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『アイアンマン』-無難にまとまってるんじゃないでしょうか
Iron Man

アメリカ政府に武器を供給して巨万の富を築き、ブイブイ言わせているトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)は、プレイボーイで遊びもハンパじゃないが、武器作りの天才で、愛国者でもある。そんなトニーが、アフガニスタンでテロリストに拉致され、トニーがアメリカ政府のために開発したジェリコ・ミサイルを、テロリストのために作ることを強要される。また、テロリストが自社製の武器を使っていることを知ったトニーは、ジェリコ・ミサイルを作っていると見せかけておいて「アイアンマン」を製作し、無事脱出、アメリカに帰った後、武器製造は中止し、武器の不正輸出とテロ撲滅のために、グレード・アップしたアイアンマンで戦おうとする・・・・・。

iron man
Director: Jon Favreau
Writing Credits: Mark Fergus, Hawk Ostby
Cast:
Tony Stark: Robert Downey Jr.
Rhodey: Terrence Howard
Obadiah Stane: Jeff Bridges
Pepper Potts: Gwyneth Paltrow
Yinsen: Shaun Toub
映画自体はなかなか面白かったですよね。ロバダウJr.、セクシーだったしねえ!私、ロバダウ好きって思ったことなかったんですけど、この映画ではいいねえ~。結構鍛えてたでしょ、身体!肩幅でっかいのにウエストは締まってて、でも20代の子みたくひょうろひょろしてるんじゃなくて、なんとなくムチムチしているところが却って色っぽかったなあ。

テーマもすごくいいんですよね。『ロード・オブ・ウォー』と同じ、敵にも味方にも武器を売る軍事産業って、どうよ!という。ただ、ストーリーの流れが余りにも単純明快過ぎない?!ってか、小さい子にもわかってもらいましょうという趣旨なら、まあこういう描写でしょうがないんでしょうなあ。

だってさー、トニーが爆弾作ってる間、誰も見張ってないというのは、やっぱりおかしいと思いませんか?映画の中でまさに指摘されていたけど、カメラで監視すると必ず死角が出てくるわけじゃない?武器作りの天才なんでしょ、トニーは。何作ってるかわかったもんじゃない。それに、テロリスト側のエンジニアみたいな人をもっと一緒に仕事させて、監視とともに武器作りを学ばしたら良いのに。それがインセンだったのかなあ。でもあの人も拉致されてる人なんでしょ?それにしても一人じゃなくて、何人も送り込めば良かったのに。

それと、バックギャモンとかやって遊んでるけど、あんなにユルユルなのか~テロリストに拉致されて!一日20時間くらい働かされてズタボロになるくらいこき使われるのではないのだろうか?!あと、ジェリコ・ミサイルを作るのを断ったときの拷問が、あれくらいで済むのか。まあさ、実際にあんなモンなのかもしんないし、私は拉致されたことがないのでなんとも言えないんですけど、ウソくさ~と思ってしまった。

あと、洞窟で作ったアイアンマンがあんな強いハズねーだろ、というのは許す。ああいうところはスジなんか通ってなくてもよろしい。バッタバッタと敵をなぎ倒してください。

で、自分を救うために死んじゃったインセンの村を救うために、アイアンマンになってすっ飛んで行き、敵をバッタバッタとなぎ倒すと、村の男の子がアイアンマンに熱いまなざしを向ける・・・・。このシーンがちょっとなあ。アメリカってさ、歴代「世界を救うために俺らが出て行って戦うんだ」って兵士たちに教えていて、実際戦争に行くと地元の人から迷惑がられているじゃない?なんかその「幻想」をさらに肥大させるような描写、抵抗あるなあ・・・。

娯楽作品だから余りそういう目で観たくなかったんだけど、テロとかイラク戦争のリフェレンスって、私にとってはまだ鮮明過ぎて洒落にならないんだよね。トニーが拉致されたとき、ビデオに撮って犯行声明、とかって、今ではもう「イメージ」として色々な映画で使われているけど、それを出すなら、真面目な作品にして欲しい、と思っちゃうんだよね。

「テロとかアフガニスタンを悪者、っていう描写、もうやめて欲しいよ」

って映画仲間に言ったら

「そりゃしょうがないよ。今、"戦争"とか"悪者"って言ったら、テロとアフガニスタンなんだもん。80年代はずっとソ連だったのと一緒だよ」

って言われちゃったんだけどさ。そのとーーーーり過ぎて反論できないんだけど、でもさあ、ソ連憎し、ベトナム憎し、っていうのは結局、

「誰か悪者を作って、それをいじめることで団結を図る」

というアメリカ政府の政策(だし、人間の心理)、っていうのは、もう過去に学んだことだし、映画を撮る人たちはもうそういうイメージ操作に加担しないで欲しい、さらに言うなら、そういうイメージ操作をブレイクしていくような存在になって欲しい、と思うのだけど、みなさんどう思われますか?

ダークナイト』は、別にことさら好きな映画じゃないんですけど、あれは同じアメコミを題材にしつつも、全く逆のイメージを提示してたよね。悪はなくならない、どんなに傷ついてがんばって戦っても。しかも、どんなに科学が進もうが

「生身の人間が鎧着て戦うなんて限界ない?!」

という、アメコミで一番ツッコんじゃいけないとこまでツッコんでさ。それでバットマンがウジウジしてて情けなかったけど、だからこそちょっと深みというか"真理"があったよね。『アイアンマン』も、結局最後に戦ったのはアメリカ人同士だったり、ある程度は"真理"を追究しようという工夫はしてあったのかもしれないけど、最終「無難」にまとめたと感じがしたね。でも一般のアメリカ人って、私が思っていたよりずーーーーっと保守的なので、この映画くらいでも十分「従来の価値観に対するチャレンジ」になっているのかもな。

key Word 映画 ジョン・ファヴロー ロバート・ダウニーJr. ジェフ・ブリッジス テレンス・ハワード グウィネス・パルトロー ショーン・トーブ
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アメリカ映画 | コメント(5) | 【2008/11/08 21:41】
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『ダークナイト』-ちゃんとしてます
The Dark Knight

公開と同時に観たかったんですけど、一緒に行く人がいなくてさ~。一人で映画館行くのってイヤなのよ!しかしブログ友達の方々もレヴュー書き始めてるし、町山智浩さんもラジオで話し始めてるし、読みたい、聴きたい、しかしこの目で観るまではっ!とか思ってたので耐えられなくなり、今月の生活費赤字覚悟で劇場に行ってきました。

dark knight, the
dvd on amazon.com
Produced: 2008
Director: Christopher Nolan
Writers: Jonathan Nolan, Christopher Nolan
Cast:
Bruce Wayne/Batman: Christian Bale
The Joker: Heath Ledger
Harvey Dent/Two-Face: Aaron Eckhart
Alfred: Michael Caine
Rachel Dawes: Maggie Gyllenhaal
James GOrdon: Gary Oldman
Kucius Fox: Morgan Freeman
Scarecrow: Cillian Murphy
Salvatore Maroni: Eric Roberts
ものすごい前評判だったんですけど、私的には色々詰め込み過ぎかなと。しかしマジメに映画を語る前に言わせてくれ。クリスチャン・ベイル、カッコ良過ぎだ!誰かさらって来て~!

バットマン・ビギンズ』の時もこんなスケコマシ風の男だったっけ、ブルース・ウェインって?しょっちゅう違う女連れているのだが、もー『アメリカン・サイコ』のときみたいにビシ~っとスーツ/タキシード決まってるよな~。顔いい!身体いい!落ち着いてるし~!声もいい!欲しい!

ああ、それに加えてキリアン・マーフィーも出てるし。最初ちょこっとだけだけど、やっぱ可愛い!!この二人むっさ好きなのですが、あえてキリアンはちょびっとで、クリべー・フィーチャーというのがそそりますなあ。

しかもアーロン・エッカートですよ。この人もいいよね~。クリべー、キリアンよりは妖艶さにかけるのですが、非常にわかりやすい白人のいい男って感じで。この人をホワイト・ナイト、ハーヴェイ・デントとして、クリべーのダーク・ナイトの対抗馬として持ってきたセンスがいい。

で、ものすご評価されていたヒース・レッジャー演じるジョーカーなのですが、うん、ウワサどおりすっげかったです。ヤクザが集まっている集会にどかどか入って行って、鉛筆を机にぶっさして、

「この鉛筆を消して見せる」

って言って、怒ったヤクザが近寄って行くと、そいつの頭を一瞬でバン!っと鉛筆の上に叩きつけ、そいつが倒れると、鉛筆もない・・・・・

「ほらね!」

みたいな感じで、狂気と笑いが入り混じって「うおおおお!」と言った後にゲラゲラ笑ってしまった。ものすごいインパクト強いシーンでした。赤姫さんが「ジョーカーなんだから、鬼気迫っちゃいけない、あくまで楽しそうじゃないと」って書いてたんだけど、その通りずーっとむちゃくちゃテンション高くて、良くあんだけ維持したなあと言う。町山智浩さんが、ヒースが薬物中毒になって結果死んだのは、この役をやったせいだって言い切ってましたけど、あながち本当かも。ウィキかなんかで読んだら、このジョーカーの役作りのために1ヶ月くらいホテルに籠もって研究し、ジョーカーの狂った人格に関してノートを取り、日記をつけ・・・・みたいな生活をしてたらしいから。尊敬に値する役者根性ですね。

マギー・ジレンホールはねー、ぶっちゃけキライ。この人環境とか人権とかの活動家なんだよねー。そういうのを役者としての評価に入れちゃいけないと思うんですけど、どの映画観ても結構そういう自分の主義主張に合うような役柄選んで演ってるみたいなのよね。今回も、正義感溢れる地方検事補なんだけどさー、小林よしりん言うところの「純粋真っ直ぐ君」でなんかいけ好かない。「小さい女の子のお手本になれるような女性を演じたい」みたいなさー。私もフェミニストだけど、私は女性を解放して欲しいんであって、品行方正になって欲しいんじゃないんで。そんでコイツの歩き方がキライだよ。なんかエラソーに腰振って歩くんだな、どの映画でも!でもトムちんの女房の代わりとしては雰囲気似ているからいいんじゃない、と思った。このキャスティングの人上手いよね。

そしてお約束と言えどもやはり出てきてくれると嬉しいマイケル・ケインモーガン・フリーマン。まー偉人伝のアップデートするだけで超忙しいオールスターです。意外なところで「お」っと思ったのがエリック・ロバーツ。あれ?これって、ジュリア・ロバーツのお兄さんじゃなかったっけ?確かに、エリック・ロバーツなんだよね~。トシ取ったからわかんなかった。妹の影に隠れてあんまり有名じゃなかったから、「すげえじゃん、大抜擢じゃん」とか思った。

あと気になったのは、やっぱり、イラク戦争の影が落ちてるなあってこと。ジョーカーが自分が殺す人をハンディ・カムで撮影して、CNNならぬGCN(ゴッサムだからG?)で流すんだけど、モロ、テロリストの処刑のときの映像なんだよね。人質に取られた人たちが黒い目隠しされているのとかさ、やっぱタリバンとかあの辺を連想する。『クローバーフィールド』もそうだったし、映画って本当にその時代を映す鏡なんだなあと思った。

んでストーリーなんですけどさー、バットマンの苦悩、ジョーカーの極端なクレイジーさ、そして善と悪は意外にも隣り合わせというのを体現するハーヴェイ、と設定はすっごくいいんだけど、私的にはバットマンの苦悩って良く理解できないんだよね。

人間だから肉体的に限界があるし、一人でがんばっても悪は撲滅できない・・・・と悩むバットマン。でもさ、香港の悪人を自家用ジェットでゴッサムまで連れてきて監獄に入れるくらいの財力があったら、立派な警察学校でも作って優秀な警察組織を作ることなんか可能じゃないの?なんでバットマンとしての「裏家業」にこだわるのか良くわかんない。ブルース・ウェインとして、その財力にもの言わせていいこといっぱいできるじゃん。バット・スーツ新調したり、高級レストランで我がまま言うとか以上のことが。できないような設定になってるんでしたっけ?

あとさ、Two-Faceすごい魅力的なキャラなのに、中途半端だよー。ハーヴェィがジョーカーにTwo-Faceにさせられちゃうところをもっともっとねちっこく描いて欲しかったんだけど、それでなくても上映時間長かったから、今回はジョーカー前面に出して、ハーベイがTwo-Faceになっちゃうのは前振りだけにして、3作目の悪役として送った方が良かったんじゃないかなあ。ハーヴェイとレイチェルを陥れた刑事を殺して姿を消し、3作目に続く!って感じで。バットマンも追われる人となって終わるんだから調度いいじゃーん。そしたらこの映画も少し短くなったかもしんないし。

とまあ色々不満もあったんだけど、総体的に見て非常にクリエィティヴに一生懸命作った映画って感じでしたね。やっぱクリストファー・ノーラン、ちゃんとしてます。

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映画 ダークナイト ゲイリー・オールドマン アーロン・エッカート エリック・ロバーツ
ダークナイト-バットマン- | コメント(9) | 【2008/08/25 02:35】
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「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』

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