたは本当に愛されてるよ」って言うと、ノラは、すっごい驚いた顔をしてマックスのことを見るんだよね。それだけ今まで愛されたと感じることが出来なかったノラは、しょっちゅうマックスに、「思ってもないこと言わないでよ。本気になりたくないから」みたいなことを言って、自己防衛に回る。わかる、わかるぜ、ノラ!!

で、結局、サンクスギビングに家族や知人のパーティに連れて行かれ、紹介されるんだけど、居心地悪いノラは、途中で帰ってしまう。

このシーンが面白いのは、エリートの方の人たちの方が、ノラに寛大というか、ノラがウエイトレスだとか、トシ取ってるとか気にしてないのに、ノラの方が卑屈なんだよね。エリートの方は、まあ、社交的なだけかもしれないけど、ちゃんと挨拶してきてくれたり、ノラが政治に関して意見を言った時、汚い言葉を使ってもオーバーリアクションとかせず、無視もしないしさ。アタシなんかもっとヒドイ扱いされたことあるよ。誰も自分からは話しかけてこないし、何か言っても誰も反応してくれなかったり。

とにかく、そんな中で、気取っていると思っていた女に「あなたの方が私達のことを外見で判断している」ってはっきり言われちゃうノラ。

この件があって、ノラは黙って街を出てしまう。独りになったマックスは、友達に誘われてパーティに行くのだが、その家で、以前マックスがノラのために買ってあげたダスト・バスター(ハンディ掃除機)を見つけ、中に全然ダスト(ホコリ)が入ってないのをみつけ、

「ダスト・バスターなのに、ダストが入ってないじゃないか!」と叫び、その足で、ノラを探しにニューヨークへ行く。

ここで気が付いたのだけど、マックスがノラを好きになった理由って、彼女が「リアル」な人間だったからなんだなあ(気付くの遅いか)。allcinema.netの解説では「・・・裕福で仕事も順調、おまけにモテモテ(本当に!)男が、母親ほど年の違う女性に走ることに疑問を持ち続けたまま映画が終わってしまう・・・」って書いてあったけど、マックスは、彼の世界って好きじゃなかったんだよ。

で、マックスは、仕事も辞め、高級アパートも引き払い、単身ニューヨークに出てきて、普通のアパートを借り、収入は減っても、もっとやりがいのある仕事を探す。ノラが、自分の属している世界に馴染めないのなら、自分がノラの世界に下りてくる・・・・・。エライ、エライよ、あんた!

でもノラも、マックスと付き合うことによって、成長しているんだよね。今までは家の散らかしっぱなしだったのが掃除するようになったり、ニューヨークでの仕事もウエイトレスには変わりないけど、St.ルイスにいた頃のファスト・フードじゃなくて、ちょっといい感じのレストランで、見た目もこぎれいになっててさ。マックスに愛されたことによって、自分に自信が出て、「少しづつでも生活を向上させよう」という気になったみたい。こういうところが、恋愛のいいところだよなあ。

会いに来たマックスを見てノラが、「探さないでって言ったでしょ。この仕事失いたくないし、私はいまの自分が好きなんだから、St.ルイスに戻る気はないの」というとマックスは、

「ボクも、St.ルイスを出てきたんだ。40丁目にアパートを借りた。今、仕事探しているんだ」

ノラが感動していると他の客が「早く注文しろよ、にいちゃん」なんていう。メモ帳を出して、冷静に注文を取ろうとするノラ。マックスは立ち上がって、メモ帳をノラの手から叩き落とし、キスし始める。

そしておもむろに、テーブルの上の塩やコショウをざざざと叩き落として、テーブルの上でメイク・アウトし始めると、客がみんな「いえ~い!」って拍手し始め、他のウエイトレスは、恥ずかしそうに笑い始める。このラストが最高にいいんだよね~!ざざ~と塩やコショウを落とすジェームス・スペイダーと、テーブルの上で押し倒されてゲラゲラ笑っているスーザン・サランドンも泣かせるんだけど、ソレ見て怒るどころか、盛り上がるお客さんたちが、すっごいニューヨークっぽくっていいんだよな。

映画で年齢や階級が違う人たちが恋愛するって話が感動的なのって、本当に心が通じ合えれば、そういう表層的な違いなんて乗り越えられるんだ、っていうところなんだろうね。『プリティ・ウーマン』に通ずるところがあるなー、この話、って思ってたら、主人公の親友のイヤな感じの男を演じてるのがやっぱりジェイソン・アレクサンダー で、この人こういう役ハマるな~。

でもさ、女の方が階級が上、って話は観たことないなあ。あるっけ?そういう話。

映画 ぼくの美しい人だから ルイス・マンドーキ スーザン・サランドン ジェームズ・スペイダー ジェイソン・アレクサンダー キャシー・ベイツ アイリーン・ブレナン
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★おすすめ映画★ | コメント(0) | 【2009/09/03 23:21】
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『ボルベール <帰郷>』-30分モノの連ドラのよう
Volver

ウィキによると、アルモドバル監督はこのストーリーについてこう言っているそうです。「テーマはズバリ"死"だけど、死そのものだけでなく、僕が生まれたLa Mancha地域の、死を取り巻く多彩な概念を表現している。世代の違う様々な女性キャラが、この概念にどう関わっていくか、スクリーンプレイを通して語っているんだけど、全然悲劇的じゃないよ。」

スマイルBEST ボルベール<帰郷>スタンダード・エディション [DVD]
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Produced: 2006
Director: Pedro Almodóvar
Writing Credits: Pedro Almodóvar
Cast:
Raimunda: Penélope Cruz
Irene: Carmen Maura
Sole: Lola Dueñas
Agustina: Blanca Portillo
Paula: Yohana Cobo
そう言って貰えてやっとしっくりきました~って感じです。スペイン映画見慣れてないせいか、なんかとっちらかっていて良くわかりませんでした。

ペネロペ・クルス演じるライムンダは、しょーもないヒモのような夫と暮らしていて、苦労している。で、場面変わって田舎のパウラ伯母さんがボケ始めてしまったかなんかで、集まった姉のソーレと、幼馴染みのアグスティナが登場する。 ライムンダが化粧ビシバシなのに対して、お姉さんのソーレは超地味で暗く、幼馴染みのアグスティナは、シニード・オコナーみたいな超短髪でマリファナ吸ってるし、なんだかキャラがみんな濃いぃ~感じ。

その後、家に帰るとライムンダのしょーもない旦那がキッチンで死んでて、娘のパウラ(ヨアンナ・コボ)が犯されそうになりナイフで刺し殺したと、話はあれよあれよと言う間に転がっていく。ライムンダは夫の死体を昔働いていた、今は休業しているレストランのアイスボックスに貯蔵、たまたまケータリングを頼みに来た人の仕事を勝手に受け、レストランを開業してしまう。

この展開が全然付いていけない!非現実的でもないと思うんだけど、脳が納得する前にどんどん話が進んでいく!とか思っていたら、死んだハズのライムンダとソーレのお母さんが、ソーレの車のトランクに乗って来ちゃうし、幽霊まで登場かよ!とかなり困惑。

これ、30分の連続ドラマにしてTVで毎日放送したら、すごくいいかもしれない。ぱっぱかぱっぱか事件が起こるので、毎回毎回、見逃せないと思う。しかし映画で2時間くらいのパッケージだと、なんだか忙しいよ。最後も、話がずぃっ!と一つに集約していく、っていう感じがしなかったし。

ペネロペは化粧も濃く、色彩感覚とか柄がすごい組み合わせの服ばかり着て、お水のようだった。私にとってはこういうペネロペの方が珍しいので、それはそれで面白かった。しかしこの人ももう35歳くらい?お母さん演じる歳なんだね~。あ、そうそう、あと、なんかスペインのエライ叙情的な演歌みたいの歌ってるシーンがあって、「へー」とか思った。本人ですよね、あの歌声。

DVDの特典でペネロペのインタヴューがあって、彼女はアルモドバル監督の作品が好きで、コラボできるのはいつも最高だ、みたいな話だった。でも、インタビュアーが、「じゃあ、スペイン中心の活動になるのですか」みたいなこと訊いたら、「いや、私はいろんなことを一気にするのが好きなので、スペインもハリウッドも・・・・あ、でも、スペインは私の故郷だし、ここを離れる気はないのよ。アルモドバル監督の作品最優先で・・・・でも色々なことをやりたいの」とかなり苦しそうだった。「アタシには野心があるのよ、スペインの映画スターより、世界的に有名になりたいに決まってんじゃん!」ってハッキリ言ったれよ!とか思っちゃいました。

映画  ペドロ・アルモドバル カルメン・マウラ ロラ・ドゥエニャス ブランカ・ポルティージョ ヨアンナ・コボ
映画★★★★★レビュー | コメント(4) | 【2009/04/27 18:33】
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『ボーイズ・ライフ』-忘れられないディカプーvsデニーロ
This Boy's Life

ディカプー演じる不良少年が、デニーロ演じる陰湿な継父にネチネチと虐められる様を描く、素晴らしい映画です。いや、マジで、この二人の競演がすごく印象的な映画ですよ。話の内容は忘れても、ディカプーって演技派だなー、デニーロって怖いよ~って、それだけは忘れません。

This Boy's Life
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Produced: 1993
Director: Michael Caton-Jones
Writing Credits: Tobias Wolff, Robert Getchell
Cast:
Toby Wolff: Leonardo DiCaprio
Dwight Hansen: Robert DeNiro
Caroline Wolff: Ellen Barkin
Roy: Chris Cooper
Chuck Bolger: Toby Maguire
Arthur Gale: Jonah Blechman
Bob Slydell: John C. McGinley
自由奔放な母親キャロライン(エレン・バーキン)に片親で育てられたトビー(レオナルド・ディカプリオ)は、キャロラインがボーイフレンドを変える度、仕事を求めて土地を変える度に放浪するような生活を送っている。シアトルに落ち着いたあと、キャロラインはドゥエィト(ロバート・デ・ニーロ)と付き合い始め、安定を求めて結婚するが・・・・・。

キャロライン役のエレン・バーキンのことすっかり忘れてました。ぶっちゃけヘレン・ハントだと記憶してたよ!このお母さん、私好きだなあ。いわゆる Free Spirit ってやつですよね。一攫千金を狙って鉱山掘り出しに行っちゃったりとか。でもその情報の信憑性を探るとか、成功するような計画を立てるとかはしないみたいで、暴力的なボーイフレンドから逃げるために思いつきで行動してしまう。

「あんたは勇敢だけど、常識がない」って言われちゃうシーンがあるんだけど、本当にその通り。もう少し計画性があったら。

息子のトビーは、そんな母親の影響で、ロックンロールやドゥワップを愛し、髪をリーゼントでキメ、ジャック・ロンドンに傾倒し名前をジャックに変える。学校では常にミスフィットで不良たちと仲が良く、しょっちゅう悪いことをしているのだけど、お母さんに悪いなあ、いい子になりたいなあ、と思っていたりする。

もーデニーロは画面に出てきた途端に胡散臭かったですね~。服装から髪型から、いかにも~!って感じで、花を持ってきてくれたり、車のドアを開けてくれたり、女の人に親切にしたりしてても、

「コイツは自分の女だと思った瞬間に、手の平を返したようになる男だろうな~」

という臭いがプンプン。デニーロって、役になりきることで有名だけど、このムサいおっさんと、『グッドフェローズ』のかちょいいジミー・コンウェイが同じ人とはとても思えない。

以前観た記憶では、幼いディカプーがデニーロにボコボコにされるのかと思ってたんですが、実際は、口ばっかりで大した人間じゃないドゥエィトが、不良だけれども実は頭のいいトビーを精神的に虐待していく、と言うものでした。それでも結構辛いけど、こういうお父さん、こういう家庭って、この時代には珍しくなかったんじゃないかなあ。背景は1950年代くらい?

今は人の価値観って多様化しているので、「男はこうでなきゃいかん」とか、「父親は~」とかこの頃よりは厳しくないと思うけど、この頃は、そういう世間の価値観に合わないとバカにされたり批判されたりすごかったのでは?と思う。で、ドゥエィトみたいに小心者で人の目が気になるような人は、自分らしく生きられず、そういう抑圧されたものが、キャロラインやトビーみたいに自由奔放な人に憧れる反面、ムカつくのよ。

私が好きなキャラは、トビーの親友になるアーサーくん。アーサーはすごく頭が良く、口が立ち、大人びて、他のテスタスタロン大放出中のバカな男子たちとは付き合わず、おしゃれな赤いマフラーをして、小さな愛犬とお散歩したりしているので、みんなにゲイだと思われている。トビーは、他の不良たちにそそのかされてアーサーを「ホモ!」とバカにする。

アーサーは、実際ゲイなんだろうなあ、というフェミニンな動きもするんだけど、めちゃくちゃケンカ強くって、トビーをボコボコにする。彼はこの小さな閉鎖的な町では異端で、自分で自分を守って行かなきゃいけないことがわかっているのだ。そしてトビーも自分と同じだってわかると、積極的に声をかけてきて、友達になる。

ホモ・フォビアと呼ばれる、ゲイを忌み嫌う男は、自分がホモなんじゃないかという自己嫌悪を実際のゲイの人たちに投影している、と言われるけど、ドゥエィトもアーサーを嫌う。これって、ゲイが男らしくない、ということの象徴であると同時に、異端の象徴なんだろうなと思う。私がアーサーを好きなのは、自分が変わっているのを受け入れて、でもだからと言って他の人より劣っているわけではない。他人にないことを羨むんじゃなくて、自分の持っているものを楽しもうという、ある意味開き直っているところなんですよね。

トビーはそこまで昇華しきれてなくて、アーサーは、そんなトビーにいつも自分の率直な、ウソのない意見を言い、真摯に付き合う。まだ開花中のトビーは、ストレートなアーサーの言葉にムカついたり落ち込んだり、子供っぽい反応をするんだけど、頭いいからそれが正しいことはわかっている。

最後、トビーもアーサーも、広い世界に飛び出して、自分なりの幸せを見つけたのだな、と思わせるラストでほっとした。子供ってのは純粋でトラウマを受けやすく、だけどバカで性急なので上手くそれを乗り越えていけないんだけど、時間や周りの人の愛情でいつかは傷を癒し、そこそこ真っ当な大人になっていくもんだと信じたい。

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★おすすめ映画★ | コメント(4) | 【2009/04/19 18:52】
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『ホリディ』-うわーナンシー・マイヤーズだ!
The Holiday

うわーナンシー・マイヤーズだ!『恋愛適齢期』とか『ハート・オブ・ウーマン』とか『花嫁のパパ』の監督、もしくは脚本、もしくは両方をした、ナンシー・マイヤーズだ!この3本とも、「好きじゃない」どころか激爆してしまったからなー。すまん、知らずに観てしまった。

ホリデイ [DVD]
dvd on amazon.com
Produced: 2008
Director: Nancy Meyers
Writing Credits: Nancy Meyers
Cast:
Amanda Woods: Cameron Diaz
Iris Simplins: Kate Winslet
Graham Simpkins: Jude Law
Miles: Jack Black
Arthur Abbott: Eli Wallach
Ethan: Edward Burns
Jasper Bloom: Rufus Sewell
ケイト・ウインズレット好きだし、キャメロン・ディアスはどの映画でもなかなか好演しているし、ジュード・ロウはあんまり良く知らないけど、ジャック・ブラックも面白い役者さんなので、それで借りてきたのですけど、なんかみなさん余り個性が生かされてないような印象を受けました。

キャメロン・ディアスなんて、こういう役柄十八番なハズなのだけど、なんだかやたら疲れたげっそりした顔していて、アクションと容姿が相容れない。すっごいわざとらしい演技に見えるのだけど、本人はいつものキャメロン・ディアスなので、演出がヘタクソなのかしらと思った。セリフとかベタ過ぎてつまんないもんね~。

ジュード・ロウもなんだか老けて、こういう甘いマスクの人は老けてくるとやーらしい感じになってきちゃって、ううーん。まー、スケこましの役(最初だけは)なのでコレでいいかも知んないんだけど、この役はあんまり男前の人じゃない方が良かったんじゃないかしら。

ケイト・ウィンスレットは今回は、フィリップ・シーモア・ホフマンに感じたのと同じことを感じたなー。素晴らしい役者さんなのだけど、どの役演じても余り芸風は変わらないな、という。ジャック・ブラックは、ブロックバスターで映画音楽のマネしているところとか、らしくて良かったけど(『卒業』のマネしている背景に何気にダスティン・ホフマン)、いつもの彼でもなければ、新境地を開いた、というのでもなく、地味でしたね。

この4人がLAとロンドン郊外で、それぞれカップルになって行く過程を描いているのですが、ダブル・カップルにした意図はなんなんでしょう?それぞれが全然別の映画みたいで違和感あった。ただ「ホーム・エクスチェンジ」というシチュエーションをストーリーのバック・グラウンドに使いたかっただけなのかしら。この「ホーム・エクスチェンジ」って、本当にネットにあるんだよね!知らなかった。会費$100で入れるんだよ。でもうちなんか、ミシガンの冴えないコンドでしょ?アタシが行きたいところがあっても、こっちに来たいって人がいなかったらどーにもなんないよね。

ケイト・ウィンスレット演じるアイリスと、ジャック・ブラック演じるマイルズがLAで繰り広げるお話の方は、まあまあ面白かった。アイリスは『カジノ・ロワイヤル』の「金玉拷問」で死んで欲しいようなヤサ男、ジャスパーのせいでストレス溜まりまくっているのだが、LAに来てご近所のおじいさんと社交しながら段々元気を取り戻し、マイルズとヘルシーな友情を育てて、最後は恋に落ちる。ベタではあるが納得行くし、アイリスが段々変わってくる過程は、やっぱりケイト・ウィンスレット上手いですしね。

ただ、朝からロック聴いてノリノリでエア・ギターやっているところは観てて恥ずかしかったけど。こういう恥ずかしいこと演らせるんだよね、ナンシー・マイヤーズって。こういうところが感性合わないよー。あとさ、必ず、食事しながら何気なく会話しているところがすごく楽しそう、「でしょ!?」って感じの絵を撮るのが大好きなんだけど、セリフが作り過ぎでベタで、これも恥ずかしいんだよね~。

お年寄りとか子供の使い方もベタだしな。もーセリフ聞いているとムズムズしてくるもん。なんか本当に創造性がないなあと思う。だから役者さんたちがどんなにいい演技しても「ガクッ」っと来ちゃう。

キャメロン・ディアスのアマンダなんて、バリバリのキャリアウーマンで、グラハム(ジュード・ロウ)に初見で「寝ましょう」って言えちゃうような女なのに、いきなり「初デート」とか言って緊張してるかと思えば、唐突に両親の離婚がトラウマで~、すげー泣いたのでその後泣くことが出来ない~、って、軽そう・ドライそう→実は心に傷が(深い人)みたいなキャラ設定って、ベタだよな~つか、ほとんどの映画のキャラってこうなのかもしれませんけど、これをどう見せていくかが映画作る人の腕なんじゃないですか。そのまま見せてどーする、みたいな。

グラハムも、スケこましかと思ったら実は二女の父で、しかも離婚したんじゃなくて、女房に死なれたんだと!で、娘たちが「私のホット・チョコレートにはマシュマロ入れてくれた?」みたいなセリフ。だー!!!「君のホット・チョコレートにもマシュマロは5つ入れたからね」だと!「ナプキン・マン」とか言っちゃって、ああ~痒くなる。

ナンシー・マイヤーズの映画ってツッコミどころ満載で、「逆ツボ」ってんですか、私が映画に期待することはことごとくハズしてくれるので、怒りたいときに観たらすっごいストレス解消になるかもしんない。

映画 ナンシー・マイヤーズ キャメロン・ディアス ケイト・ウィンスレット ジュード・ロウ ジャック・ブラック
最近見た映画 | コメント(4) | 【2009/04/04 20:49】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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