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『ザ・ファイター』-本気で感動しちゃいました
The Fighter

今、エリカ様が離婚騒動やってるけど、あの娘のマネジメントって相当ヒドイとしか思えない。あんな24歳の女の子に好き勝手にしゃべらせて置いたらまとまるもんもまとまらない。誰かビシ!としたマネージャーが付かなくちゃダメじゃん。・・・・ってことが良くわかる映画でした、『ザ・ファイター』。

Fighter, the
Produced:2010
Director: David O. Russell
Writing Credits: Scott Silver, Paul Tamasy
Cast (voices):
Micky Ward: Mark Wallberg
Dicky Eklund: Christian Bale
charlene Fleming: Amy Adams
Alice Ward: Melissa Leo
George Ward: Jack McGee
ボクサーは結構貧しい出の人が多くて、「身体一つで」ってイメージがあるのですが、この映画を観ると、色々裏方仕事も」大変なんだと思いました。対戦相手を探して試合をセットアップしたりするんだけど、相手の力がどの位で、対戦することに意義があるのかとか色々算段しなくちゃならない。弱い相手とばかり戦っていても強くもなれなきゃ金にもならない。でも、金を稼ごうと人気のあるボクサーに挑戦したら、強いんだろうからボコボコにされる可能性もある。

特にボクシングってのはフィジカルだから、ただ「あー試合に負けちゃった」ってだけじゃなくて、死ぬ可能性だってある。その位大変なことなのに、マネジメントの人が親身になってくれなかったら、ヒドイ試合ばかりやらされるんだよね~。

映画の中でミッキー(マーク・ウォールバーグ)がその立場で、殺されるかもしれないってくらい重量の違うヤツを試合を迫られて、断ることも出来たのに「戦わなくてもいいけど、棄権するならお金は一銭も出ないよ」って言われたら、マネジメントが「あ、やるやる」って(笑)。しかもそのマネジメントが実の母親と兄!!

この家族カソリックのせいなのかすっごい兄弟姉妹が多くて、しかも誰一人まともな職を持っていない!!で、ミッキーが試合で稼いでる金だけで生活してるんだろうな~って感じ。

アタシだったらあっさり家を出ちゃうところなんだろうけど、アイリッシュでカソリックって言ったら、家族の絆は絶対、そんなの許されないことなんだって。

でもミッキーにとってボクシングは喰うためだけじゃなくて夢でもあるのに、怠け者の家族を食わせるためだけに意義のない試合をさせられるって相当辛いだろうと思った。

でさ~、助演男優賞獲る!って言われてるクリスチャン・ベイルが演じる、ミッキーのしょ~もない兄貴・ディッキー。これ獲るよ!すごいよ、もう。カッパ禿げ!クリスチャン・ベイルだよ!クラック中毒だからすっげえ痩せてるし。この人さ、役作りのためにすっごい痩せることで盛り上がっちゃう人なんじゃないかなあ。

そんでさ、こういうヤツ、アメリカに一杯いるんだよね~。正直な話、前にちょっとデートしてたヤツそっくりで冷や汗出てきた。見た目もそんない悪くなくて、調子良くて人当たりはいい。才能も結構あって、頭も馬鹿じゃない。でも何が欠けてるって、責任感とかそういうのがゼロ!

この人も伝説のボクサーとマッチしたくらいなんだから、才能はあるんだろうけど、結局はその才能を上手く導いてくれるマネジメントやトレーナーに恵まれなかったんだなあと思う。でもディッキーとミッキーの違いは、ベタだけど「マジメさ」なんだなあと思う。ディッキーは才能あるんだけどコツコツ努力するってタイプじゃないんだよね。

で、家族の犠牲になっている内にどんどんボクシングキライになって行くミッキーを救ってくれるのが、しがないバーのねーちゃんシャーリーンなんだけど、これを演じるエイミー・アダムスもいい。「ホワイト・トラッシーなバーで毎日ガンガン飲みながら働いている女」って身体しているの!タンクトップから出るぶよっとした腕!ジーパンのベルトの上のハミ肉!セックスシーンの腰の周りの脂肪がむぎゅ!ってしてるとことか、リアル過ぎる。こういう役を、いかにもジムで鍛えてますみたいな女優がやるとウソ臭いけど、産後の肥立ちもいいエイミー・アダムスは超ハマり役だった。

アタシが個人的にこの映画すっごく感動したのは、ミッキーを苦しめる家族が悪役、救うガールフレンドのシャーリーンが善玉、って言うのを最後ひっくり返すところなんだよね(ここからネタバレ)。

シャーリーンは、母親とバカ兄貴がミッキーをダメにするからと、近づけたくない。でもミッキーの家族は自分達に権利があるみたいに振舞う。そういう綱引きの中で「アナタがはっきりしないからいけないのよ!」みたいな追い詰め方をするのは良くないんだな~と思った。ミッキーは、ディッキーがどんなにボンクラでも、小さい時見上げていた兄でありボクサーであり、やっぱり才能があるって思うし、一緒に夢を目指したい。それが面白くないシャーリーンは、だんだんミッキーの母親みたいになって行く。

ハタから観ていると、「ああ~、ここで周りがケンカしてちゃダメじゃん。みんながぐっと自分を殺して、ミッキーを勝たせるために一致団結するべきなんだよ」と思うけど、当事者になったらこれは難しいことだよ。

でさ、その難しいことを実際にやってのけるのが、このボンクラにーちゃんなんだよ!

ミッキーがまたディッキーにトレーナーになって欲しいと言うと、今まで助けてくれていた人はみんな立ち去る。シャーリーンも立ち去る。するとディッキーは、シャーリーンの家まで訪ねて行って、

「ミッキーはあんたが必要なんだ。ミッキーは俺のことも必要なんだ。だったら俺達両方ともミッキーと一緒にがんばらなきゃいけない!」

って言うんだよ!

で、その後、気持を入れ替えて、ヤクも辞めて、ミッキーと本当に真剣にトレーニングを始める。ここがさ~!!!なんかすごい深いのよ。軽くもなり得る、なんつの、「なんだよ~こんなボンクラが都合良く更正するわけないじゃん」って感じになってもおかしくない展開なんだけど、そこはやっぱ、クリスチャン・ベイルの鬼気迫る演技なのかなあ、信じられちゃって、マジ感動するんだよ!

タイトルマッチでは、コーナーにディッキーが付いて、シャーリーンと母親が一番前で観戦しているんだけど、母親がさ、それまでは安っぽい派手~な服ばっかり着ていたのに、少しスタイリッシュに変わっているのよ。それがなんか、母親も成長したんだな~って感じが良く出てた。その服装だけのことなのに。

で、もちろん、最後ミッキーが勝つんだけど、それが本当に感動的なんだよね。さっきも書いたように、「都合いいよな~」とか「そりゃ勝つよな~」って思わせない、本当に泣けるの!

それってきっと、登場人物がみんな、映画の中で成長して行く過程が良く描かれていたからだと思う。これに比べたら『ソーシャル・ネットワーク』なんて☆んこ☆だと思うのだが。

追記:
もちろん、母親役のメリッサ・レオもすごかったです。この人、ホワイト・トラッシュのおばさんやらせたら一番なんじゃ。あのシワとか、肌のたるんだ感じ・・・・。でもこういう人が、「女優」であって「セレブ」じゃない人なんだなと思った。整形でお直しとかしてないんだろうなって。

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コメント
「これに比べたら『ソーシャル・ネットワーク』なんて☆んこ☆だと思うのだが。」は、笑えた。
憑依型のクリスチャン・ベイルの演技力は、助演男優賞に値する素晴らしいものだったと思う。エンディングで本物のミッキーとディッキーが映し出されたが、ディッキーの喋り方はそっくりだった。人間の絆を感じる良作でした。
【2011/02/02 22:19】 URL | SHIRO #-[ 編集] | page top↑
SHIROさん、

クリスチャン・ベイルが「憑依型」って、すっごいわかる!!
【2011/02/03 09:15】 URL | チュチュ #-[ 編集] | page top↑
そうなの、あのボンクラ兄ちゃんがまっとうなことを真剣にまじめに言っててなんか感動しちゃいましたよ。シャーリーンだって偉そうにしてるけど、実際はドロップアウトでそんな立場にないよな~って思ってたのをきちんと言ってくれるし。

人間、誰かに必要とされていると思ったら変われるのかな、とか思いました。
【2011/02/10 13:16】 URL | プリシラ #-[ 編集] | page top↑
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